期限やルールなどの決まりごとがある時など、「どうせ無理だから」と思って諦めてしまうことはよくあります。そんな時、「そうだ！ダメでもともとだから話してみよう」とか、「ダメ元で相談してみよう」などと考えて行動を起こした結果、案に相違して、良い方向に進むことがあります。

私も、過去に色々な場面で「ダメ元」で行動をとったことがありますが、振り返ってみると様々なケースで功を奏していることがたくさんありました。

そんなダメ元でとった行動で功を奏した経験を、まとめました。

無料修理の交渉

まずは、無料で修理をしてもらった経験です。世の中にある多くの製品は、購入後1年間が無料保証期間となっていますが、この期間を過ぎると有償修理となるので、1年を経過したものが故障すると、「無料修理はどうせ無理だから」と考えて、有償修理に出すことが当たり前になっていると思います。

しかし、何らかの理由や事情があれば、無料保証期間を過ぎても無料修理対応をしてもらえるケースもあります。具体的な経験談は下記に記載してあります。

値引き交渉

次に値引き交渉に関する経験です。家電店などでは普段から値引き交渉はしていますが、一般の販売店などでは値引きなどをしないのが当たり前のことも多く、「この状況で値引きは無理だろう」というケースもあります。

そんな時などに、やはりダメ元で交渉して上手くいったことがあります。下記の体験はけっこうまれなケースですが、実際にあった経験です。

下記のケースは、何か特別な体験談というよりも、割と気軽に交渉して、何度も値引きに成功した例をもとに、値引き交渉についてまとめたものです。

そして同じ値引きでも、店舗で販売されている商品を購入時に交渉したわけでは無い、ちょっとレアなケースもありました。下記は、納品時の商品の欠陥をもとに、みごと値引きに成功した例です。

そして、宿泊先のホテルで、格安で豪華ルームに変更できたのも、ダメ元で交渉した結果でした。

さらに、これについては私の知り合いの体験をもとに書いたものですが、賃貸料もダメ元が大切ということです。

また、修理の対応はできないとのことで断られたブランド品の革ジャンがありましたが、通常の着脱だけで直ぐに破れてしまった経緯をもとに交渉したところ、その内容が認められて購入額の一部が戻ってきたことがありました。

これらの体験の数々を積み重ねると、結果として何万円も得した計算になりますから、ダメ元でも諦めずに行動を起こすことって大切だと分かります。

もちろん背景には功を奏さなかったケースも多々ありましたが、行動を起こしたからこそ、結果を得られたといえます。

ダメだと決めつけないで、とりあえず話してみる、相談してみる、交渉してみることが大事です。試してみることは、それほど手間がかからないことが多いですから、躊躇する方がもったいないです。

ただ、あくまで「ダメ元」なのですから、いたずらに迫ったり、威圧したり、難癖をつけたりすることは避け、あくまで、常識やマナーを守って行動をとるべきですね。

ちなみに、ダメ元のダメ（駄目）の語源は、囲碁の駄目（白黒どちらの陣地でもない領域）だそうです。