首都圏から長野に移住して十年余。変化した感覚から学ぶ長野の特徴。

長野に引っ越してから十年余が経過しました。

引っ越し直後は、都市部とは異なる環境に戸惑うこともしばしば。

しかし、時の流れと共にここでの生活にも慣れ、むしろ、「感覚」が変わりました。

その変化した感覚こそ長野の特徴そのものですね。

そこで、長野の特徴を表すべく、記事にまとめることにしました。

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寒いとは言わない

冬場は寒い。

それは、どこに住んでいても当たり前です。

でも、長野の場合、「痛い」んです。

この表現の方が相応しいですね。

よく、東京に住んでいる人が「今朝の気温は2℃でとても寒い」とか言いますが、2℃なら温かいですよ。

「寒い」って言葉に失礼です。

氷点下でもないのに寒いとかあり得ません。

冬場の早朝、山間部に行けば-10℃なんて普通。

要は、「寒い」の定義が全然違うんですね。

自動車は交通手段ではない

都内に住んでいると、自動車は交通手段と考えます。

でも、長野では交通手段というより日常必需品

自動車がないと生活が成り立たないんですね。

よく言われるフレーズに「公共交通機関をご利用ください」ってあります。

これ、都内なら渋滞や駐車場の関係で、当然とも言えますね。

だから、電車やバスに乗って目的地に行けばいいだけのはなし。

でも、長野だと「どうやって公共交通機関使うの?」って感じです。

例えば、バス路線なんか、昼間なら2時間に1本しか運行していないのはよくあること。

バスの乗り継ぎなんてしたら、移動だけで半日必要なことも。

往復するだけで一日かかるから、目的地に行ったら直ぐ帰路につかないといけません。

「公共交通機関をご利用ください」が通用するのは、ごくごく限られた地域だけなのです。

実際は非現実的なんですよ。

このように、自動車はあって当然の必需品。

単なる交通手段の1つとは全然違います。

ゴキブリってなに?

私は、ここ十年以上ゴキブリを見かけていません。

長野にも住みついているところは存在しているとのことですが、私の身近な場所には生息していません。

ゴキブリは、いわば県外生物

基本的に住めないから居ないのです。

これは、長野に引っ越してからの最大級のメリット。

ゴキブリのいない世界を求めて、わざわざ長野に引っ越す人もいるとか。

逆に、もし長野で生まれ育った人が東京に行ったら・・・。

初めて家の中で、あの黒い生命体を見たら恐怖を感じることでしょう。

クマと共存する長野

引っ越した当初、子供を連れてある公園へ行きました。

そこには、「クマ出没注意」の看板。

「こどもを遊ばせる公園でクマとはなんという世界なのか・・・」

脳みそを割られるほどのかなりの衝撃でした。

それから、飯縄方面の公園にも「クマ出没注意」の看板。

佐久市の公園にも「クマ出没注意」の看板。

高速道路の妙高SA(サービスエリア)にも「クマ出没注意」の看板。

サービスエリアに出没するって、休息所にならないでしょ。

何年も前に長野駅にクマが出没したことが、思い起こされます。

要するに、クマと共存するのが長野だということです。

いわばサファリパークなんですよ、長野は。

先日、戸隠にちょくちょく行くという人が語っていました。

戸隠では、クマはよく見かけます。
最近、クマの目撃情報がとても増加しているので騒がれていますが、戸隠では別に珍しいことではありません。
日常的に見るので、地元の人は別に騒いだりしません。

と。

首都圏にいたころは、クマは自分とは無関係な存在でした。

しかし、今では、いつ出くわしても不思議じゃない存在になっています。

天気予報はあくまで目安

天気予報に関する感覚も大きく変わりました。

東京なんかに居たときは、

「今日は傘持っていく必要あるかな」

などと気にして、天気予報をあてにしていました。

実際に、天気予報をあてにしていれば大きな問題はありませんでした。

しかし・・・。

長野は天気予報があまり当たらないのです。

急に天気が変わったり、ちょっと地域が異なるだけで全然ちがう天気だったりします。

週間天気予報なんてあてになりませんね。

選挙の公約みたいなもの。信じると馬鹿をみます。

「今週末は天気どうかなぁ」って気になって週間予報を見るとします。

月曜日に見たとき、晴天の予報で安心していると・・・。

火曜日には曇の予報になっていたりして。

水曜日には、雨の予報に変わったり。

木曜日には、晴れの予報に戻ったりと。

全くあてになりませんね。

選挙前に公約で掲げる政策と、選挙後に実際に行う政策の違いみたい。

要するに、長野の天気予報はただの目安なんです。

食材の味が格段と違う

信州はおいしいですね。

特に、地元産の農産物は格別。(ちなみに、信州はフルーツ王国とも言われています)

よく、都会の人がより良い食材を求めて産地直送品を買ったりします。

でも、「産地直送≠新鮮」なのです。

早朝出荷した農産物が、開店と同時にスーパーの売り場に並ぶんです。

新鮮なものは本当に美味。

しかも、ブランド力のある農産物もいろいろあります。

りんご、もも、栗なんか有名ですね。

蕎麦もそば粉が豊富に使われていて別格です。

都内の立ち食いソバ屋は、蕎麦ではありません。

蕎麦に似た麺類と言うべきですね。

そば粉が含まれているものと、そば粉で作ったものとでは違うのが当たり前ですからね。

満員電車はない

ごくたまに電車に乗ることがあります。

通勤時間帯の長野駅方面行きなので最も混むケースです。

でも、満員電車にはなりません。

地元の人は、満員と言うようですが・・・

都内の通勤電車を知らないんですね。

中央線、西武線、京王線、小田急線の上り列車なんか想像もつかないでしょうね。

乗車するときに、体当たりして乗り込むんですよ、都内では。

それに慣れている私にとっては、周囲の人と接触しないで乗車できるなんて満員じゃないですよ。

言葉通り、「満員=定員を満たす」なら、確かに満員電車かもしれません。

でも、私の知っている満員電車はありません。あり得ません。絶対にないです。

人がいないからです。

知り合いが多い

知り合いが多いって、親戚や友人が多く住んでいるという意味ではありません。

地域性が高く、閉じられたエリアなので、人と人がどこかでつながっているんです。

どこかで聞いたことある苗字だと思ったら、知っている人の兄弟とか。

珍しい名前が二人も身近にいると思ったら、その二人は親子だったとか。

〇〇さんって、〇〇さんのお姉さんなんだって。

〇〇君も〇〇中学だってさ。

そんな会話が日常茶飯事なんですよ。

だから、時には「なんでこの人、うちの家族のこと知っているの?」なんて驚かされることもしばしば。

まさに何万人という大家族が暮らしているみたいな感じ。

それだけ、人と人とがつながっているんです。

カブトムシが落ちている(無料)

子供のころデパートで売っているカブトムシをおねだりした記憶があります。

一匹、千円とかで売られていて、買ってもらえませんでしたが。

でも、長野だとカブトムシが落ちているんです。

クワガタなんてどこにでもいる感じ。

以前、子供が帰って来た時「カブトムシ捕まえた」と言って驚いたことがあります。

ちょっと玄関先に出ていただけだったので・・・。

聞けば、「玄関先に落ちていた」とのこと。

クワガタも同様のことが何度もありました。

捕まえようとしなくても、捕まえられる(拾える)のがカブトムシ。

買う必要なんてないですね。

以上、長野に引っ越してから変わった感覚について書き下してみました。

長野の特徴をよく理解してもらえると思います。

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