スターウォーズ完結編を観た感想。鑑賞してモヤモヤが晴れた思い。

待ちに待ったスターウォーズの完結編(スカイウォーカーの夜明け)。

やっとのことで時間を作って観に行ってきました。

やはりこれを観なければ、どうにも落ち着かない。

今までの作品を観ていながらストーリーの結末、最後を知らないなんてあり得ない話でした。

出そうで出ないクシャミみたいな感じですね。

という訳で、既に放映期間も終わりに近づいている2月も中旬、今更ながら映画館へ行ってきました。

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見どころはレイの出生

さて、この作品の見どころは、何と言っても、「レイ」の出生に関する秘密ではないでしょうか。

前作で幼少のレイが親と引き離されるシーンが出て来ていますが、「レイ」が何者であるのかは秘密にされたままでした。

実際、これが気になって、本作品を観た人も多いと思います。
レイはいったい何者なのか…。
フォースの力をあれほど発揮できる素質は、特別な血筋があるに違いない。
そう考えていた人も多いハズです。私もその一人ですが…。

ストーリの中には、レイ本人も自身が誰であるのかをよく知らない姿が描かれていますが、そんな姿を強調するシーンが作品の前半にありました。

レイがある人に名前を聞かれて、
「レイ」
と答えた直後、
「ファミリーネーム(苗字)はなに?」
と再び聞かれて返答に窮したレイの姿がそのシーンですが、本当に印象的でした。

鑑賞した人は、「いったい何者なのか?」という思いを新たにしたことでしょう。

スカイウォーカー家の血筋を引く別な人物がいるのか?
誰かに隠し子のような者がいたのか?

そんな憶測をした人も多いのではないでしょうか(私はしていました)

そして、その後「レイはいった何者?」という思いが強るなかストーリーが展開し、ついにその出生の秘密が明かされます。
(ここでは言いません。観たこと無い人が観る楽しみなくなりますから)

その瞬間、ちょっと衝撃にも似た思いが湧いて来ましたが、同時に「だからフォースの力をあそこまで発揮できるのか」と納得する思いも出てきました。

そして、出生の秘密が明かされたからこそ「どうなるのか…」との思いが強くなって行きました。(さすがに良くできている映画だ…)

敢えてストーリーは明かしませんが、「レジスタンスがもう全滅する」という絶望の淵に立たされる際どい場面に到ってから展開するクライマックスは、シリーズの最後を締めくくる出来栄えであったと感じます。

暗黒の存在シスとの最後の対決、結末、見逃せませんね。(この映画を、観てない人は必ず観ましょう)

そして全ての戦いを終えて歴史に終止符を打ったあと、最後の場面で再び苗字を聞かれたレイは、

「レイ・〇〇〇〇〇」

自身の苗字を答えた姿は凄く印象的でした。

実はこの〇〇〇〇〇は本当の苗字ではないのですが、その苗字を誇り高く語るレイの姿が、とても印象的だったのです。

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ほかの見どころは

以上のように、レイの出生の秘密をカギにストーリー展開して行くのがこの作品の骨子でもあり見どころでもあります。(だからこそ楽しめた)

しかし、見どころについて言えば、もちろんこれだけではありません。随所にキャラクターの細かな姿が描かれているところも見逃せません。

例えば、レジスタンスのレイヤ将軍ですが、前作でジェダイでもないのに、ジェダイのような能力を発揮した場面があって、疑問を持たれた人も多いことでしょう。

「レイヤは、ダースベーダ―の娘に相当する訳ですから、大きな素質を持っているからだろう…」というところまでは誰でも理解できたはずです。しかし、本作でその疑問の答えとなる場面が出てきます。

そして、レイヤの実の息子であるカイロ・レンへの思い、そしてハンソロとのつながり。

さらにハンソロと息子であるカイロ・レンとのつながり。

などなどが微妙に描写されているさまざまなシーンは、地味ながら感じるものがありました。

また、レジスタンスで最も優秀なパイロットであるポーの過去が明かされたり、無数の言語の翻訳能力を有するC3-POが、シスの言語だけは発声が禁止されるようにプログラミングされていたりと、随所に面白みを増してくれる要素がたくさん含まれていました。

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シリーズの完結

そして何より感慨深かったのは、この作品により、長い長いスターウォーズシリーズにピリオドが打たれたことです。

1970年代に最初の作品が上映されて以来、数々のヒットを生み、そのつど話題になった歴史的なシリーズ作品ですが、実に四十数年にも及ぶ長い期間を経て遂に完結を迎えた点は、どこか寂しさを感じさせました。

映画にはシリーズと呼べる作品は数多く存在しますが、これほど長い年数を隔てた作品は恐らくスターウォーズだけではないでしょうか。

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長い年月を通し、世代を隔てて愛され続けたシリーズが幕を閉じると考えた時、観終わった充実感と同時に、「ついに完結か」との別れを惜しむような思いが込み上げて来ました。

しかしながら、今回の作品が完結編と称しながら、どこかでまた続編が出る予感もします。

以前、耳にした話では、スターウォーズの原作では、更にこの後の続編が存在するとのことです。

また、本作品の最後のシーンで、レイがライトセーバーを、封印するかのように地中に埋める場面がありました。

それは、また将来、そのライトセーバーが表に出てくることを予感させるシーンでもあり、続編を感じさせてくれました。

そんな続編を期待する思いを抱いたのは、恐らく私だけではないことでしょう。

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