今も昔も変わらない、勉強ができない人に共通する10個の特徴

今さらながらのテーマですが、勉強ができない人の特徴って同じ。

今も昔も変わらず、皆に共通と言えます。

わたし自身が学生の頃も、我が子が学生となってからも、勉強できないタイプはめっちゃ酷似。

あらためて、共通する10個の特徴を挙げ、解決すべきポイントを示しました。

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1.やっているつもりになる

やっているつもりになる

って、めちゃくちゃありがちです。

やっていると勘違いするから、できたつもりになっちゃうんですね。

でも、単なる「つもり」だから、テスト結果なんかは悲惨そのもの。

答案用紙から目をそむけたくなります。

要は、「やっている」≠「身についている」ってことが分からないんです。

例えば、

ノートをひたすら書くことで満足する。
毎日、塾に通うことで勉強していると錯覚する。
安易に解答ばかり見て分かったつもりになる。

などなど。

何かをやることで、「やっている」意識を持つのですが…

結果として、「覚えていない」、「習得していない」状態はそのまま。

なので、解決すべきポイントは、「やっているかどうか」を見つめるのではなく「身についているかどうか」を見つめることです。

2.勉強にならないことをやる

また、けっこう多いのが

勉強にならないことをやる

ですね。

例えば、

勉強机の整理整頓ばかりに注力する。
ノートの記述様式を整える。
鉛筆やシャーペン、消しゴムなどの文具を整える。

などなど。

これって、焦りから来る場合もありますが、多くは勉強から逃げようとする姿勢に起因します。

勉強しなければ、って思いはあるけど勉強を重たく感じてなかなか取り組めない。(取り組まない)

でも、「何かやらないと…」と考えて、勉強につながることに励むって訳です。

勉強する環境を整えようとはするけど、所詮、勉強ではないので、学習は進みませんね。

「1時間勉強した」って言いながら、実際は、こんなことばかりが40、50分を占めていたりします。

「何それ?」って思う人もいるかも知れませんが、けっこう多いんです、このタイプ。

私のクラスメートにもいました。

だから、解決すべきポイントは、「実質的な勉強をどれくらいやれたか」を見ることですね。

3.手を広げすぎる

手を広げすぎる

のは、ある程度は勉強できている人にありがちな傾向。

勉強って少しでもやると、身につけなければという思いが沸いてくるものです。

なので、あれも、これもと欲張ってしまう。

あの参考書も、この問題集も、この単語帳も、この学習帳も全部やろう」って。

でも、実際は時間が限られているから出来ないんです。

たとえこなせたとしても、重複部分が多くて、とても非効率的。

最近の教材って色々あるから迷ってしまう気持ちは分かります。

どの教材も良いところがあるので、ついたくさん手を出そうとするんですよね。

でも、「虻蜂取らず」です。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」とも言います。

欲張らず、確実に1つずつこなす方が効果的なのです。

解決すべきポイントは、「欲張らず、教科ごとに中心となる教材をひとつ定めて取り組む」です。

4.課題や宿題をやらない習慣がある

勉強できない人は、課題や宿題をやらない習慣があります。

これって一つの法則みたいな感じです。

一般に学年が上がるに従って、学力の差が開きます。

その差を単純に、勉強できるタイプとできないタイプに二分すると…

課題・宿題をやらない人は、できないタイプとほぼ一致するんです。

課題や宿題って、オサライや復習が多いんですよ。

習ってから時間が経たないうちに再ぶ学ぶと習得効果が上がることは知られています。

だから、課題や宿題をやる人とやらない人とでは自然と大きな差が生じます。

しかも、習慣的なことなので、年月の経過と共にその差がもの凄く大きくなるんです。

解決すべきポイントは、「課題や宿題は、割ってはいけない一線と心得る」ことです。

でも、既にやらない習慣がついてしまっていたら…

そういう場合って、もう学力に大きな遅れがあって、課題や宿題をこなす学力が不足しがち。

だから、わりとできる科目・教科をまず1つ選んで、その課題や宿題だけは絶対に割らないと決意することから始めるのがいいですね。

5.学習環境や条件ばかりを気にする

勉強できない人って、学習環境や条件ばかりを気にする人が多いですね。

例えば、

「学習塾じゃないと勉強がはかどらない」
「図書館の方が静かでいい」
「自習室がいちばん学習が進む」
「カフェ店なら集中できる」

など、勉強する環境の良し悪しばかりを気にするんです。

学習環境は、その人の勉強のしやすさに影響するので気にするのは当然。

でも、このような条件ばかりを気にする人って、自分の学習スタイルが定まっていないんですよ。

つまり、学習スタイルが定まっていないのはフラフラしている証拠。

だから、「○○で勉強する方がいい」みたいに条件を常に口にしてばかりになります。

学習スタイルが定まっていれば、相応に学習成果はあがるもの。

フラフラしていれば、学習成果はたかが知れています。

また、条件ばかりを口にしている人は、学習への意欲や意思が弱い現れでもあります。

学習の姿勢に一本の強い芯のようなものを持ち合わせていれば、環境や条件は自然と二の次になります。

解決すべきポイントは、早く「自分の学習スタイルを確立する」ことですね。

6.見当違いの学習方法

これは、失敗する受験生あるあるの姿ですね。

いわゆるズレた学習方法です。

科目に無関係な例を挙げると、

ノートをひたすら書いて達成感が充満する
安易に答えを見て分かったと錯覚する
例題を解いて習得したと勘違いする

とかです。

1つ目の例の場合、覚えるという目的からズレてしまって書くという手段に終始するんですね。

充実感だけは多く味わえても、ズレた学習方法だから身に付かないのです。

他の例も同様で、的を得た学習方法でないから結果につながりません。

また、科目によっても適切な学習方法は違います。

数学を学ぶのに、ひたすら公式だけ暗記しても学力はあがりません。

公式の意味を理解した上で、実際に解く力をつけてこそ学習が進みます。

なので、解決すべきポイントは、「理に適った学習方法になっているか」を確認することです。

7.ダラダラとやる

そして、勉強できない人に目立つのが「ダラダラとやる」姿です。

端的に言えば、集中できていない。

メリハリがないとも言えます。

だから、時間は掛けていても、ピーマンみたいに中身を伴わないんですね。

授業を受けていてもボーっとしているとか。

机に向かっていても、頭の中は別なことでいっぱい。

塾に通っても在籍しているだけみたいな。

表面上は、勉強する姿をとっていても、実際はほぼ形だけってのが現実。

これでは、勉強できるようになりませんね。

なので、解決すべきポイントは、「メリハリつけて、やる時は集中してやる」ことが大事です。

8.計画性がない

計画性がない」のも、よく見られる特徴です。

一般の学校には、カリキュラムがあります。

学習塾なんかも、コースや教材に従って授業が進められます。

だから、それなりの計画が背景にあるので、自然と計画的な学習になります。

しかし、日々の学習や自主勉強などは個人の裁量に任されるので、差が生まれます。

特に、漠然と勉強するのと、計画的に学習するのとでは大差。

計画性がなければ、やっていることに対する安心感は生まれても、実効的な学習とはなりませんね。

勉強に限らず、計画的であるのとそうでないのとでは結果が異なるもの。

勉強も同じことが言えるから同様の結果を招くだけです。

解決すべきポイントは、「何をやるべきかをしっかり考えて、具体的な計画を立てること」ですね。

9.できない言い訳をする

勉強できない人は、「できない言い訳をする」ことが多いです。

テスト結果が悪いと「たまたまやっていないところが出た。」のように言います。

「テストの日は体調が悪かった。」と言うこともあるでしょう。

また、試験問題に対して「ひどいひっかけ問題だ。」などと文句を言うかも知れません。

これらは、多少の差はあっても、所詮は人のせいにしているだけ。

ろくに勉強していないから結果が悪いのに、かっこが悪いからいい訳するにすぎませんね。

体調が悪くても、できる人はできます。

ひっかけ問題も、きちんと解ける人もいます。

だから、解決すべきポイントは、「言い訳は何の解決にもならないことを自覚する」ことです。

10.時間の多少ばかり気にする

時間の多少ばかりを気にする」のも、よく見られる特徴です。

「今日は、○○時間勉強した。」
「今週は、全部で○○時間やったよ。」
「毎日、○○時間、学習している。」

などなど、時間ばかりを強調する人がいます。

これは、勉強する目的から少しズレてしまい、時間を目標にしてしまう傾向にあります。

学力を付けようと思えば、勉強時間を確保することはとても重要。

でも、時間にとらわれすぎると「実質的な勉強より費やす時間」を重視しすぎることになり、本末転倒にすらなってしまいます。

時間を費やすことは大切ですが、時間自体は目標ではありません。

解決すべきポイントは、「時間に見合った学習内容になっているか」を確認することです。

やる気スイッチが入ってこそ

以上、勉強できないタイプの特徴を10個あげてきました。

よくよく見ると、これらはスポーツができない人や仕事ができない人にも通じることが多いですね。

そして、その根底にあるものは、対象となる物事(勉強、スポーツ、仕事など)に対する思いがどうかです。

勉強で言えば、勉学に対する姿勢がどうか。

言葉を変えれば、「やる気スイッチが入っているか」です。

スイッチが入っていないと、多くの場合、楽な方に逃げます。

楽な方に向かえば、

やっているつもり(形だけやる)になったり、
勉強にならないことをやったり、
だらだらとしたり、
宿題や課題をやらなかったり、
できない言い訳をしたり、

します。

だから、「やる気スイッチを入れること」が一番重要。

でも、これが難しい…。

とは言え、解決策はこれしかないですね。

やる気スイッチを入れましょう!!

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