ブログ運営は商品開発に似ている。ブログ成功のカギは商品開発をイメージする中にある。

ブログを運営していて、最近感じることのひとつに、ブログ運営はどことなく商品開発に似ているところがあります。

ブログ運営は商品開発に似ている

ブログを運営する目的は、運営者によって様々あるとは思いますが、あらゆるブログで共通することは、少しでも多くの人に読んで欲しいという点でしょう。

一方、商品開発は、利潤を追求する企業などが、どうすれば売れる商品を作り出せるかを考えて実用化して行くもので、願うところは少しでも多く販売してより多くの利益を上げようとするところです。

これらブログ運営と商品開発とでは、ブログの読者を増やそうとする点と、商品を多く販売して行こうとする点を接点として、色々な共通点があります。

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市場調査

まず市場調査ですが、ブログの場合は、どんな記事が読まれるか、どんな話題に人気があるか、どんな情報が求められるかなど、ブログを読もうとする需要を意識します。

それこそ、プロのブロガーともなれば、それが収益に直接かかわるので、市場調査は必至であり重要となります。

一方、商品開発は、どんな商品が売れるのか、どのような製品が求められるのか、どんな分野が伸びるのかなど市場調査をして、需要がどの程度あるかを調べて、実際の商品開発に結び付けて行きます。新規開発する商品の規模が大きければ大きい程、市場調査の役割は大きくなります。

商品製造

ブログで、どんな記事にしようかが決まれば、次は実際に記事を書くことになりますが、タイトルはどうしようか、文章構成はどうするか、などを考えて、少しでも良い記事を書こうとします。

記事の内容こそが、ブログの価値を決めることになりますから、質の高い記事にしようとするのは当然です。そして、そういった記事の積み重ねが、ブログとしての評価を高めて行くことになります。

一方、商品開発では、具体的に開発する商品が決まれば、設計や試作、試験を経て商品を具体的に生産するわけですが、その過程で、少しでも良い製品を作ろうとします。

商品がどれだけ優れているかによって、実際に売れるかどうかが決まりますし、販売実績が多ければその分だけ、メーカの実績にもなり、メーカの評価にもつながります。

商品改善

ブログでは、過去に書いた記事を改善するために、文章を修正したり、不足した情報を書き加えたり、新たな情報を追記したりして、記事の品質を維持・向上しようとします。

また、過去のヒントに新たな記事を作ることもひとつの改善です。

このような改善により、読者に対してよりよい情報を提供することができ、読者の拡大につながります。

製品開発の場合、バグなどがあれば修正したりしますし、後継機種を開発する時には、既に商品化した製品に新たな機能を追加したり、性能向上をはかったりして、より良い製品にしようとします。これにより、製品販売の維持・拡大をはかろうとします。

ヒットが不明

ブログでは、「この記事はとてもよく書けたのできっと読まれるだろう」などと予測して投稿しても、期待に反して全然読まれないことがあります。

逆に、この記事は、あまり読まれないのではと考えていても、予想に反して大反響となることもあります。

いずれの記事も、読んで欲しいとの思いで書くものですが、書いた時の予想とは全く違う反応となることは、とてもよくあることです。

一方、商品開発でもヒットする商品を目指して良い商品を作るものですが、当初の見込みほど売れないものもあれば、それとは逆に想像もしていなかった大ヒット商品になることもあります。

実績は強み

ブログでは、実績を積み重ねて良い記事が増えていったり、ブログとしての知名度が上がったり、ブログとしての完成度が上がってきたりすれば、それに応じてアクセスも伸びます。

どんな良い記事を書いても実績がないとなかなか注目もされませんし、検索エンジンにも評価されにくくなります。

視点を変えれば、実績のないブログの場合は、単純には評価されにくいので、オリジナリティを出すことが求められます。

製品開発の場合、実績のある企業や有名な大手企業などが有利です。トヨタが新たな車種を市場に投入すれば、消費者は安心して買いますので販売数は自然に伸びて行きますが、日本において全く販売実績のない海外のメーカが新車を新たに日本市場に投入しても、なかなか販売台数は伸びないものです。

仮に実績のないメーカなどが新たに市場を広げて行こうとすれば、独自性が求められるものですが、そういう姿は、成功しているベンチャー企業の姿を見ればよく分かります。

商品開発を意識

今まで見てきたように、ブログの運営と商品開発は共通点がとても多いことが分かります。換言すれば、ブログ運営を成功させようとした場合、商品開発に置き換えて分析してみると、そこに成功の糸口があるといえるでしょう。

要は上記にあげた例のように、市場調査という視点で「読者に求められる記事であるかどうか」を見つめ、良い商品を作るとの視点で「質の良い記事になっているか」を考え、より良い商品を提供しようとの視点で「過去記事をどう改善すべきか」を検討して行くことがポイントとなります。

ブログ一つ一つの運営を、商品開発に当てはめて見た時、何かしらのヒントがそこに見出せるもので、それら商品開発をイメージしてブログを地道に継続して行く中で、少しずつ実績が積み重なり、ブログの成長につながって行くことでしょう。

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