日頃から走り慣れている道路や、抜道や裏道を知っている地域を走行する場合は、渋滞に巻き込まれないような運転はそれほど難しくありません。
しかし、あまり走り慣れていないような地域を走行する場合は、渋滞に巻き込まれやすくなります。
そんな時、ちょっとした心掛けを持っていれば、渋滞を回避して快適なドライブができます。
目次
走り慣れない地域だと
普段から走り慣れている場合、どこの道路がどのように混雑するのかは予測しやすいですし、渋滞を回避する術も結構知っているものです。
また、何度か走ったことのあるような道路は、裏道や抜道情報を得ておけばあまり困ることもないでしょう。
もし、裏道や抜道がよく分からなければ、自分自身で裏道や抜道を見つけ出すことも出来るかも知れません。
しかし、始めて走行する道路など、走り慣れていない地域に足を運ぶ場合は、予期せぬ渋滞に出くわして、余計な時間的ロスを強いられてしまうことがあるかも知れません。
そんな時のために、渋滞に巻き込まれないようなコツ・心得を身に付けておくことが大切です。
心掛けたいこと
実際に私が日ごろから心掛けている、渋滞回避策は何点かあります。
これは、普段から走り慣れている道路にも応用が利く、基本的な心得でもありますから、常に身に付けておきたいところです。
ルートの選択に当たって
さて、まず渋滞に巻き込まれないようにするために最も大切なことは、渋滞しないルートを選ぶことです。
目的地が比較的近い場合や、走行するルートの選択幅が少ない場合は、あまり関係ありませんが、一般的にはどのルートを通るかが大きなカギを握ります。
ルートを選ぶ場合の基本的な考えは、「市街地を迂回するルート」と「信号の少ないルート」を選ぶことです。
市街地を避けるルートを選ぶ考えは、当たり前と言えば当たり前ですが、幹線を利用することで満足してしまうケースが意外とあります。
幹線は一般のルートよりも速く走れる傾向にありますが、すべての幹線が速く走れるルートとは限りません。
市街地を通る幹線は渋滞しやすいですし、信号も多くなります。また、片側複数車線の幹線ですら、場合によっては大きな渋滞を招くことがあります。
従って、市街地など混む地域が本当にルート上に含まれていないか、また、信号が多いルートを含んでいないかをよく確認することが大切です。
バイバスと称していても、市街地からあまり外れていない道路も多くあります。
一本や二本だけルートをずらしたところにスムーズに流れるルートが存在していることもけっこうあります。
また、走行ルート検討に当たっては、距離の最短ルートが時間の最短ルートとは限らないことも念頭に入れておきましょう。
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ナビ情報を事前に分析
ところで、最近のナビを利用すると、渋滞など道路の状況に関する様々な情報を入手できますが、これらの情報を漠然と見るのではなく、早目に分析して事前に対応することが大切です。
渋滞情報は時間変化を意識
まず、渋滞情報についてですが、単に進行方面の渋滞の場所と規模を見るだけではなく、その時間変化を意識することが大切です。
渋滞が始まったばかりで悪化する方向に進むのか、渋滞が収束する方向に向かっているのかによって、迂回する必要性が変わってくるからです。
工事・通行規制は事前に予期
次に、工事や車線規制、通行規制に関する情報ですが、これらはいずれも渋滞を招く要因ですから注意が必要です。
特に、これらの情報がある場合、どの程度の渋滞を招くかどうかは不明な場合が多いですし、情報からは読み取れないような予想外の渋滞が発生している場合もあります。
従って、何よりもまず現場に近づく前に渋滞を予期しておくことが重要で、現場に近づく前に迂回の要否を早めに、且つ正確に判断できるかどうかがカギになります。
もし、目的地の途中に工事や車線規制があることが事前に分かっている場合は、予め当該地点を避けるような走行ルートにしておく方が良いかも知れません。
事故があれば影響が最大の場合を想定
更に、注意したいのは事故情報です。事故は予告なく発生しますし、事故の規模や内容によってもその影響は大きく異なります。
全く渋滞に影響しない場合もあれば、大きな渋滞を招く場合もありますから、事故の影響が最も大きい場合を想定した行動を取っておくのが無難です。
また、発生したばかりの事故の場合は、直ぐにはナビの情報には現れません。不可解な突発的な渋滞発生の場合は、進行方向で事故が発生した可能性があります。
そんな時は、状況を見た臨機応変な対応をしましょう。
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スポットの渋滞には
渋滞には、渋滞情報に反映されにくい局所的な渋滞があります。大型商業施設への駐車待ちの渋滞や、右折待ち車両が多いことによって生じる渋滞などがその典型的な例です。
片側一車線の場合、前方の様子がよく分からず、急に進まなくなるような状況になりますから、起因するような大型商業施設や右折車が多いような交差点などが存在し得るかどうかの判断が必要です。
可能性が高い場合には迂回路を見つけて通ることが有用です。
また、片側二車線以上の場合は、左車線のみが詰まる(駐車場入り口渋滞)場合や、右車線のみが詰まる(多数の右折車両)場合が生じることから状況が分かります。
しかしいずれも、渋滞を認識してからでは後手を踏みますから、前もって予測して、混まない方の車線に車線変更しておきたいものです。
そのためには、駐車渋滞を招きやすい大型商業施設や、右折で詰まるような交差点の存在を常に意識して走行したいものです。
仮に、自分自身が右折する必要があって、右折待ちで長い時間待たされるようであれば、思い切って右折せず、左折を3回、或いは前方でUターンしてから左折する方法も選択肢として頭に入れておきたいです。却って早く進めることもあるからです。
以上が私が日ごろから頭に入れている心掛けです。
抜道や近道を知る方法と合わせて、日頃の運転の心得としてちょっと頭の片隅に入れておきたいですね。いざと言う時には、かなりの違いになると思います。