色々な料理をしていて感じることは、もっと楽に料理ができないかということ。
しかし、よくよく考えてみると、下ごしらえが料理の多くを占めていて、下ごしらえさえ済めば意外と簡単なものだということが分かります。
中でも、野菜については肉類とは違って種類が多いだけでなく、切り方のバリエーションも豊富で、下ごしらえには特に手間が掛かります。
そんな手間が掛かる野菜の下ごしらえですが、いろいろな調理器具をうまく利用すれば、調理の効率も上がり、手間を大きく省くことができます。
実際に我が家でも、下ごしらえを楽にこなすための工夫をしていますが、そんな数々の方法を紹介します。
野菜は手間がかかる
私が最初に、野菜の下ごしらえに手間が掛かることを強く実感したのは、筑前煮を作った時のことでした。
筑前煮の材料は、鶏肉以外は全て野菜ですが、ニンジン、里芋、ゴボウ、シイタケ、レンコンなどを切りそろえているだけで時間を取らます。
料理をしているというよりも準備をしているだけという感覚がありました。
根野菜などは全て皮をむく必要がありますが、汚れが残らないようにキレイにむくには手間が掛かります。
また、皮を剥いた後も、切りそろえなければいけませんので、その手間もバカになりません。
やっとのことで野菜の準備が終わった時に感じた素直な気持ちは、「後は煮るだけだ」という思いでした。
そして、 同時に感じたことは、
「下ごしらえが終われば料理は終わったも同然」
という感覚でした。
殊に野菜類は、 食材の大きさや形状、固さなども異なりますし、切り方を工夫しなければならないケースもあります。単純な作業で済まないケースが多くて、とても手間が掛かります。
逆に言えば、野菜の下ごしらえを楽に済ますことができれば、 料理の手間暇を格段に軽減することができます。
調理器具は豊富
さて、料理の基本の道具と言えば包丁とまな板ですが、これだけでは料理の効率は上がりません。
料理はどんな家庭でも日常行っていますから、みんなが役立でるような便利な調理器具などの商品は、包丁やまな板以外にも無数あります。
料理の効率を上げるためにも、こうした便利な調理器具などのグッズを利用しない手はありません。
例えば、ピーラーなんかは分かりやすい例ですが、安価でありながら皮をむくのに特化した道具であるため、どんな家庭にでもある道具のひとつです。
包丁を使うよりも作業性が良く、効率もあがるだけでなく、怪我をしにくい構造ですから、使わない方がおかしいくらいです。
我が家でも当たり前のように使っていますが、作業効率を上げるためにも複数用意しています。
複数用意しておけば、複数の食材に使う場合などに、いちいち洗わずに済ませやすいですし、野菜の固さで使い分けたり、大きさや形状で使い分けたりすることもできます。
ピーラーのような安価なグッズは複数購入するのも難しくありません。
複数そろえることで色々と使い方の幅が広がりますので、とても便利です。
この他にも調理用バサミやカッターなどなど、ちょっとした便利グッズなどは無数あります。
ちょっとした調理器具でも、どのように揃え、どのように使うかによっても効率に差が生じます。賢く選択して、賢く揃え、少しでも楽に料理をしたいものです。
我が家で使う器具
では、我が家で実際に使っていてとても役立っている調理器具を紹介しましょう。
まず、とてもシンブルでありなが手軽で便利なスライサーです。
これは、野菜をスライスさせて好みの形状に切る場合に適しています。
包丁を使った場合、切りたい形状に合わせて包丁さばきを変えなければなりません。
しかし、このスライサーを使えば、刃の部分が切りたい形状に合わせて作られていますので、対象となる野菜を繰り返しスライスするだけで済みます。
好みの形状に合わせて、刃の部分を交換すれば、色々な切り方に対応できるのが良いところです。
このスライサーは手で作業をしますので、少しは手が掛かりますが、包丁で切りそろえることを考えればとても楽です。ちょっと切って、直ぐにしまえて手軽なところがポイントですね。
次に紹介するのは、電動のスライサ・カッターです。
簡単に言えばミキサーのようなものですが、構造的には手軽に使えるものなので、我が家ではキッチン台に常設して使っています。
用途としては専らみじん切り用に使用していて、中でも玉ねぎのみじん切りにはとても重宝しています。
みじん切りの場合、細かく切らなければいけない分、どうしても手間が掛かります。
また、ハンバーグなどを作る時は作る量も多くなりますので、包丁などを使っていては大変です。 その点、この調理器具を使えば一瞬でみじん切りにしてくれますのでとても役立っています。
しかも、容器と蓋と、刃が本体から簡単に外せて、それぞれ分けて洗えるので、扱いもとても簡単なのです。
背丈も低いため重厚感がなく、キッチン台に置いたままにしやすいことも使いやすい点のひとつです。
更に我が家の強い味方になっているのが、T-fal 社製のフレッシュエクスプレスです。
これは電動式で動作する器具で、刃の付いた円形のバーツ(ドラム)が回転することで、野菜をスライスしてくれます。
この円形バーツ(ドラム)は数種類あって、スライスしたい形状に応じて交換して使うようになっています。
この器具の長所は、電動式であるためスピード感があり、大量の食材を短時間で処理してくれる点です。
我が家でも、大根やキュウリ、人参などの千切りに頻繁に使っていますが、とても役立っています。
特に料理をまとめて作る場合などには、多くの野菜を一瞬で処理してくれますので、ものすごく効率があがります。
気になるのは手入れの手間ですが、実は刃のついた円形のバーツ(ドラム)と、野菜を入れて処理するパーツ(透明部分)は、本体から簡単に外れますので、簡単に洗うことができ、とても扱いやすい構造になっています。
その上、本体は小型で場所を取らないため、我が家ではこの器具についても、キッチン台に常設して使っています。
まとめ
以上、野菜の下ごしらえをする際に、我が家で作業効率を上げるための方法や調理器具を紹介しました。
野菜を大きく切る場合は、割と簡単ですし、手間もかかりませんが、 細かく切る場合は複雑ですし、手間もかかります。
そんな手間の掛かる作業に対して、便利な調理グッズを有効に使えば、大幅に手間を省くことができます。
我が家で用いているグッズ以外にも、世の中では便利な商品が溢れていますから、あなたの用途に適してものを再考してみては如何でしょうか。
考える上で大切なことは、もちろん作業効率ですが、忘れてはいけないのが洗浄や手入れが簡単かどうかです。
どんなに便利なグッズでも、洗浄や手入れが複雑で大変だと、総じて見れば効率的とは呼べないものもあるからですね。