同じ職場の人が心筋梗塞で急遽入院。心筋梗塞は高齢者だけではない。

本年、同じ職場の59歳の方が心筋梗塞で急遽入院したことがありました。

入院の知らせを聞いた時は、「まだ若いのに?」という感覚で、俄かには信じられませんでした。

同じ職場の人が心筋梗塞で急遽入院した

定年を迎えた訳でもなく、現役の会社員が心筋梗塞になるなんて聞いたことも見たこともありませんでしたので、意外な感じだったのです。

実際に、その方は肥満体質でもなく、普段とても元気で健康管理もしっかりしていそうだったので、なおさら意外でした。

結果としては、胸部を切開する5時間に及ぶ手術を受け、2週間の入院、更に2週間の療養を経て、無事に職場に復帰することができました。今では通常通り業務に従事しています。

50代でもこんなことがあり得るのなら、そのうち自分にも関わってくることだと感じました。

他人事ではない、もしもの為を想定しておかなければとも思い、その方に色々と話しを聞いてみました。

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兆候はあったが

何か自覚症状は無かったのか尋ねてみたところ、「振り返ればあれがそうだったのかと思うことはあった」とのことでした。

夜寝ている時に胸の痛みを感じて目が覚めた。
時々、背中から首のあたりが重い感じがした。
同年代の人と山歩きに出かけると、疲れてしまって、周りの方のペースについて行けてなかった。

このような兆候・サインはあったそうですが、見逃してしまっていたのですね。

しかし、このようなサインで実際に気付くことができるのだろうかと、ふと考えた時、気付けないのも無理はなく、自分が同じ立場なら、やはり気付けなかっただろうと思います。

また、健康診断で兆候は無かったのか聞いてみたところ、X線、心電図、血圧、血液検査とも、特に異常と見られる結果はなかったそうです。

ちょっと調べてみたところ、これらの検査では、心筋梗塞の兆候は現れにくいようです。

大手術に及ぶ

手術では、3箇所の血管がつまっていたため、切開する方法しかなかったそうですが、これがもし1ヶ所だけであれば、切開などせずに血管にくだを通して処置する方法も可能だったそうです。

脚部から自身の血管を切除して移植したそうですが、脚部を見せてもらったところ、切開した傷跡は生々しく40cmにも及んでいました。

痛々しい傷跡で、外見上も目立つので、何かと不自由ではないかと思うと同時に、胸部も同時に切開するような大手術とは、どれほど大変だったであろうかと思い、このような手術は絶対受けたくないと感じました。

若くてもなる

聞けば、心筋梗塞で入院していた人が他に何人もいたそうですが、皆んな高齢者ばかりで50代はその人だけだったとのことです。

しかし、調べてみたところ、数年前、有名なサッカー選手が30代で急遽亡くなられた原因は、急性の心筋梗塞であったとのことですし、若い人でもけっこう心筋梗塞になる場合があるということで、驚きました。

高齢になればなるほどなりやすいのだなぁと思う反面、若いからならないわけでは無いようなので、健康管理には常に気を配らなければいけないなと改めて自分に言い聞かせました。

心筋梗塞の直接的な要因は動脈硬化を進行させることですね。

具体的には、肥満、運動不足、高血圧、睡眠不足、ストレス、中性脂肪、コレステロール、喫煙、等々色々あるようですが、結局、万病のもとになる要因が多く起因するんですね。

よくよく話を聞けば、お酒は毎日のように飲んでいたそうで、日頃から脂っこい食べ物が好きだったそうです。

そして、「血液中の中性脂肪やコレステロールが標準値を外れたりしたら、生活上支障ないからと放置したままにせず、必ず処置して改善すべきだ」と言っていました。

生活習慣って大きいことだなぁと痛感し、予防こそ最大の治療なのだと深く考えさせられました。

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