サツマイモのツルを食べたことがあるでしょうか?近くに農家のある方や、自身で栽培されたことがある方は別として、食べたことが無い方も多いのではないでしょうか。実際に私も、長野に引っ越してくる前までは、サツマイモのツルを食べるという感覚は全くありませんでした。
先日、さつまいもを栽培しているところから、たくさんのサツマイモのツルを頂いたので、さっそく調理して食べてみることにしました。
色々な調理方法
実際にネットで色々調べてみると、サツマイモのツルの調理方法などはたくさん載っていて、けっこう食べらていることを知りました。現実には、捨てられているのが大半で、農家や自家栽培をしている方くらいしか食べる機会はないようです。
ネット上には色々な調理方法があり、食べたこともないものなので、どの調理方法にすべきかを悩みましたが、簡単な煮つけのようなものがいいのではと考えて、特にレシピも見ないで独自に作ってみました。
実際の調理
私が実際に作ってみたのは以下のような方法です。
<材料>
サツマイモのツル:10本
砂糖:こさじ1
醤油:小さじ1
みりん:小さじ1
だしの素:数グラム
水:適量
<作り方>
(1)サツマイモのツルを、3~4センチ位の長さに切る
(2)水に(1)を浸して、よく洗う。
(3)鍋に水を入れ(2)を入れて強火にかける。
(4)沸騰したら弱火にして15分ほど煮る。
(5)柔らかくなったのを確認して、全体が浸るくらいの煮汁を残してあとは捨てる。
(6)砂糖、醤油、みりん、だしの素を加える。
(7)煮汁が蒸発するくらいまで煮込んで出来上がり。
実際に食べてみると、フキの煮物を食べている感じの歯ごたえで、フキよりも柔らかく、癖のない味で、けっこうイケてました。食材そのものは茎を食べている感じですが、癖がないぶんだけ調味料の味が出せて、付け合わせに合うような感じです。
これだけをメインのおかずにするのはちょっと向いていませんが、一品何かを添えたい時にはすごく向いていると思いました。ご飯と一緒に食べると食が進むような感じです。
気になる栄養価ですが、食物繊維の他にたんぱく質やビタミンなどもけっこう含まれているとのことです。特に食物繊維はかなり多く、食べていても歯ごたえで分かるくらいで、フキよりも豊富とのことですが、スジがあって食べにくいということはありませんでした。
癖のない食材なので、料理方法によっては色々な可能性があり、とても有用だと感じました。普段なかなか食べる機会がないサツマイモのツルですが、一度食べてみてはいかがでしょうか。今まで捨てていたような方も、一度、何か作ってみることをおススメします。今回はツルを食べてみましたが、サツマイモは葉も食べられるそうです。機会があれば試してみたいと思います。