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家庭で刺身料理にひと工夫させるなら「ルイベ」がいい。

新鮮なお刺身を温かいご飯と一緒に食べたいと思うことってよくあると思います。

そんなお刺身料理ですが、生の海産物を下ろして盛り付けるものなので、料理としては、切り方を変えてみたり、軽くあぶってみたり、オリジナリティのある醤油を用いたり、野菜などの付け合わせをアレンジしてみたり、すること位しかできません。

手軽に食べられるルイベ

従って、食事の準備としては簡単でいいのですが、ともすれば、何の工夫のないただの盛り合わせということで、マンネリ化したり、飽きてしまったりする面があるのを否めません。

そんな時にちょっとしたひと工夫となるのが、ルイベとして食べることです。

ルイベとは

ルイベといっても中には知らない人もいるかと思いますが、語源はアイヌ語で「凍った魚」を意味します。つまり、ルイベはアイヌ地方でサケやタラなどを凍らしてスライスするところから始まった食べ物て、北海道地方などでは、よくそのような食べ方がされています。

簡単に言えば、お刺身を凍らしてシャーベット状のままで食べる料理のことですが、北海道などでは通常のお刺身と同じように、お皿に盛り付けられたルイベを、ひとスライスずつ、わさび醤油などに付けながら食べます。

ルイベの良いところは、食べる前まで凍らしておくので、鮮度劣化の進行を最小限に抑えられることと、独特の歯ごたえ・食感を味わえるところにあります。

誰でも食べたことはある

私が最初に食べたのは、大学時代のアルバイト先の飲食店内でしたが、普通の刺身とは歯ごたえが違うことから、何かちょっと別な物を食べているという感覚がしました。

ロの中でとけてしまえば、普通の刺身とはほとんど変わりはなく「刺身を凍らしただけ」とも言えなくはないのですが、単なる刺身とは違う独特なものを感じました。

こんなルイベですが、実は、同じような食べ方は誰でも一度はしているものです。「夕食のために買っておいた刺身が、冷蔵庫に保存していたら凍ってしまった」というような経験は誰でもあるかと思います。

そんな時、「せっかくのお刺身が、凍ってしまった」と残念な思いをして、仕方なく凍った状態の刺身を、そのまま食べたことがある人もいることかと思います。しかし、たとえ残念な思いを抱いたとしても、それをおいしくないと感じた人はあまりいないのではないでしょうか。

お刺身は生で食べるものとの固定観念を持っていると、凍ってしまったことを残念に思って、美味しく味わうことが出来ないのかも知れませんが、実はこのような食べ方に近いのがルイベなのです。

凍ってしまったお刺身を食べる時、視点を変えて、元から「凍らして食べる物」との思いに立って食べてみると、けっこう味わえるものだということが分かるかと思います。

具体的には

さて、具体的なルイベの作り方ですが、全く難しいものではありません。基本的に、下ろした生の魚をスライスしない状態のまま、ラップにくるんで冷凍庫に入れるだけです。そして、食べたい時に取り出して、包丁でスライスして、お皿に盛りつけるだけです。

食べる時に口の中で自然に解凍するように、スライスは可能な限り薄いほうが望ましいです。また、凍っていて固いですから、包丁の扱いには注意すべきです。魚の種類や冷凍状態によっては、少しだけ自然解凍させてから切る方がいい場合もあります。

刺身を改めてルイベとして食べてみると、「こういう食べ方もあるものだ」と、何か新鮮なものを感じられることでしょう。鮮度を保ちやすい冷凍保存をするものなので、前の日に買っておいた刺身を、次の日の朝食にルイベにして食べるというのも、結構いけると思います。

意図的に凍らして食べるお刺身「ルイベ」、ぜひ一度、試してみて下さい。

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