小布施町はとても小さな町ですが、歴史もあり有名な栗の産地でもあり、長野市からもアクセスしやすいことや、周辺にも色々な観光地があることから、多くの人が訪れる情緒ある観光地です。
小さな街並みの中に、個性豊かな小さな店が立ち並び、また通りも歴史を感じさせる風景が続き、街内を歩き回るだけでも、有意義なひと時を送ることができます。
そんな小布施町を訪れたら、ちょっと足を延ばしてみたい温泉が「あけびの湯」です。
気軽で手軽な温泉
あけびの湯は、小布施温泉とも呼ばれ、小布施を代表する温泉になっています。
小布施の中心地からも1.5kmほどの場所に位置しているため、車なら中心街からすぐに移動できます。
たとえ徒歩でも無理なく移動可能な距離ですから、観光で訪れたついでに足を延ばすのにはとても適しています。
入浴料金も大人1回600円とリーズナブルですし、飲食施設やちょっとした休息場所なども整っていますから、湯上りに食事をしたり、ちょっとお茶をしたりするなんてことも気軽にできます。
更に、ゲームコーナーやおみやげコーナー、景色を展望できるカウンターもありますから、息抜きするのにも向いています。
浴場は決して広いとは言えませんが、屋内浴場に加えて露天風呂があり、更にサウナも備えているので設備としては充分です。手軽に足を運べる環境とあって、観光地でありながら地元の方も多く利用している姿が見られます。
源泉は地元の小布施で、成分は硫黄・カルシウム-ナトリウム塩化物泉となっていて、慢性皮膚病、高血圧、糖尿病、冷え症、神経痛等に効能があると言われています。
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景色がよい
さて、この温泉の一番の魅力は何かと言えば、なんと言っても景色を楽しむことができる点です。
というのは、この温泉施設は街はずれの小高い丘に位置していて、浴場が大きなガラス窓で覆われていることから、西方の景色を一望できる構造になっているのです。
ちょうど、浴場の位置からは、斑尾、妙高、黒姫、戸隠、飯綱といった北信五岳の山々を一望でき、よりいっそう旅の気分を盛り上げてくれます。
また、南西方向には長野市が位置しているため、長野の街並みを望むこともできます。先日などは、11月に毎年長野市で行われる花火大会の様子を遠方から見ることができ、とても気分爽快でした。
浴場から出た場所に、休息場となるスペースもありますし、カウンター構造となっている展望場所もありますので、風呂上りにそこから景色を楽しみながらくつろぐことができます。
せっかくの観光地
小布施は、地味な観光地でありながら、他にはない個性のある街として訪れる価値のある場所です。
せっかく観光で訪れるのであれば、中心街からほんの少し足を延ばすだけですし、銭湯感覚で気楽に入ることができる温泉ですから、ぜひ足を延ばしたいものです。
あけびの湯は、日帰り温泉として利用するのはもちろんですが、宿泊施設も兼ね備えているため、信州旅行の宿泊先の1つとして利用するのもひとつの手です。