オブセ牛乳キャラメルの味・値段・成分・由来・購入方法など全てまとめ

オブセ牛乳キャラメルはまだ知名度の低い商品ですが、オブセ牛乳を利用した商品の1つとして定着しつつあります。

そんなオブセ牛乳キャラメルがどんな商品であるかが分かるように、豊富な写真と共にその全てをまとめました。

オブセ牛乳キャラメルの全てをまとめました

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オブセ牛乳キャラメルとは?

オブセ牛乳キャラメルは、小布施で生産されているオブセ牛乳を原材料に使用して作ったキャラメル菓子です。

原材料に使用されているオブセ牛乳は、創業70年を迎えようとしている地元小布施で生まれた牛乳で、こだわりの製法から作られる牛乳は濃厚な味わいで深みのある風味を伴い、量産される一般の牛乳とは明らかに違います。

オブセ牛乳は、その美味しさから私も好んで飲んでいますし、以前このブログでも紹介しましたが、飲むだけで美味しい、一度は飲んでおきたいおススメの牛乳です。

この牛乳は、小布施町を始め近隣の長野市などでもとても評判で、地元にある学校の給食にも出されているそうです。

さて、このキャラメルを実際に商品化したのは牛乳メーカであるオブセ牛乳ではなく、長野市にある株式会社マルイチ産商です。

マルイチ産商は、地元の長野に根付いた地域性の高い業者で、オブセ牛乳の質の高い味わいに目を付け、菓子製造の実績のある宮田製菓株式会社と共同開発して、2017年(平成29年)3月7日に発売を開始しました。

発売開始に当たってのニュースがマルイチ産商から公開されていますので、興味ある方はこちら(https://www.maruichi.com/news/assets/newsimages/ir00404-1.pdf)をどうぞ。

<成分など商品の詳細>

では、オブセ牛乳キャラメルがどんな商品であるかを具体的に見て行きましょう。

オブセ牛乳キャラメルは、味などによる種類などは無く、ミルク味の一種類だけです。

成分

成分は、商品の包装に記載されているように、次の通り(1袋100g当たり)です。

エネルギー 428kcal
たんぱく質 2.0g
脂質 11.7g
炭水化物 78.6g
食塩相当量 0.6g

まるまる1袋食べると、軽食くらいのカロリーがありますし、脂質もけっこう高めですから、体重が気になる人は食べ過ぎに気を付けた方がよさそうです。

カロリーと脂質には気を付けたい

原材料

原材料は、商品の包装に記載されているように、次の通りです。商品の分類としては、水飴、乳等を主要原料とする食品ですね。

砂糖
植物油脂
牛乳(長野県産)
食塩/乳化剤(大豆由来)
ソルビトール
香料

上記で、「牛乳(長野県産)」とありますが、これがいわゆる商品名にもあるオブセ牛乳のことです。

なお、牛乳を使用してはいますが、オブセ牛乳キャラメルの商品としては、製造から1年間が賞味期限になっています。

アレルギー成分

気になるアレルギー成分ですが、加工食品のアレルギー表示義務がある特定原材料7品目の卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生の中では、乳(乳製品)が使われています。

また、特定原材料に準ずる、表示が推奨される20品目のあわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンの中では、大豆が使われています。

要するに、アレルギー成分には、乳(乳製品)と大豆が使われています。

これは、オブセ牛乳を使っていることと、大豆に由来する食塩や乳化剤を使用しているからですね。

分量

オブセ牛乳キャラメルの分量ですが、一袋100g入り(包装込)です。パッケージにそのように記載されています。

一袋100g入り。実際に量ってみたら107gを指した。

公式サイトには一袋12個入りと書いてありますから、キャラメル1個あたりに換算すると、8g余です。

しかし、実際に私が購入した商品は確かに100g(実際は少し多め)でしたが、17個(粒)入っていて、一個当たりの重量はおおよそ6gでした。

小粒でも数量が多い方が良いと感じたので、改良されたのかと思います。

一粒の重さは約6g

一般に販売されているキャラメルと比較すると、ちょっと分量的に少ない感じもします。

実際に商品を手にすると、小柄なパッケージという印象がありました。

ちなみにキャラメル一粒の大きさを測ってみたところ、10mm x 20mm x 24mmくらいでした。ちょっと丸みがかったところもありますから目安ですが。

ネットなどではまとめ売りなどで複数の包装商品を販売している形態はあるようですが、商品のパッケージとしては、あくまで100gの包装形態だけです。

個々のキャラメルは粒ごとに小さな包装がされています。

17個入りで、一粒一粒が包装されている

値段

さて、気になるお値段ですが、開発元のマルイチ産商が公開している情報によれば、希望小売価格は200円(税抜)になっています。

キャラメル1個当たりに換算すると、1粒当たり16.7円(12個入りの場合)、11.8円(17個入りの場合)です。高くもなく安くもないってところでしょうか。

さすがに大量生産されているキャラメル類と比べるとちょっと高い感じがしなくもないですが、それでも価格差はわずかといえるでしょう。

実際に私が普通のスーパーで購入した時も、214円(消費税8%込)でしたから、通常はこのくらいの値段と考えておけばよいでしょう。

ひと袋、長野市内のスーパーで214円(税込)だった

ネットなどでも販売されていますが、送料を含めるとどうしても高くなってしまいます。

まとめ買いや他の商品と合せて送料無料にすればお手頃な価格になるでしょう。

ネットでは、Yahooショッピング、アマゾン、楽天などで取扱がありますが、商品が希少であることから中には1000円台や2000円近くで販売しているところもありますから、商品価値をよく考えて冷静に購入しましょう。

以上、オブセ牛乳キャラメルがどんな商品かを説明してきましたが、販売元であるマルイチ産商の公式サイトにも商品を説明した記事がありますので興味のある方はこちら(https://www.maruichi.com/senka/product_list/post-1.php)をどうぞ。

誕生の由来

さて、オブセ牛乳キャラメルは、地元で人気のあるオブセ牛乳を使用したお菓子ですが、この商品が誕生するにはいきさつがありました。

以下、原料に使われているオブセ牛乳がどんな商品で、そこからオブセ牛乳キャラメルが誕生するまでの流れを見て行きます。

オブセ牛乳

まず、そもそも主原材料となっているオブセ牛乳ですが、昭和25年に創業を開始した小布施町にある牛乳屋で作られている牛乳です。

ここの牛乳は、一番おいしい味が出せる殺菌方法として「80℃15分の殺菌方法」を代々守ってきているのが最大の特長で、一般の大量生産される牛乳では出せない味わいがあると言われています。

生産者によれば、

さっぱりとした飲みごたえなのに、コクとほんのり甘みがあるのが特徴で、手間ひまかけて毎日丁寧に作ることを心掛けている

とのことです。

この牛乳は70年近くの間、地元小布施を中心に愛されて来た牛乳で、地元ではけっこう知名度が高く、長野市内のスーパーなどには日々陳列されている商品です。

地元で愛され続けてきたオブセ牛乳

商品の性格上、地元付近に限定された牛乳で、まさに「ご当地牛乳」とでも呼ぶような商品です。

この牛乳のパッケージには三日月に天使の子供が腰かけている、古風で特徴的なロゴマークがありますが、オブセ牛乳キャラメルのパッケージにも同じロゴマークが印刷されています。

オブセ牛乳キャラメルのパッケージ裏面には

信州小布施で半世紀にわたり愛されている牛乳屋さんオブセ牛乳。80℃15分のこだわり殺菌処理により、こくのある美味しい牛乳を毎日お届けしております。

と書かれていますが、まさにこの表現通りの牛乳がオブセ牛乳なのです。

コラボ商品誕生

そして、このオブセ牛乳に目を付けたのが、「ゆたかな食と生活文化を創造する」をキャッチフレーズに掲げているマルイチ産商でした。

オブセ牛乳という高品質な材料をもとに、牛乳本来の風味を損なわずに何か商品化できないかという考えのもと、商品開発のための研究が重ねられたそうです。

そのおり、焼きドーナツの技術を持つ老舗お菓子メーカーからの共同開発の話が持ち上がり、オブセ牛乳を使った最初のコラボ商品として「オブセ牛乳焼きドーナツ」と「オブセ牛乳焼きブレッド」(https://www.maruichi.com/news/assets/newsimages/ir00284-1.pdf)が生まれ、2013 年 10 月 15 日から発売が開始されました。

これらの商品は、発売開始からわずか1年間で40万個以上を売り上げる商品になり、その好評さも受けて、その後もオブセ牛乳を使った商品開発が続けられました。

2014 年 4 月 15 日には発売、コラボ商品の第2弾として「オブセ牛乳ゴーフレット」(https://www.maruichi.com/news/assets/newsimages/ir00301-1.pdf)の発売が開始されました。

更にその2年後、2016 年 2 月 22 日には第3弾として、「オブセ牛乳シェルマドレーヌ」「オブセ牛乳カステラ」(https://www.maruichi.com/news/assets/newsimages/ir00359-1.pdf)が販売されました。

その後も、オブセ牛乳を使った商品開発は続けられ、数々の商品が発売されるようになり、オブセ牛乳シリーズ商品として、ひとつの商品群になりました。

キャラメル生まれる

そして、その第8弾として登場した(https://www.maruichi.com/news/assets/newsimages/ir00404-1.pdf)のが、ここで紹介しているオブセ牛乳キャラメルです。

この商品は当然、オブセ牛乳シリーズを開発してきたマルイチ産商が商品化したものですが、実際の商品を製造しているのは、岐阜県にある宮田製菓株式会社です。

この宮田製菓は、主にドーナツとキャラメルを製造販売してきた菓子製造業者で、創業から六十年以上も経つ業者で、こうした菓子類の製造には伝統と実績・定評があります。

そんなマルイチ産商と宮田製菓との共同開発によって、オブセ牛乳の素材を活かされて誕生したのがオブセ牛乳キャラメルなのです。

この商品の発売が開始されたのが2017年3月7日ですから、間もなく3年目になろうとしていますが、ちょっと品薄な感じもします。

人気があるからなのか、生産が追い付いていないのか、はっきりは分かりませんが、いずれにしても商品として定着してきた感じがしています。

なお、上記のオブセ牛乳シリーズの商品開発に到った経緯などは、マルイチ産商の公式ページ(https://www.maruichi.com/senka/obuse/)でも紹介されています。

また、オブセ牛乳シリーズの商品全般については、同じく公式ページ(https://www.maruichi.com/senka/product_list/)に紹介されています。

参考にして下さい。

製造・販売会社

ここで気になるのは、製造元である宮田製菓と、販売元であるマルイチ産商がどのような企業なのかです。

さっそく、両社の概要を見てみましょう。

製造元・宮田製菓

宮田製菓株式会社は、岐阜県各務原市に拠点を構える菓子製造業者です。創業は昭和25年4月ですから、もうすぐ70周年を迎える歴史ある会社です。

専らキャラメルとドーナツの菓子を製造していて、資本金3000万円、従業員数120名と決して大きな会社ではありませんが、年商25億円(平成30年4月末決算)の売上をあげていますから、企業としては立派と言えるでしょう。

そしてメーカとしてのキャッチコピーには、

おいしい・・・が原点です。安心・安全へのこだわり、それは原材料へのこだわり。

を掲げていますが、この点を見ても品質管理がしっかりしている様子が窺えます。

実際に品質管理に関する国際標準ISO9001の認証も取得しています。

キャッチコピーに「原材料へのこだわり」とありますが、オブセ牛乳キャラメルの現材料であるオブセ牛乳へのこだわりが、共同開発先であるマルイチ産商のコンセプトと一致したと言えるでしょう。

なお、宮田製菓の公式サイトには、オブセ牛乳キャラメルの関する情報は掲載されていませんが、ドーナッツやキャラメルに関しては実績のある企業で、マルイチ産商が共同開発のパートナーとして選択した理由を感じさせます。

販売元・マルイチ産商

株式会社マルイチ産商は、長野県長野市を拠点とする総合食品卸売業者です。創業は昭和26年1月ですから、もうすぐ69周年を迎える歴史のある会社です。

取り扱う食品は、水産物を中心に、畜産物、加工食品、冷凍食品など幅広い商品に及び、資本金は37億1,986万円、従業員数が552名ですから比較的大きな企業と言えます。

企業のキャッチコピーに

ゆたかな食と生活文化を創造する

とありますが、その「創造する」というコンセプトが、オブセ牛乳シリーズを生んだと言えるでしょう。

オブセ牛乳キャラメルは、マルイチ産商の豊富な商品群の中では、マルイチ専科と呼称される商品に属していますが、その商品のうたい文句には、

本物だから味わえる安心・安全の美味しさ

というフレーズがあり、「オブセ牛乳⇒本物」という図式を感じさせます。

このように小布施で生まれたオブセ牛乳を原料に、地元長野の伝統企業が伝統ある製造業者と共同開発した製品がオブセ牛乳キャラメルです。まさに地元に根付いた商品です。

こんなことから、地元の信州でもでもクローズアップされることも多く、長野にある放送局(SBC信越)の番組でも、オブセ牛乳キャラメルなどを含むオブセ牛乳シリーズが紹介されたことがありました。

小布施や長野という地域から生まれた、知る人ぞ知る商品がこのオブセ牛乳キャラメルです。

気になる味は

さて気になる肝心の味はどうでしょう。

味にはどうしても好みがありますから、実際に美味しいと感じるか、まずいと感じるかは人によって差が出てくるのは否めないでしょう。

そういう意味では、口コミも所詮は個人の好みですからある意味、当てにならないですね。

私の感想もあくまで個人の感想ですから、参考にしてください。

さて、始めて食べる時のこと、個別(粒)の袋の封を開けていざ口に運ぼうと、キャラメルを顔に近づけた途端に、強いミルクの風味が伝わって来ました。

実際に口にした瞬間に感じた味をそのまま表現するならば「とても濃厚なミルキーな味」のひと言に尽きます。

とても濃厚なミルキーな味がする

確かにキャラメルはキャラメルです。でもミルクそのものという感じなのです。

まさに牛乳の味、しかもオブセ牛乳らしさがそのまま出ています。

ミルクをつかったミルクキャラメルと呼ばれるような類似商品は世の中に、幾つもあるかと思いますが、それらは「単にミルクの味がするキャラメル」と言うべき商品でしょう。

それに対して、オブセ牛乳キャラメルは、「美味しいミルクの味」とでも表現すべき味ですね。

硬さやねばねば感などは一般のキャラメルとは変わりません。しかし、風味と味については明らかに「格の差」を感じます。いわば、プレミアムミルクキャラメルとでも言うべきところではないでしょうか。

そして、食べていても甘いのに甘ったるいというしつこさを感じさせず、しかも飽きが来ない点もいいですね。

開発者が原材料である「オブセ牛乳」の味を活かした商品を心掛けたという思いが伝わってくるようです。

そして凄いと感じるのは、単なるミルク飴のような感じではなく、しっかりとキャラメルの味がするところです。

ミルク味を強調しすぎれば、それはミルク飴になってしまいます。

しかし、きちんとキャラメルとしての味を保ちつつ、原材料のオブセ牛乳のそのままの味を表に出しているのです。

要は、その微妙なバランスに、よくできているという凄さを感じるのですね。

以上、私個人の感想を述べてきましたが、個人の感想とはいえ、やっぱりおススメしたくなりますね。この味は。

購入するには?

では、実際に購入するにはどうすればよでしょうか。

ご当地商品とでもいうべきお菓子で、生産量も限定的ですから、全国どこででも簡単に手に入る訳ではありません。

実際に、普通にオブセ牛乳キャラメルが購入できるのは、地元の小売店やスーパーです。

具体的には地元に根差した長野市内にあるスーパー、ツルヤやデリシアでの扱いが多いです。

但し、店舗によっては扱っていないところや、商品の少ない場合もありますので注意が必要です。

以前は、ローソンやファミリーマートなどのコンビニでも販売されていたことがあるそうですが、今は取り扱っていません。

もし長野駅付近で購入するのであれば、駅ビルから連絡通路が通っているドン・キホーテ(駅北口)が便利です。そこにはオブセ牛乳キャラメル以外のオブセ牛乳シリーズの商品もけっこうあります。

地元長野のスーパーと言えば、Aコープや綿半が有名ですが、基本的には取り扱っていないそうです。

また、オブセ牛乳キャラメルは、Yahooショッピング、アマゾン、楽天などの大手ネットショップでも扱っていますが、商品によっては2000円近くするような高額になっているものもありますから、注意が必要です。あくまで一袋200円(税抜)が希望小売価格です。

また、単品注文では送料無料にするのは無理と考えた方がいいでしょう。

長野以外の地域では、特売とか期間限定以外は基本的に取り扱いがありません。唯一常備しているのが、東京銀座にある銀座NAGANO(https://www.ginza-nagano.jp/)です。

ここは長野の商品を専門に扱っている店ですが、オブセ牛乳キャラメルだけでなく、オブセ牛乳もありますし、オブセ牛乳シリーズも色々と取り揃えています。

ちなみに、オブセ牛乳シリーズの各商品を豊富に取り揃えているのは、ツルヤ小布施店で、ここには同シリーズのほとんどの商品があります。さすがオブセ牛乳の生まれた土地ですね。

以上、長野で生まれた地域に限定的なオブセ牛乳キャラメルを紹介してきました。

本当に美味しい原材料をつかった、ご当地ならではの商品ですから、地域によっては入手するのは簡単では無いかも知れません。

品薄なあまり、中には「販売を終了してしまったのではないか」、「販売店を閉じてしまったのではないか」、などと憶測する人もいるかも知れません。

しっかり販売されていますから心配は無用です。

オブセ牛乳キャラメルは素材と味にこだわった、他にはない味わいがあります。機会があれば一度は食べてみることをおススメします。

また、長野を観光などで訪れる機会があれば、お土産やプレゼント、ギフトなどとして購入しても喜ばれるかも知れません。

オブセ牛乳キャラメル。この美味しさが広まれば、将来はオブキャラなどと略称で呼ばれるような、知名度の高い商品になるかも知れませんね。

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