中国こぼれ話「食品汚染の影響は一般家庭にも」現地で見聞きしたこと。

中国に何度も足を運び、実際に現地の人々と多く接してきた私は、単なる観光などでは知り得ないような経験を幾つもしてきました。

そのような経験の中で、特に印象的であったことのひとつに食品の汚染に関するエピソードがあります。

中国の食品汚染は深刻(写真はイメージ)

何で水につけるの?

上海によく行っていた私は、いつも利用していたホテルの近くにある料理店で食事をする機会が頻繁にありました。

そこの料理店は家族が個人経営している家庭的な店で、いつも足を運んでいたことから顔見知りになり、足を運ぶたびに色々な話をしていました。

その店では、いつも店内に大きなバケツのような容器を置き、その中にたくさんの野菜を入れて水につけていたので、ある日

何でこんなことをしているの?

と聞いてみました。

すると店主は

中国の野菜は身体に悪い濃度の高い農薬が多量に使われている。普通に洗うだけでは不十分なので、長時間水につけっぱなしにすることで、少しでも多く取り除くようにしている

と話してきました。

次いで

こんなことは普通の人が誰しもやってることで珍しいことではない

とも話していました。

これを目の当たりにして、中国の食品汚染の深刻な姿を実感させられました。

その後、別な中国人の家庭で料理をご馳走して貰う機会がありましたが、そこの家庭でも容器の中に野菜を入れて水に長時間つけている姿がありました。

これを見て、その中国人に尋ねてみると、

農薬対策のためにやっている
どこの家庭でも皆やっている

と同じようなことを話していました。

こわい話

さて、中国滞在中のある日のこと、上海でいつも行動を共にしていた現地の人と食品汚染に関する話題になったことがありました。

話を聞けば、

農薬の問題は深刻で、中国全土で同じような状況だ

と言い、農薬を規制しようとしても

農家は毒性が強いと知っていても、安価な肥料や農薬があれば、どうしてもそちらを購入する
規制しようとしても、闇で販売するものも多くいて、取締りなどはできる状態でもない

とのことでした。

聞いていて簡単には改善できないような状況が伝わって来ました。

そして、その時に話してくれた、こわい話がありました。それは、

川や池に住む魚などを捕る時に、毒を水中に流し込んで魚類を水上に浮かせて捕獲するような者もいて、それをそのまま市場へ流し込んでいるケースがある。これは極端な一例であるが、似たようなことを誰がどこでやっていても不思議でもなければ、珍しくもない

とのことでした。

この話を耳にして、魚の致死量に相当する毒物を摂取することを想像してはゾッとし、鳥肌が立つ思いでした。

身近なところで影響

さて、こんな経験から食品汚染の現実を見た思いがしましたが、実際に現地に滞在していた私にも影響することがありました。

それは、現地に滞在すると、大抵の場合は少なからず腹の調子が不調となり、下痢をすることも頻繁にあったのです。しかも、あれを食べたから当ったのだという自覚は何もないのです。

そして、もっと深刻なのは、いつも一緒によく上海に行っていた友人で、行くたびに必ず毎回、下痢をしていました

その友人は、

中国に来ると何を食べても必ず下痢をする。帰国すると自然に治るから、やはり食品に問題があるのだろう

ともらしていました。

実際、消化に悪いものや胃腸に強く影響するもの、鮮度の落ちている物や冷たいものなど、胃腸に悪影響を与えるような思い当たる食品が全くなく、普通に食事をしていてそうなるのです。

話をしていて、

こんなところに、食品の農薬や添加物の影響が出るのだ

と、つくづく感じました。

日本でも

さて、現地でそんなことを見聞きしてきた私ですが、中国人と接することが多い私は、日本にいても中国の食品汚染に関連する場面に出くわすことがあります。

日本に10年以上暮らしているある中国人は、スーパーなどで食品を購入する際、「中国産」と記載されていると避けて買おうとしません

もちろん商品にもよるようですが、ちょっと高価でも「日本産」や中国以外の産地の商品を努めて選んで購入しています。

以前、その人に聞いてみたことがあったのですが、「中国産はよくない」とキッパリ言っていて、中国人自らが中国産が悪いことを強く自覚していることが伝わって来ました。

また、ある時、日本に滞在する中国人に、料理をご馳走してもらうことがありましたが、調理の際にキュウリの皮をピーラーで剥いていました。

キュウリの皮って、いちいち剥いたりするんですか?

と問うと、

だって、汚いでしょ!

との答えが返って来て、農薬などに神経質になっている姿を感じました。

更に、これは聞いた話ですが、長年日本に住みなれて既に帰化した人が、久しぶりに故郷に帰って同級生と外食した際、その人だけがひどい下痢になり、友達はなんともなかったそうです。

これは、日頃から添加物などを多く含む食品を口にしていれば通常は下痢など起こさないものの、添加物の少ない食生活に慣れている人が急に添加物を多く含む食事をすると下痢を起こすという姿が表れたものだと感じます。

この話を耳にして、日頃から口にしている食糧品が知らないところで人体に影響していることを強く感じ、日ごろ摂取している食料品の安全がいかに大切かを再認識したものでした。

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