「悩む」と「困る」は似ていても違う。まずは、どちらであるかを判断すべき。

「悩む」と「困る」は違います。

仕事などで問題にぶつかり、解決の糸口が見えない時がありますが、そんな時は先ず、その問題について「悩んでいる」のか、それとも「困っている」か、どちらなのかを考えるべきです。

「悩む」のと「困る」のとでは意味が違う

というのも、この悩んでいるのと困っているのとは、みた目は似てるのですが、実は全く違うことだからです。

悩むと困るの違い

「悩む」も「困る」も共に、何か難しい物事が要因になって思い煩うという意味では同じです。

従って、同じような意味として使うこともありますし、広い意味では「参った」というニュアンスを持つ、同じ意味であるとも言えます。

しかし、これら2つの言葉は本質的に異なり、自ずと違う意味になります。

この違いについては、2つの語源を比較すれば一番分かりやすいので、語源を見てみましょう。

まず、悩むの「悩」ですが、偏(へん)は立心偏(りっしんべん)で「心」を意味し、旁(つくり)は脳の原字に当たる「」ですから頭脳の意味を持ちます。

従って、「悩」の語源としての意味は「頭脳を悩ます」となります。

一方、困るの「困」ですが、これは「口+木」で構成された漢字で、木を囲いの中に押し込み、動かないように縛った様子を表しています。

従って、「困」の語源としては「縛られて動きがとれないこと」を意味します。

つまり、悩むは「思い煩う」という心で感じることを指し、困るは「身動きがとれない」という状態のことを指すのです。

だから、悩んでいるのであれば、それはまだ身動き取れない状態とは限らず、まだ状況を打開する余地があることを意味します。

また、困っているのであれば、既に身動き取れない状態に陥っていて、状況を打開することはできないという意味になります。

どちらであるかを判断

従って、問題解決で出口が見えない時には、まず「悩んでいる」のか、或いは「困っている」のか、を判断することが大切です。

もし「悩んでいる」場合であれば、何かの理由で解決に向けて足踏みしている状態で、その理由となるものを乗り越えれば、前進して行けるのです。

一方、「困っている」場合、もはや自力では前進出来ない状態に陥っていて、そのままでは前進しようがありません。

なので、自分は今、悩んでいるのか、それとも、困っているのか、どちらなのかを判断することが最も肝心なのです。

この判断が出来れば、解決に向けた糸口が見えてくる筈です。

悩んでいるのなら

さて、もし判断した結果が「悩んでいる」のであったら、その悩みが何なのか、徹底して分析すれば、解決に向けた糸口が見えて来ます。

例えば、複数ある解決案がどれも一長一短で決めかねているのであれば、どの解決案が良いかを悩んでいるわけです。

そんな時は、

各解決案をもっと掘り下げてみるとか、
複数ある解決案を同時に実行することが可能か模索してみるとか、
解決案を整理して他の人に相談に乗ってもらうとか

することができるわけです。

要は、悩みが何かを突き詰めて、そこに向かって注力するだけなのです。

ここでは、立ち止まらず、躊躇なく進むことが大事ですね。

困っているのなら

では、もし判断した結果が「困っている」のであったらどうでしょうか。

もちろん何に困っているかを考えることが肝心です。

しかし、いずれの場合でも、大抵は自力で解決出来ない状態になっているでしょうから、とにかく他の人に迷わず相談すべきでしょう!

困っている時はいたずらに何かを考えても前進出来ないものです。

誰に相談するかですが、仕事上であればやはり、直属の上司であるべきです。それは、責任んを持っていて、かつ、仕事について熟知していて経験も豊富なはずだからです。

仮に、上司が信頼できない、或いは、上司の問題で困っているということであれば、上司の上司に直接相談すべきです。上の人だからといって、躊躇していたら、その問題はいっこうに解決しません。

躊躇なく話すことが大切

私が以前の部署にいたときの上司で、私に業務負荷が集中するような無理な計画を立て、それでいて業務遅延が大きく発生したことを責めてきた人がいました。

その時、私は当初から計画に無理があることを説明し、計画の見直しや人員体制の見直しをするよう進言したことがあったのですが、全く聞く耳を持たず、その上司にはあきれてしまって、仕事のやる気も失いかけていたことがありました。

そんなある日、自分から積極的に相談を持ち掛けたわけではないのですが、業務遅延に関連して、上司の上司と話す機会があったので、思い切って計画の無謀性等を説明したことがありました。

その時は、業務遅延の私に起因する要素を責められる形にはなったのですが、翌年には、問題の上司はその職務を外されることになり、「あの時きちんと見てくれていたのだ」とスッキリ感が込み上げてきました。

思い切ってゆうべきことを言ってよかったと思いました。

さて、問題解決で出口が見えないことは、なにも仕事上だけではなく、生活上で様々な形で起こることです。

そんな時、自分は悩んでいるのだろうか、困っているのだろうかと、自問自答してみれば、解決の糸口が見えてくることでしょう。

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