本サイトはプロモーションが含まれています

ワールドカップのドイツ敗退を見て思ったこと。

今回のワールドカップにて、一番の番狂わせといえば、ドイツが韓国に破れて決勝トーナメントに進めなかったことでしょう。

前回の王者たるドイツが、なんであんなにランクが下の韓国に負けてしまったのか、疑問を持つ方も多くいることでしょう。

ドイツの敗退の原因については、世間でも色々な論評がされていて、ドイツの采配を問題視する人も多いようです。

しかし、私から見れば、そもそもサッカーとは番狂わせが最も起きやすいスポーツの1つであること、そして韓国の戦術が功を奏したこと、が大きかったのではないかと思います。

サッカーだからこそ

過去の大会を見ても、王者となった国が、次の大会で敗退するということは、数回起きているといいます。

しかし、冷静に考えれば、「何で、番狂わせがそんなに起きているの?」という見方は適切では無く、「サッカーは番狂わせが起きやすいスポーツだ」というのが正解だと思います。

そもそもサッカーは、1、2点を争うスポーツなので、1点がとても重いスポーツです。

その1点も、何かのタイミングで獲得したり失ったりすれば、それがそのまま勝敗を分けることにもなり、いわば博打的な要素が高いと言えます。

たった1つのファールが、たった一つの失策が、たった一つのミスが失点を生み、それがそのまま敗戦につながったり、一瞬のチャンスをものにした、一瞬のミスを逃さなかった、1回の賭けが成功した、というだけで勝利を呼び込んだりするわけです。

【関連記事】なぜゴールの広いサッカーはゴールの狭いバスケより少得点なのか?

韓国の戦術

では、そんなトリッキーな面だけで韓国が勝利したのかというと、決してそうではなく、韓国の戦術が功を奏したというべきでしょう。

何と言っても、あの徹底したディフェンス(守備)によって、相手国ドイツの焦りを呼び、そして後半の最後のチャンスを見事、点に結びつけたところに、韓国の作戦が成功をおさめた姿が現れています。

韓国の陣形は、「あそこまで後ろに構えるのか」というくらい、極端なものでしたから、「あれでは却って攻めることが出来ない。点を失うことがなくても、点を取ることは出来ないのではないか」と思うほどでした。

しかし、韓国のすごいところは、その戦術を辛抱強く、粘り強く、根気よく徹底できたところで、もし、戦術に徹底を欠いていたら、その隙を突かれてドイツに点を取られ、ゲームの流れはドイツに傾いていたことでしょう。

逆に、何がドイツの敗因かという見方をした場合、韓国の徹底した守備陣形を破って、限られたチャンスを、確実にものにできなかったところにあるでしょう。

ディフェンスの価値

この試合を通して改めて感じたことは、ディフェンスの大切さです。

世間では「攻撃は最大の防御」とも言いますし、点をとらない限りゲームに勝つことができません。

また、決勝点をあげた人がヒーローになる傾向もありますから、点をとるオフェンスの方が目立ち、またディフェンスに比べて重要に思われるところがあります。

しかし、実際は、オフェンスで1点取るのも、ディフェンスで1点守るのも「同じ1点の価値がある」ことに変わりはないので、そういう意味では同じくらい大事だといえます。

どうしても、派手なオフェンスに目が行き、地味なディフェンスには目が行きにくいものですが、実際の価値は同じなんですね。

私が学生時代に励んでいたバスケットでは、「同じ1点の価値がある」ということをよく指導されていましたし、まわりの強豪といわれるチームで、ディフェンス力の弱いチームは見たことがありませんでした。

また、「ディフェンスで攻めるくらいの気持ちで臨め」とも「防御は最大の攻撃」とも良く言われたものでした。

今回の韓国は、徹底した防御で、「防御は最大の攻撃」を、実践で示した例ともいえるのではないかと感じました。

そして、オフェンスもディフェンスも「同じ価値がある」との視点は、何かを考える上で、大事なことだと思ったものです。

例えば、副業をして収入を増やそうとするかわりに、節約をして出費を抑えようとする点などは、何かこれと似ているなと感じては、そんな視点に立って見つめて行くと、何か新たな発見があるかも知れないと思ったものです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

最後までお読み下さりありがとうございました。
気に入ってもらえたらシェアして頂けると嬉しいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメントの入力は終了しました。