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シエスタに見る、昼寝の有効性。

シエスタといえば、スペインなど、地中海に面しているラテン系の国で習慣になっている昼寝のことです。

これは、現地の気候などを背景に、自然とできた習慣と言われていますが、実は、とても理に適った習慣といえます。

シエスタはとても理にかなった習慣

スペインに1週間ほど滞在して、現地の友人宅に泊まったことを背景に、その時に見聞きした経験をもとに、この習慣の意義を考えてみました。

スペイン滞在

私がスペインを訪れたのは、学生時代のある8月、最も暑い時期のことでした。その時はとても暑くて、当時でも30℃を大きく越えていて、寝苦しさを覚えるくらいでした。

スペインは、ヨーロッパでは南方に位置しているため、暖流の影響で比較的温暖なヨーロッパの中でも、最も暑い地域となります。

現地で聞いた話によると、日中はとても暑いため、最も暑い時間帯を避ける目的で昼寝をして、その分、比較的涼しい夜の時間を有効に活用するもので、それがシエスタという習慣になった、ということでした。

そのような習慣は今も残っていて、夏場は特にそのような生活をしている人も多いとのことでした。

実際に深夜に街に繰り出してみると、活動している人がとても多く、「暑い昼間に休息をとり、涼しい夜間にその分、活動する」という生活習慣がにじみ出ていました。

昼寝の効果

さて先日、ある学校の取り組みとして、昼休みに昼寝時間を設けて、校内全体で実施しているところがあるとの話を耳にしました。

これは、時間的にはわずかでも、昼寝をすることで、頭の回転が良くなり、学業に良い効果が出るとの理由からでした。実際に、この学校の話では、昼寝時間を導入する前と比較すると、成績の伸び方が改善したとのことでした。

私も、仕事の昼休みにちょっとした仮眠をとると、午後の仕事がはかどると感じることも多いですし、統計的にもその有効性が示されているとのことです。

また、人間の頭の回転は温度が上昇するほど鈍くなるということが、科学的にも言われているそうで、むしろ寒いくらいの方が脳の回転は一番あがるとのことです。

従って、頭の回転を上げようと思ったら、少しでも温度を低くした方が良いわけですが、そういう意味でも、最も気温が高くなる昼間、換言すれば最も脳の働きが鈍くなる昼間の時間帯に休息を取るということは、効率的に脳を働かせるということにもなります。

理に適う

地中海性気候を背景にして、自然と習慣化されたシエスタですが、実際にその意義を考えると、とても理に適っているといえます。

単に昼間に仮眠をとることで脳がさえるのに加えて、暑さを避けようとする自然な行動が、結果として更に頭が効率的に働くようになるという、二重の効果が得られることになるわけですね。

このように、人間の生活の中で自然と生まれた習慣には、結果として、とても理に適ったリズムになるものがあるものですね。自然の流れに沿う事が自然の摂理に合って理に適う、そんな何か当たり前とも思える、基本的なことを再認識したような気持ちになりました。

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