ちょっとしたキッカケで子どもが水泳を始めましたが、今では本気モードになりました。
トップ選手を目指そうとする姿勢は親から見ても凄いと感じます。
そんな子供を見て、水泳の魅力について考えてみることに。
その結果、けっこうメリットが多数あることが判明。その数15個。
これら15個のメリットをまとめました。
目次
(長所1)全身運動なので健康的
まず、第一に挙げられるメリットは、何と言ってもこれです。
水泳は全身運動だから健康に良いのですね。
健康を維持・推進できるから、それだけを目的に実践する人も多いとか。
実は、一般のスポーツだと身体全体をほどよく使う健康的な運動ってあまりないのです。
陸上における運動だと、基本は足を使うことになります。
だから、どうしても足腰に負担が偏る傾向があるのですね。
水泳の場合、浮力が生じるので、無理な負担が身体の一部にかかることはありません。
ある意味、水泳は最強の全身運動と言えるでしょう。
泳がないで単に水中をウォーキングしているだけでいい運動になるとも言われていますしね。
そして、全身運動だから運動神経全般の向上にもつながります。
長距離を泳げば有酸素運動となり、持久力を付けられます。
短距離を速く泳げば無酸素運動となって筋力を鍛えられます。
無理なく無駄なく身体を鍛えて健康的になれるって素晴らしいことですね。
(長所2)魅力的なボディスタイルを得られる
次に、魅力的なボディスタイルを得られるのも大きなメリットの1つです。
競泳の選手を見ていると、誰でもスタイルが優れています。
男性ならまさに逆三角形そのもの。
肩幅なんかを見ても圧倒されます。
マッチョなボディは筋骨隆々で芸術的とすら言えますね。
ボディビルだと、ちょっと不自然な肉体になりますが、水泳で鍛えたボディは自然体そのもの。
それでいながら、力強さを感じさせてくれる肉体。
女性なら、しっかりと引き締まったスリムなスタイルが嬉しいところ。
全身に程よく形成される筋肉は、凄くナチュラルで美しさすら感じます。
また、無理なく自然に体形を維持できるところも大きな長所。
男女を問わず、素敵な体形を得られることは、本当に大きな魅力です!
(長所3)ダイエット効果が期待できる
さて次は、ダイエット効果が期待できること。
「痩せたいなぁ。」
「ダイエットしないと。」
「簡単に減量できないものか。」
これらは多くの人が持つ悩みですが、その期待に応えてくれるのが水泳です。
実際に水泳を本格的にやっている人で、丸っこい体形の人って見たことないですよね。
水泳そのものが、身体をスリムにしてくれる運動と言えます。
では、どうして水泳はダイエット効果が期待できるのか。
理由は主に2つありますね。
1つはカロリーを多く消費すること。
もう1つはカロリーを消費しやすい身体にしてくれること。
いずれも脂肪をつきにくくしてくれのです。
まず、1つ目についてですが、そもそも泳ぐこと自体、カロリー消費が高いのです。
地味に見えるけど、運動量が凄いんですよ。
水は空気よりもはるかに抵抗が大きいので、水中で推進力を出そうとするとそれ相応の運動量になるのです。
全身運動であることや、水圧に抗すること、体温を維持することなども影響しているようですね。
単位時間当たりのカロリー消費量で比較すると、水泳は陸上で歩く場合の十数倍、一般の陸上競技の数倍とすら言われています。
要は、短い時間で効果的にカロリーを消費できるんです。
実際、時間を忘れて泳いでいたらどっと疲れが出てきた、なんて体験を見ると、このことがよく分かりますね。
そして、理由の2つ目「カロリーを消費しやすい身体にしてくれること」についてですが、水泳は筋肉が付くから基礎代謝があがるんです。
でも、
「それなら筋肉をつける他の運動と変わらないのでは?」
と思うハズ。
しかし、水泳ならではの理由があるんですね。
水泳は全身運動だから、身体全体の筋肉をまんべんなく鍛えられるので、結果として筋肉の増量は見た目以上になります。
しかも、水中での運動なので、地上などでは鍛え難い筋肉を効率よく鍛えられるのです。
つまり、効率よく筋肉増加が図れて、それがそのまま基礎代謝アップに直結。
以上、2つの点で水泳はダイエット効果が大いに期待できるのです。
だから、水中での運動を利用したアクアフィットネスとか、水中エアロビクスなど、ダイエットを意識した運動も生まれて来ているんですね。
ダイエットを目当てにして水泳を始めるのも1つの手ですね。
(長所4)施設が豊富で励みやすい
水泳と言えば、どうしても必要なのがプール。
一般家庭にプールなんてありませんから、簡単には泳げない感じもします。
しかし、プール施設は世の中どこにでもあり、利用しやすいのです。
実際に身の周りを見れば、小学校や中学校でもプールはあるのが当たり前。
水泳は、体育の授業でも必ず取り入れられるくらい馴染みのある運動なんです。
だから、高校や大学なんかにもありますし、水に親しむ意味で幼稚園なんかにも結構あります。
そして、市町村などが管理・運営する公的なプールはどこにでもあります。
企業などが運営するスイミング施設もありますし、プールがあるフィットネス施設なども豊富です。
それだけ、プールという施設は広く普及しているんですね。
結果的に、時間を自由に使えて運動習慣をつけやすい、励みやすい訳です。
施設が豊富で利用しやすく励みやすいのが水泳なのです。
(長所5)特別な用具が不要で手軽に取り組める
何か運動を始めようとした場合、用具は必要となるものです。
その点、水泳の用具は極めてシンプル。
特別な用具は不要なので手軽に取り組めるんです。
基本的に必要な用具は、スイムスーツ(水着)、スイムキャップ(水泳用の帽子)、バスタオルの3点だけ。
水着は安くていいものがたくさんあります。
スイムキャップも安価ですし、どこでも買えます。
バスタオルなら家にあるタオルをそのまま利用するのもありですね。
だから、高価な用具は一切必要なし。本当に手軽に取り組めます。
もちろん、本格的に励むのなら高品質で高価な用具も色々あります。
また、高機能な練習用の用具もたくさんあります。
でも、始めてみるだけならシンプルな道具だけで十分なのです。
(長所6)老若男女を問わない
そして、水泳の大きなメリットの1つに老若男女を問わない点があげられます。
水泳の競技人口はけっこう多いものですが、色々なスポーツの中でも年齢層がとても広いと言われていますね。
ベビースイミングなんて言葉を耳にしますが、ベビーと呼べるごく小さい頃から始められるんです。
そして、シニアスイミングなんて言葉から、老いても励める運動だってことも分かります。
つまり、人生を通して長い間、楽しむことができる運動が水泳と言えます。
世の中には、小さな子供に適さないスポーツはたくさんあります。
激しい運動だと年と共に厳しくなります。
その点、水泳は乳幼児から高齢に至るまで励めます。
何歳であろうと、年齢を気にする必要はありません。
まさに、生涯スポーツの名に相応しい運動です。
また、性別を問わない点も大きな特徴。
野球やサッカー、アメフトなどはどうしても男性の方が競技人口が多いのが現実です。
相撲なんか女性には適しません。
その点、水泳は男女どちらにも適した運動。
競技人口の比率もほぼ同じで、男女の隔たりがないことが分かりますね。
どんな人でも励める水泳だからこそ人気があるとも言えます。
大きな長所ですよね。
(長所7)個人の努力が報われやすい
水泳は、リレー等を除けば基本的に個人競技です。
だから、個人の努力が結果に直結するので、報われやすいと言えます。
団体競技の場合、チームメートがいて、チームとしての力が問われます。
つまり、自分だけの努力だけでは必ずしも良い結果にはつながらない。
自分だけ能力があっても、チームとして力が無ければ勝てません。
野球の場合、投手としてずば抜けた才能があり努力を重ねたとしても、打者の援護がなければ試合には勝てません。
サッカーでも、たとえ他を圧倒する実力があったとしても、チームの他の選手が力を兼ね備えていなければチームとしてはボロボロ。
団体競技は個人の才能や努力だけでは、どうしても結果に結びつきにくいのです。
その点、水泳の場合は個人競技なので、個人の能力や努力が結果に直結します。
努力が無駄になりにくいのですね。
(長所8)怪我や故障が少ない
水泳は、怪我や故障が少ないのも大きなメリットです。
陸地で行う競技の多くは、怪我や故障を伴うのが普通です。
特に、チーム員や対戦相手と激しく接触するスポーツでは、常に怪我と隣り合せ。
激しくないと言われる運動でも、怪我や故障はけっこうあります。
それは、何らかのキッカケで接触したり、身体の特定の場所に負荷が掛かることが主な要因です。
水泳の場合、レーン(コース)単位で泳ぐため接触は無く、運動の負荷が身体全体に分散されて特定の骨格・筋肉にだけ集中することが少ないのです。
その上、水の抵抗や浮力の助けもあるので、怪我や故障が低減されるのですね。
怪我の要因があるとすれば、無理な飛び込みや、ターンの失敗くらい。
普通にルールを守って励んでいれば、大きな怪我にはなりません。
ここで、「水の事故は起きたりするのでは?」と思う人も多いハズ。
でも、水の事故と呼ばれるものは、実は川や湖や海など自然界で起きているものが殆ど。
プール施設には監視員がいるもの。スイミングクラブなどはコーチが付きっ切りです。
だから、もし何らかの異常が起きたとしても、直ぐに対応できるので大事には至りません。
プールは海や川などの自然界とは違って、水中の奥まで視界が及ぶのでそれほど危険ではありません。流されたりもしません。
私が思い浮かぶプールでの事故と言えば、飲酒してプールに入るとか、夜間に学校のプールに侵入して泳いだなどの類。
ルールを守って常識的な行動をとっていれば怪我や故障、事故などはそれほど懸念すべきことではないのです。
水泳は、怪我のリハビリテーションにも利用されているくらいですから、むしろ怪我を回復させやすいとすら言えますね。
(長所9)衛生的で清潔さを保てる
さて、意外と盲点になるメリットがこれです。
衛生的で清潔と言われてもピンと来ない人もいるでしょう。
この答えのキーワードは塩素ですね。
プールの水には一定量の塩素が含まれています。
一般の水道水に含まれる塩素よりも多いのですが、その目的は消毒。
身体に付着している菌やウィルスが他の人にうつらないようにしているのです。
だから、水泳を実践しているだけで、常に身体が消毒されるような作用を受けます。
結果として、身体を清潔に保てるんですよ。
実際、新型コロナウィルスが流行し始めてから、多くの運動の中でも水泳は比較的、感染拡大の可能性が低いと言われて来ました。
また、水着やキャップの手入れも簡単になります。
一般の運動では、運動着やユニフォームを着用しますので、汗を吸い込んだり泥や空中の塵やほこりが付着したりして汚れてしまいます。
ところが、水泳の場合、たとえ汗をかいてもその場で塩素水による自然な洗浄ができます。
もちろん、空中の塵やほこりが付着することなどありません。
まるで、泳ぎながら洗濯しているみたいな感じ。
だから、水着やキャップは汚れる心配が殆どなく、水洗いだけで済んでしまうのですね。
地味なことですが、衛生的で清潔さを保てるのはとてもいいことですよ。
(長所10)観戦していて分かりやすい
スポーツや運動は観戦するのも楽しみの1つです。
しかし、競技によってはルールが難しくて分かりにくいものも多くあります。
その点、水泳はタイムを争うだけのとてもシンプルな競技なので、観戦していてとても分かりやすいですね。
タイムという明確な数値で出ますから、理解できない人はいません。
競泳を見ていても、誰が先頭を泳いでいるのか、誰がスピードアップして追い上げているのかがすぐ分かりますので迷いようがないですよ。
しかも、けっこう見ごたえがあります。
単なる競争とも言えますが、ペース配分の微妙な駆け引きがあります。
また、選手によってレースのどのタイミング(前半や後半など)で力を発揮するかも異なります。
単に順位や泳ぐ速度を比較するだけにとどまることなく、意外と奥が深いから観戦も楽しめる。
それが水泳のいいところでもあります。
(長所11)心肺機能を強化できる
運動をしていれば、心肺機能を強化できるのは当たり前と思う人もいるでしょう。
しかし、水泳に関してはちょっと違うのですね。奥が深いのです。
誰でも運動すれば、平常時よりも多くの酸素を取り込む必要がありますから、心肺機能は自然と強化されます。
これは、あらゆるスポーツや運動に当てはまります。
ところが、水泳は呼吸するタイミングというのが他の運動と違うのです。
要は、好きなタイミングで呼吸できないんですよね。
水泳で呼吸できるのは、鼻や口が水面から出ているタイミングだけ。
マラソンなら走りながらいつでも呼吸できます。
でも、水泳は息継ぎのタイミングだけなのです。
だから、他のスポーツで心肺機能を鍛えている人が水泳をやると、思ったほど鍛えた心配機能を活かせないわけです。
水泳は、他のスポーツにはない側面から心肺機能を鍛え強化できるのです。
(長所12)バランス感覚を向上できる
水泳によってバランス感覚を向上できる点もいいところです。
人間は、大地に足を付けて行動していると重力を直に感じるため、身体に生じている微妙な力を感じとることが難しくなります。
その結果、身体のバランス感覚は鈍感となります。
トランポリンで空中に待っている瞬間などでは、身体が受ける微妙な力をそのまま感じることができます。
無重量状態にある宇宙飛行士なども同じことが言えるでしょう。
水泳の場合、身体は水中に浮いているので、全身が受ける微妙な力を感じやすくなり、バランス感覚を鍛えられるのです。
他のスポーツにはない利点の1つと言えるでしょう。
(長所13)リラックス効果が得られる
水泳にはリラックス効果があると言われています。
その理由は、体を浮かせることができ、重力を感じなくなるからです。
リラックスは、ストレスの反対ですから、ストレスが無ければないほどリラックスできるハズ。
人間は、日常生活で重力を意識しませんが、たとえ意識しなくても重たい身体を支えているのです。
体重50kgの人なら50kgの身体を何らかの形で支え続けているんですよ。
立っているなら二本の足が、座っていてもお尻や腰に体重分の負荷がかかり続けるんです。
たとえ、寝っ転がっていたとしても身体全体で体重を支えていますから、負荷がかかり続けています。
床ずれが発生するのもこのためですよ。
でも、水泳の場合は水中に浮くので重力を直に感じず、体全体の負荷を支える必要がありません。
だから、リラックス効果が抜群。
水中だからこそ得られる大きなメリットですね。
(長所14)水中スポーツの基礎が身に付く
水泳は、水中を移動する運動ですから、水中で行うあらゆるスポーツの基礎を身に付けることができます。
例えば、水球やシンクロナイズドスイミングなどでは、泳力がなければ通用しませんから、水泳がその基礎となることがよく分かります。
競技人口は少ないですが、水中サッカーや、水中ホッケー、水中ラグビーなどの運動もあり、やはりこれらの基礎となります。
また、レジャー的な要素が大きいダイビングやフィンスイミング、水上スキーやサーフィンなどのマリンスポーツにも役立ちますね。
更に言えば、アクアビクスなどをはじめとするアクアエクササイズなんかもあります。
水泳は水中における運動の基本であり基礎なのです。
しかも、マリンスポーツは、レジャーを含めるとけっこう範囲は広いもの。
多くの水中スポーツへの応用が利くことは、非常に大きなメリットと言えますね。
(長所15)コスパがよく継続しやすい
スポーツの中には、とてもお金が掛かり、コスパの悪いものがあります。
ゴルフをすれば用具も高価ですし、コースを利用するのも高額です。
スキーやスケートの場合、施設の利用料が高いだけでなく、施設がある場所へ移動するのにも相応の交通費が掛かります。
剣道やアメフトなどは、用具を揃えるだけでもかなりのお金が必要。
その点、水泳なら最低限必要な用具は水着とキャップとタオルの3点だけだからとても安価です。
また、プール施設を利用するのも決して高額ではありません。
市町村が運営・管理する公的な施設なら驚くほど低価格です。
施設数も豊富なので、利用料の安いプールも選びやすいでしょう。
しばしば利用するなら、回数券や年間パスの利用なんかもありですね。
フィットネスクラブなどの中には、定額でプールを無制限に使える制度を導入しているところもあります。
水泳は、高額ではないからこそ継続しやすいのです。
とてもありがたいメリットですね。
以上、水泳の魅力にフォーカスを当て、そのメリットを15個あげてみました。
デメリットが無い訳ではありませんが、メリットは豊富です。
この記事を読んだことを機に、改めて水泳に励んでみては如何でしょう。