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映画スラムダンクを観て大感動。宮城リョータと重なる人なら涙は必至。

新作映画「THE FIRST SLUM DUNK」を観て来ました。

大感動のひと言です。

当初、ブログに投稿するつもりはなかったのですが…

書かずにはいられない、そんな思いから記事を書くことにしました。

そもそも何で今になって映画化なの?

と、その前に、そもそも何で今になってスラムダンクが映画化されたのか?

気になりますよね。

思い返せば、漫画が流行したのは1990年代。

それから20年以上も経過した今になってから映画化。

これって、世界10大謎の1つですね。

更に言えば、インターハイの第2回戦でスラムダンクの漫画連載が終わっていること。

これ自体が、大きな謎です。

当時、

えっ!?連載終了なの?

と、週刊少年ジャンプを読んでいた人なら誰しも思ったハズ。

王者・山王工高が登場して勝っていながら次の試合は掲載せず漫画は終了。

二回戦で王者を倒し、

全国に向けてこれからドラマが始まるんじゃないの?

そのように期待していた人も多かったことでしょう。(私もそうでしたが)

実は、だいぶ前からスラムダンクの映画化の話はあったと言います。

でも、原作者の井上氏がOKしなかったそうです。

それは、パイロットフィルム(企画用の見本フィルム)に納得がいかなかったとの理由。

イメージと違っていたのだそうです。

で、初めてOKを出したのが2014年。それから8年の時間が流れてようやく上映ってことです。

原作者の井上氏が、自身の描きたかった物語にこだわったためでもあるでしょう。

作るからには、妥協のない作品を。

そんな思いを感じました。

主人公はなぜリョータなのか

さて、この映画を既に観た人も、うわさで作品の内容を耳にした人も、

なぜ、桜木花道が主役ではなく、宮城リョータが主人公なの?

そんな素朴な疑問を抱いたことでしょう。

私も、事前にリョータが物語の中心って話を耳にしていましたが、あくまで主役は桜木花道かなぁって思っていました。

でも、映画としての主人公はあくまで宮城リョータでしたね。

リョータを中心にストーリーが展開して行くんですよ。

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スラムダンクは、バスケットのド素人で、異次元の存在である桜木だからこそ面白さを出せた漫画。

だから、実力があっても単なるチームの一人であるリョータが主役なんて考えられないことですよね。

実は、これについては原作者が語っています。

桜木も赤木も流川も三井も、みな漫画の時に過去の話や背景なんかがけっこう出て来ていたんです。木暮ですらエピソードがありました。

でも、宮城リョータについては殆どなかった。

だから、井上氏はリョータを中心に描きたかったのだそうです。

また、単なる今までの延長の作品にはしたくなかったとのこと。

結果として、宮城リョータを中心にまとめられたのがこの作品。

凄くうまくまとまり、素晴らしい映画になっています。

感動。感動。大感動でした。

映画館では、周りの観客のすすり泣きもたくさん聞こえて来ましたよ。

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本作品の概要

では、どんな作品なのか、知らない人のために概要に触れておきます。

舞台は湘北高校バスケ部がインターハイ第2回戦で高校バスケの王者「山王工高」と対決する試合。

当時、連載された漫画と同じ舞台です。

絶対的な強さを誇る山王工高との対決が物語の中心です。

これは、漫画やアニメの再現になっているんですね。

誰しもストーリーを予測できるところ。

そして、その試合の中に、宮城リョータの人生そのものが一コマ一コマ回想として描かれているんです。

小学生でミニバスを始め、優秀なプレーヤーだった兄の背中を見て育ち、出身地である沖縄から神奈川へ移転。

湘北高校でバスケを始めるまでの過去の1つ1つのシーンが試合の流れの中で出てくるんですね。

そして、リョータの過去のいきさつや、家庭環境、家族の思い、母親の心情などが描かれていて、とにかく泣けてくるんです。

詳細は観ないと分かりませんから、まだ観ていない人は、絶対に観に行きましょう!

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バスケに熱い思いを抱いた人こそ泣ける

ところで、泣けてくる作品と言っても

いったい何が?

と思うかも知れません。

泣けてくる点は大きく2点あります。

1つは、無名の湘北高校がバスケットの王者へ挑んでいくところ。

もう1つは、宮城リョータが生まれ育ってきた過去の話ですが、単なる話だけはなく試合とのつながりも重要なポイントですね。

では、まず1つ目について。

私も高校時代、バスケットボールに熱い思いを抱いてきましたから、すごく共感できました。

しかも、原作者と私は同年代。

同じ時代にバスケに命を懸けたんです。

命を掛けるバスケがある。
熱くなれるバスケがある。

そして、青春の熱き思いの全てをバスケットに燃やす。

そんな人生を歩んできた人にとって、とても共感できるドラマがあるんですね。

泣けるドラマです。自分自身と重なる。オーバーラップするんですね。

バスケが上手くなりたいという熱い思いだけで、その思いの全てを練習にぶつける。

どれほど苦しくても、どれほど厳しくても、どれほど辛くても。

そんな思いを抱いて、身を削って来た人なら、

強豪校を破ってやりたい

って思っていたハズ。

そんな夢を叶えてくれるのがスラムダンクなんです。

秋田県立山王工高は、架空の高校ですが、高校バスケを知る人なら、能代工高がモデルになっていることは直ぐに分かります。

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当時、高校バスケの頂点を極めていたバスケ名門校が「能代工高」で、それをモデルにしたのが山王工高。

だから、

絶対王者”能代”を倒したい

って高校でバスケをやってきた人なら、心のどこかで思っていた人も多いんですね。

でも、現実はほぼ無理。

全国各地からスカウトされて来た中卒生が無数、能代工高に集まって来るんです。

無名の高校が勝てる訳ないんですよ。

そんな夢で終わる世界を現実感をもってファンに見せてくれる。

だから感動するんですね。

とは言え、この作品も含めて「スラムダンクはつまらない」という人もいます。

でも、これって仕方ないことだと思います。

バスケの奥深さ、バスケの魅力、バスケの何たるか。

これらが分からなければ感じることのできない点がたくさんありますからね。

リョータの人物像と重なる人なら涙は必至

主人公リョータのポジションは、チームをリードするガード

そのリョータに対するのは山王工高の主将で4番の深津。

1年の時から山王のレギュラーで、ポジション争いにも勝ち、多くの部員の中から選ばれた超一流選手。

しかも、身長168cmのリョータより12cmも高い180cm。

バスケットが好きで練習に励んでも、身長の壁だけはどうしようもなかった。

そんな人も多くいます。

私は背丈はそこそこで、ポジションはフォワードでしたからそんな思いはありませんでした。

でも、バスケセンスは抜群で一流の選手と呼べるとも、身長に恵まれなかった点で苦労した人は周りにたくさんいました。

そんな人は、リョータの姿とダブったハズ。

高校バスケの王者で、ガードでレギュラーで主将と言えば、NBAでも活躍したあの有名な田臥選手を思い浮かべます。

そんな凄い選手を相手にすることをイメージすれば、リョータが挑む相手がいかに凄いか分かると思います。

動きや切れ、ボールハンドリング、ドリブルワークでは負けないと自負するリョータでも、相手は高校バスケの王者の主将。

映画を観ていても、リョータに対しては相当厳しいマークをしていました。

あんなに密着したら逆に抜かれるってくらい大袈裟に表現されてはいましたが…

だから、リョータと同じ、

ガードのポジションをこなしてきた人。
背丈に恵まれず苦労してきた人。
チームのまとめ役、ゲームメーカーとしてバスケの難しさを味わってきた人。

そんな人たちは、立場がリョータとダブり、泣けてきたことでしょう。

髪型がきまっていて、ピアスもかっこいいリョータですから、なおさらダブらせたい気持ちも出てくるかも知れませんしね。

そして、もし、リョータと同じような境遇も併せ持っていれば、きっと涙が止まらないですよ。爆涙必至!

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リョータに近い境遇の人なら感動そのもの

次に、もう1つの泣けてくる点、「宮城リョータが生まれ育ってきた過去の話」について触れましょう。

リョータの過去が、この試合と密接につながっているからこそ泣けるのですが、そのリョータの境遇と重なった人は絶対泣きますよ。

プロモーションの動画に、

俺にとってバスケだけが生きる支えだった

ってセリフが出て来ますが(もちろん映画の中でも)、この言葉がリョータの過去をそのまま表しています。

沖縄で生まれ育ち、ミニバスに励む小学生の時に父を失い。

頼りにしていた兄ソータまでも…。

兄とバスケの練習に励んだ日々はもう戻って来ない。

その後、バスケの名選手だった兄の姿を追ってバスケに励む日々。

大事な家族を二人失い、リョータの母は心機一転、故郷の沖縄から神奈川へ移転を決意。

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転校先でリョータは生意気だとボコられ

やり切れぬ思いからバイクをかっ飛ばし事故を起こす

こんなリョータの姿を見ながら心配が絶えない母親

その母親の姿には、親の心情が強く現れ泣けて来ました

バスケの名選手だった亡き長男ソータの姿が脳裏に残る母親にとって、同じバスケを続けるリョータを見ていることがどれ程つらいことだったか・・・。

陰で見守り、静かに支える、そんな母親の姿を見ては涙、涙、涙でした。

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自分の思いを直接、言葉に出して言えないリョータが、母親に当てた手紙には、

バスケをやらせてくれてありがとう、続けさせてくれてありがとう

といった内容が…。

母親に迷惑や心配を掛けっぱなしだったリョータが、母親に表した感謝の思い。泣けて来ました。

そして、その母親もこっそりと山王戦の試合を観に行っていたのにも涙が出て来ました。

高校バスケの王者「山王工高」の写真が掲載された月刊バスケットボールの表紙に、亡き兄ソータが筆記していた「勝つ!」と言う文字。

その兄の夢を叶えようとするリョータの姿は、フィクションと知りながらも泣けて来ました。

だから、バスケのガードのポジションをこなし、家庭環境で苦労してきた人ならリョータの中に自分の姿が映り、涙が止まらないですよ!

プレーしているシーンはとてもリアル

ところで今回、映画を観て強く感じたことは、プレイしているシーンがとてもリアルな点です。

微妙な動きが繊細に描かれていて、これぞバスケって感じ。

なんか、NBAのスーパースターが集まって試合を展開しているような感覚すら覚えるんです。

確かに、スーパー高校生みたいな凄いキャラクターばかりで現実ばなれしている面はあります。

でも、超高校級のプレイヤーならできないプレーでもない。

決して、ちょくちょくできるプレイではありませんが…。

だから、リアルな感じがしっかりと伝わって来るんですね。

話しを聞けば、映画監督もやることになった原作者・井上氏は、リアルな動きを出したいから、今回はCGを使うことにしたとのこと。

そして、一人ひとりのプレイヤーの細かな動きを一つひとつ確認して、修正を加えてきたそうです。

完成度の高い作品に仕上がった理由がよく分かります。

印象に残った数々のシーン

原作者で監督である井上氏が、スラムダンクの漫画を描いたのは二十代のこと。

高校生という青春ならではの特徴を切り口にしたそうです。

五十代となった今、これまでの様々な人生経験を生かした作品にしたかったと語っています。

だから、リョータの人生と重ね合わせた、感動を生む奥深い作品になったのですね。

既に記した通り、この映画の泣けるところはリョータの子供時代からの複雑な背景が山王高校戦につながって来ているところに尽きます。

でも、これだけではなく、たくさんの見せ場、印象的なシーンがありました。

ひとつひとつ語って行きます。

まず、リョータの直接の対決相手との勝負。圧倒的な体格の差。

後半早々、ゾーンプレスによってリョータは圧倒されます。

さすがのリョータも押され、戦意を喪失しそうに。

しかも、赤木は封じられ、三井も徹底マークされ、流川も1対1で歯が立たない。

リョータを始め、メンバー全員がメンタルでくじけそうになるんですね。(花道だけは別ですが…)

そんな中、彩子さんがリョータの手のひらに書いたメッセージ。

映画を観ていて、「何て書いたんだろう?」って気になって、気になって。

答えは、「No.1ガード」。リョータに自信を持って欲しいとの願いです。

憧れの彩子さんからの期待を込めた筆記。男なら燃えますよね。

次に印象的なシーンは、流川が相手との真っ向勝負を避けてパスを回したこと。

流川のマンツーマン相手は、背番号9の沢北。(のちにNBAで活躍)

高校バスケ界では、マンツーマン(1 on 1)で勝てる相手はいない選手。

かつての仙道との対決とかを見ても分かりますが、今までの流川なら真正面から勝負してきました。

負けず嫌いですし、高校ナンバーワンを目指す流川なら当然だったんですね。

ところが、この試合では、自身のプライドを捨て、味方にパスを回して得点をゲット。

勝利のための判断に出たんです。とても印象的なシーンでした。

ラストシーンでは、1点差で追い上げる湘北は残り数秒で最後のワンチャンス。

速攻でボールを手にした流川がゴールに迫るもディフェンスに阻まれシュートは無理。

その時、ノーマークの桜木へパス

今までの流川なら、負けず嫌いの性格から、無理してでも、たとえ失敗してでも自分自身で切り込んでいたところですね。

ところが、ラストチャンスのシュートをパスを回して桜木に託す。

そのシュート。時間が止まったかのようにゆっくりとアーチを描きながら吸い込まれるようにゴールイン。

大歓声がわく大逆転劇。その直後、ゲーム終了の合図がなると、思わず流川と桜木が抱き合う

犬猿の仲の二人が抱き合うなんて、今まで絶対にあり得ません。(西から太陽が昇るようなもの)

この勝利が、それだけ感動的だったわけです。

ちなみに、桜木がルーズボールを追ってコート外の机に突っ込み怪我をした時、流川がその心意気を認めたシーンがありました。

これも、今までとは違うところ。

ド素人とは言え、桜木の存在を一部、認めたからなのでしょう。

実際、桜木花道がゲームの流れを変えた一面があります。

安在先生から、リバウンドを取ることが4点相当の価値があることを指導されて奮起した花道は、その後、多くのリバウンドを奪い、試合の流れを変えて行きます。

また、ハチャメチャな行動がチームの悪いムードをぶち壊し、勝利に向けた強い思いを取り戻すキッカケにもなりました。

さすが本来の主人公って感じですね。

とにかく見どころ沢山の映画でした。

本当は、連載漫画の内容と基本、同じなのですが…

映画化に伴って迫力が増し、リョータを背景にした別な視点から描かれていたので、あたかも始めて観るストーリーのように感じたのでしょう。

ソータとリョータが同じ誕生日。
明るい妹の存在。
シングルマザーだからこその質素な団地住まい。
将来NBAプロバスケへ行くリョータ。
兄と同じ背番号7。
兄がしていたリストバンドを付ける。

細かい点ですが、まだまだ着目する場面、要素がいっぱいありました。

次の作品に期待

今回、沈黙を破って登場した映画スラムダンク。

スラムダンクのファンなら続編を期待するでしょう。

もちろん私も期待しています。

で、実際にどうなのかですが、十分あり得ますね。

何と言っても、今回の映画のタイトルは「THE FIRST SLUM DUNK」です。

「THE FIRST」って、第一のとか1番目の意味じゃないですか。

だから、「THE SECOND」が考えられるってこと。

もう次の映画のタイトルは、「THE SECOND SLUM DUNK」に決定ですね。

少なくとも、私の頭の中では決定しています。(勝手に作るな・・・)

サブタイトルみたいな名称も付くと思いますが…

で、今度の主役は誰かと言えば、意表をついた第六番目の選手

なぜかと言えば、今回の作品(試合)で、桜木花道は大きな怪我を負ったからです。

で、第六番目は誰かですが、普通で考えれば木暮です。

でも、私は違うと思います。なぜかと言えば、かつての漫画の中で木暮にスポットが当たった話があったからです。

恐らく木暮に次ぐ誰か。安田、角田、塩崎あたりじゃないでしょうか。

そして、作品の完成度を上げるために、サブ主役の設定もありそうですね。赤木か木暮あたりが有望でしょうか。

もしかして、彩子さんだったりして。(個人的には、晴子さんより好みです。)

まぁ、これらは私の邪推の範囲でしかありませんが、続編の可能性は大きいと思います。

だって、この作品ヒットしたじゃないですか。

ファンの要望が大きければ、原作者もそれに応えようとしてくれるはずです。

そして、今回の作品の中で、山王工高の勝利がほぼ確定的な流れになった時、山王工高の次の対戦相手の名前があがっていました。(愛知県にある高校)

これは、次作を匂わせる何ものでもないですよね。連載漫画では「その後、三回戦で大敗」とのひと言で終わっていますが…)

そして、シリーズものの映画の宿命として、

前作を越えなければならない

という暗黙の使命みたいなのがあると思います。

だから次作は今回の作品を越えた更にビッグな作品になるでしょう。(なって欲しい)

そして、この作品や次作などの影響で、もっともっとバスケットの競技人口が増えて欲しいです。

バスケット最高ですからね。

現在は、既にブルーレイの発売も決まっています。

感動をいつまでも持ち続けたい人にはおススメですね。

スラムダンクのファンなら初回限定版も欲しいところ。

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