どこの世の中にも、好かれる人もいれば、嫌われる人もいます。
それは職場でも同じで、まわりから敬遠される人、相手にされない人、反感を買う人などもいれば、慕われる人、人が寄って来る人、頼りにされる人などもいます。
世間的に嫌われる人は、やはり職場でも嫌われる傾向にありますし、それとは逆に、世間的に好かれる人は、やはり職場でも好かれる傾向にあります。
しかし、そのような傾向があったとしても、職場においては仕事が関わることから、その傾向以外にも、嫌われる要因や、好かれる要素といったものがあるものです。
「プライベートな付き合いはしたくないが、仕事は共にしたい人」
「いい奴ではないが仕事上は立派な人」
なんて、どこにでもいるのを見ても良く分かります。
ここでは、世間的な好き嫌いの傾向はさておき、職場ならではの傾向をあげてみました。
仕事ができる人・できない人
職場では、仕事ができる人は好かれる傾向にありますし、逆に、仕事ができない人は嫌われる傾向にあります。
仕事ができる人は、何かと頼りにされますし、「さすが!」と、一目置かれる存在にもなります。
また、間接・直接を問わず、業務を円滑化する働きをもっているので、その人の存在は職場の回りの人達にとって、業務を進めるために重要な人ってことになるわけです。
反対に、仕事ができない人は、どこかで周りに迷を掛けているもので、周りの人の業務の足を引っ張ることから、その結果として、どうしても嫌われがちとなってしまいます。
仕事に励む人・怠ける人
仕事に励む人は好かれる傾向にありますし、それとは反対に、怠ける人は嫌われる傾向にあります。
仕事に真面目に取り組んでいる人は、周りから見ても気持ちがいいものですし、励みにもなります。「あいつも頑張っているから俺も頑張ろう」なんて刺激を受けたことがある人も多いハズです。
一方、怠ける人、さぼる人は、はたから見れば、「あいつは何をやっているんだ」との、思いが湧いてくるものですし、周りを不愉快にさせ、軽蔑の対象にもなります。
調和を守る人、乱す人
職場の調和を守る人は好かれますし、調和を乱す人は嫌われます。
職場には、そこのルールや決まり事、約束事、あるいは仕事上の作業手順やマニュアルがありますが、これらを守る人は自ずと周りとの調和も取れるので、好かれます。
しかし、これらを無視したり、乱したりして、自分のルールで業務を進めたり、自分勝手な行動をとる人は、周りから嫌われます。調和を乱すことは、多かれ少なかれ、周りに迷惑を及ぼすことになるからです。
それこそ、ひどい場合は、周りの業務の足を引っ張る事にもなりますので、職場で孤立することにもなり兼ねません。
3タイプあげてみましたが、結局のところ単純にいえば、何らかの形でまわりに迷惑をかけるような人は嫌われ、周りに好影響をもたらす人は好かれるってことですね。
そういう意味では、世間で好かれる人、嫌われる人と傾向は似ていますが、仕事を進めなければならないという職場だからこそ、よりはっきりしているのでしょう。
世間では付き合いをやめるという選択肢もありますが、職場では業務を遂行する上で、付き合いをやめるなんてことはできませんし、そんな選択肢はありませんからね。