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今まで知らなかった、日本のマンションの殆どは実はアパートだった?!

どちらにお住まいですか?」といった会話から、お住まいは「一戸建てですか、それとも集合住宅ですか?」なんて会話に発展することがありますが、集合住宅という言葉はどちらかというと、かしこまった言い方なので、実際は「一戸建てですか、それともマンションかなんかですか?」などと自然な言い方をするケースの方が多いと思います。

そんな時、マンションに住んでいないと、「マンションです」とは言えないので、「集合住宅です」とか、「ハイツです」とか、「住宅」ですとか、「団地です」ともいいますが、どちらかというと「マンションみたいなところです」などと、言葉を濁すような言い方をする人の方が多いのではないでしょうか。

これは「マンション」という言い方をすれば、どこか高級なイメージがあるのに対して、それとは別な言い方をすると、少し恥ずかしい感じもするからで、「アパートです」とは間違っても言いたくはない面もあるものです。

さて、そんなことを考えた時、「じゃあ、そもそもマンションって何?」という疑問と共に「アパートとは、いったい何が違うの?明確な定義の差は何なの?」などと思ってしまうもので、はっきりさせたいと考えました。

そこで、マンション(mansion)の意味を辞書で調べたところ、デジタル大辞泉には、 

「《大邸宅の意》中高層の集合住宅。ふつう、分譲形式のものをいう。」

とあり、同じくアパートについては

「《apartment houseの略》 1棟の建物をいくつかの独立した住居に仕切ったもの。また、その個々の住居。集合住宅共同住宅。アパルトマン」

とありました。ちなみに集合住宅については、

「1棟の建物の中に複数の住居がある形式の住宅。壁や床によって区切られ、それぞれ独立している」

となっていました。

マンションの意味の中で「《大邸宅の意》」という記述が気になったので、英和辞書でmansionの意味を調べてみたところ、ジーニアス英和大辞典(抜粋)には、

「(豪華な)大邸宅、館; (領主・地主の)邸宅」

とあり、語法として

「『I live in a mansion.』は「大邸宅に住んでいる」の意になる」

とのことでした。

これらから、日本でマンションと一般に呼ばれてるものは、本来の語源である外国語の意味に照らし合わせた時、実際はマンションに該当しないものが多いことが分かりました。言い方を換えれば、日本で通常マンションと呼ばれている物は、本来の言葉の意味から判断するとアパートに該当し、本当の意味でマンションと呼べるものは、本当に大邸宅に該当するようなごく一部となります。

これは見方を換えれば、日本で使われているマンションという言葉は、本来の意味とは少し異なる、いわゆる和製英語に近い言葉ともいえるでしょう。

結論としては、日本で使われている「マンション」は、本来の語源の意味から逸脱していて、結果としてその定義はあいまいで、中高層の集合住宅のうち、一般のものより高級感がある住宅を総称してマンションと呼んでいるのが現実のようです。

また、日本にある、たいていのマンションは、本来アパートと呼称すべきところ、実際にはそのようには呼ばないのが現実です。

マンションとアパートの2つの言葉は、いずれも日本独自の使い方をしてきた中で、明確な定義のない漠然とした言葉として使われ、それが定着したようです。本来の意味とは違うことを知らないで、用いている人はとても多いことでしょう。

本来の言葉の意味を知らないで使っている言葉や、明確な意味の違いを知らないで使ってい言葉ってあるものですね。

ちなみに、気になったのでついでに調べてみましたが、ハイツ(heights)は、デジタル大辞泉によると、

「高台にある集合住宅。また、集合住宅、住宅団地などにつける呼び名。」

とあり、団地は同じく(抜粋)

「住宅を計画的、集団的に立てた区域。」

とあり、本来は建物そのものは指さず、あくまで区域を指すようです。

言葉っていざ調べてみると、普段使っているのと本当の意味とが違う事も多々あるものだと思い知らせれました。

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