一般に「肥満は万病のもと」とよく言われていますが、その一部を実感することがありました。
それは、毎年、定期的に受診している職場の健康診断で、体重が減少したことによって、診断結果が改善したことによります。
昨年までは、ある検査項目で要経過観察が出ていて、その状態が既に何年にも渡ってずーっと続いていましたが、本年の健康診断では、遂にその「要経過観察」の診断結果が無くなったのでした。
診断結果に慣れてしまう
何年も前に、初めて「要経過観察」との結果が出た時は、「気を付けなければ」との意識もあったのですが、父親が医師である友人にそのことを話すと、「年齢を重ねて行けば、誰でもどこか、体に不調な部分が出てくるものだ」との一言もあり、また、腹部に脂肪が多いものの、体型そのものは肥満と分類されるほどではなかったので、危機意識としてはそれほど強いものではありませんでした。
そして、毎年のように同じ結果が出ていたことで、そのような診断結果にも、いつしか慣れてしまったこともあり、「『要経過観察」だから病気になった訳ではない」という感覚で、危機意識も次第に薄れて行きました。
気にはなるものの
そうとは言え、気にはなるもので、昨年の検診では、要経過観察の原因といわれていた肥満を改善するために、カロリー管理による減量を実施して臨みました。
しかし、結局「要経過観察」という結果は変わらず、それなりに減量したにも関わらず、状況が改善しなかったことに、焦りみたいなものを感じていたのでした。
減量により改善
そこで、本年の健診こそは、と気持ちを改めて更に減量に励んだところ、今までなかなか切ることが出来なかった、70kgの大台を割ることに成功し、その状態のまま健康診断を受診することになりました。
結果としては、その減量が功を奏し、今まで何年にも渡って出ていた「要経過観察」という診断結果に、終止符を打つことが出来ました。
このことで感じたことは、今までは単なる理屈として「肥満は万病のもと」だと思っていたことが、より実感を持って分かったことです。
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そして、「いつかは改善しないと」と、何年にも渡って思い続けてきたことが、ついに改善できて、非常にスッキリした思いをしました。
それと同時に感じたことは、単に診断結果に反映されただけではなく、万病のもとそのものを改善することができたのは、自身の健康にとっても、本当に良かったということです。
もし私のように「そのうち改善しよう」などと、漠然と考えている人がいれば、直ぐにでも改善することを強くお勧めします。それは、改善できたからこそ、「そのうち」をそのままにしなくて良かったと強く思えるからです。