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上司に良い印象を与えて実力以上の評価をしてもらう3つのコツ。

上司が部下を評価する場合、人事部などが定める基準に基づいて評価すべきですが、評価する側が人間である以上、実際には、どうしても主観が入ります。

そこで、このような主観をうまく利用し、少しでも印象を良くして、実際の能力以上の評価を得るためのコツが重要です。

評価には少なからず主観が入る

長いあいだ会社員として多くの後輩を指導・管理してきた中で感じてきた経験をペースに、印象を良くするために大切な3つのコツをまとめました。

良い評価を得るために

職場で高い評価を得るためには何が大切でしょうか。端的に言えば、評価対象となる様々な能力に関して、上司からよく見られることです。

しかし、上司がその人の能力を評価する場合、少なからず上司の主観が入るのが現実です。

従って、実際に能力を有することも大切ですが、いかに印象を良くするかが大切になります。

例えば、あまり表現力のない人でも、ちょっとしたことで「表現が豊かな人」との印象を持たれれば、「表現力」という能力について良い評価をされることになります。

つまり、好印象を持たれるためのちょっとしたコツを抑えることがポイントになります。

評価対象には何があるか

具体的なコツを説明する前に、評価対象となる能力にはどういった要素があるのか、その概要に触れておきましょう。

評価対象や評価基準、評価方法などはその企業などによって異なりますが、一般的に評価される能力には「実行力」「判断力」「積極性」「規律性」「協調性」「責任力」「向上心」「管理刎「創造力」「交渉力」「表現力」「企画力」「誠実性」「先見力」「提案力」「指導力」などがあり、その範囲は広いです。

そして、これら評価対象となる能力は、相互に関連しています。例をあげれば、創造力が豊かな人は企画力も長けている傾向にありますし、協調性に優れた人は交渉力も得意ですし、積極性の強い人は向上心も強いものです。

また、これらの評価対象となる能力は、本来同じ重み付けで評価されるべきところ、実際には、偏りが生じるというのも現実です。つまり、ある要素で評価が高く見られると、他の要素でも高く見られる場合がけっこうあるのです

見方を変えれば、同程度の努力をしても、思いのほか好印象となって高い評価につながる場合もあれば、あまり評価につながらない場合もあるのです。だからこそ、コツをつかんで効果的に高評価を狙うことが重要なのです。

好印象のコツは3つ

では、実際に好印象を持たれるためのコツについてですが、「勤務態度を守る」、「積極性を重視する」、「きちんと伝える」ことの3つが重要です。

この3つを徹底すれば、さまざまな能力について良い印象を持たれやすくなり、結果として全体の高評価が期待できます。

ここで「勤務態度を守る」ことは、勤務態度で悪い印象を持たれないことを意味します。

また、「積極性を重視」については、業務に取り組む時に、常に前向きに臨むことを意味します。

更に、「きちんと伝えること」は、業務のひとつひとつの経過や結果を、きちんと報告することを意味します。では、これら3つについて詳細を説明します。

勤務態度を守る

悪印象を避ける

さて、良い印象を持ってもらうことはとても大切ですが、何よりもまず「悪い印象を持たれないこと」の方が大切です。

人間は、どうしても悪いところに目が向いてしまうものですから、もしそれが上司の先入観となってしまうと、実力以下の評価しかして貰えなくなってしまう恐れがあるからです。

従って、良い印象を持ってもらうことを考える前に、まずは悪い印象を持たれないようにすることを徹底すべきです。

では、上司が部下に対して、悪い印象を持つのはどういう点でしょう。

職務上の専門知識が低く、人材として期待できない。優柔不断で判断力が鈍くメリハリがない。理屈が先行して実行力が欠如しスピード感に欠ける。

こういった見られ方をされてしまった場合、悪い印象を持たれてしまうでしょうか。この答えは確かにイエスです。

しかし、これらは、実際に業務を遂行する上での能力そのものに関する評価ですから、「業務上の実力が評価された結果が、他の評価項目にも影響を与える」と見るペきで、印象そのものを直ちに悪くするものではありません。単に能力が低いと判断される趣が強いのです。

では、印象そのものを悪く持たれるのはどういう場合でしょう。

それは、業務遂行上の能力そのものというよりも、業務に対する姿勢や勤務態度に関する場合です。

勤務時間中にいつもウトウトしている。毎日、始開始直前ギリギリに職場に来る。いつも離席してどこに行ったのか分からないことがある。勤務中の私語が多い。服装が乱れている。言葉や態度が乱暴である。

こういった姿は、全て勤務態度の現れですが、印象の大小に関わらず悪い印象を与えます。上司に悪い印象を持たれないために大事なことは、まさに勤務態度をきちんとするところにあります。

一定レベルでよい

しかし、「勤務態度をきちんとする」と聞くと、何か重たく考える人もいるかも知れません。勤務態度を良くすることを考えて、必要以上にカみが入っても不自然ですし、頭でガチガチに考えても堅苦しいだけです。

実は、きちんとした勤務態度は大切ですが、悪い印象を持たれないことに主眼を置いた場合、目に付くような悪い勤務態度を取らないことが何より大切です。

つまり、勤務態度は良いに越したことはありませんが、一定レベルの勤務態度を取っていれば、通常、悪い印象となることはありません。

逆に、勤務態度の悪さが目につくようであれば、それは大きな悪い印象を与えかねないマイナス要因ですから、特に注意が必要です。

そして、勤務態度が悪い場合は、それだけで評価を決定づけてしまう場合もあります。私もかねてから、強制的に異動させられた人、解雇された契約社員、自然に異動させられた人など、不要と判断された人を多く見て来ましたが、その多くは、勤務態度の面で、著しく問題を抱える場合でした。

代表的な例をあげると下記のような人です。

常に乱暴な言葉で周りに不快感を与え威圧的な態度が目に余っていた人。
毎日のように始業ベルと同時に職場に駆け込んできていた人。
全くと言ってよいほど挨拶もせず、終業前から帰り支度をしていた人。

以上のように、悪い印象を持たれ、しかもそれが著しい場合は、良い印象を持ってもらうこと以前に、問題外となってしまいます。

ここにあげた例は、極端な例ではありますが、良い印象を持たれようとする前に、悪い印象を持たれないようにすることが、如何に大切か分かって貰えると思います。

積極性を重視する

次に積極性を重視することについてですが、「積極的に臨む姿」が優れていると、実はそれが「積極性」以外の「実行力」や「向上心」も優れているという評価につながりやすいのです。

また、積極性で高い評価があると、本来別な能力として判断される「判断力」「責任力」「創造力」「企画力」「表現力」などについてもよく見られる傾向もあります。要は、積極的であることは、間接的に他の評価を良くしやすいのです。

具体的には、「与えられたこと以上のことを実施して、それを報告する」、或いは「提案や問題提起のような形で訴えて行く」というようなことが有効です。

例えば「〇〇を調査してくれ」と依頼された業務に対して「〇〇の調査が完了しました」と単に報告するだけなのと、「〇〇を調査しましたが、関連する△△について調べた結果、このようなことが重要だと分かりました」と報告するのとでは、上司に伝わる意気込みや姿勢に大きく差が出るのは分かると思います。

言われたことだけしかやらない」とか、「言われてから始めてやる」とかは、誰でも出来ることです。

「プラスアルファを実行する」、或いは、「重要なことを、言われる前に実行する」といったひと味違う積極的な姿勢を見せてアピールすることがとても効果的なのです。

きちんと伝える

また、「きちんと伝える」ことは、極めて大切です。上司は部下を評価することが一つの仕事ですから、部下のことをしっかり見るものです。しかし、実際は見えない部分や不透明な部分が多いのです。

せっかくいい面を持っていても評価されないでいるならば、その人が能力を持っていないのと変わらなくなります。

きちんと伝えること、即ち業務上の報告をしっかりすることは、単に業務の内容を伝えるだけではなく、報告した人物を評価する機会になります。評価する機会が多ければ多いほど、しっかりと評価をして貰えるようになります。

従って、「上司だから分かってくれているだろう」とか、「これくらいは理解しているだろう」、などという甘い期待は捨てて、「何に関してもきちんと報告する」、「きちんと伝える」ことが大切です。

このように聞くと「きちんと伝えることで、却って印象が悪くなることもあるのではないか?」という疑問を持つ人もいるかも知れません。

もちろん「短所を見抜かれてしまうと怖い」という気持ちがあるのは当然ですが、むしろ「長所を見て貰えないことの方が勿体ない」と心得るべきです。

心理学でも、「接する機会が多ければ多い程、好印象を持たれる」と言われています。きちんと伝えることは接する機会を多く持つことに相当しますから、それは総じて見れば好印象につながるのです。

以上、好印象を持ってもらうためのコツをお話しましたが、これらのコツをうまく利用すればより高い評価につながることでしょう。

しかし、これらはあくまで「コツ」ですから、コツばかりに頼って業務がいい加減では意味がありません。仕事は仕事できちんと励み、きちんと評価して貰う。その上で、上記を念頭に効果的にアピールして行くことが大切です。

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