長野市では、毎年スケート競技大会を開催していますが、去る3月10日(土)、11日(日)の二日間にわたって、第48回目となる大会が開催されました。この大会は、長野市スケート協会が主催し、長野市や長野市教育委員会、長野の各地方放送局などの後援で行われました。
初日の10日はスピードスケート競技、2日目の11日はフィギュアスケート競技が行われ、参加登録者の延べ人数は、スピードスケート競技が個人約150人とリレー13組で、フィギュアスケート競技が40人弱でした。そして、参加者のほとんどは、小学生を含む学生などで、若い人が目立っていました。
参加登録者の数を見るだけでも、長野市がスピードスケートの方に力を入れていることがよく分かりますが、実は長野市内からの参加者の比率は、圧倒的にスピードスケートの方が多く、スピードスケートがメインと言っても過言じゃないくらいでした。フィギュアスケートは、諏訪市や茅野市といった長野県南部の参加者が目立ち、スピードスケートに力を入れる県北と、フィギュアスケートに力を入れる県南との差がここに表われていました。
以前、スケート靴を買いに行った時、担当の人が、「県の南北で力の入れ方が正反対だ」と言っていたのを思い出しましたが、実際、長野市では子供を対象とした、スピードスケートクラブなんかもあり、ここにも、長野市がスピードスケートに力を入れている姿が表れています。
開催場所であったエムウェーブは、1998年に長野オリンピックが行われた施設であり、本年、平昌オリンピックでメダルを獲得した、小平奈緒選手や高木美帆選手がリンク記録を持っている施設で、スピードスケート選手にとって、とても馴染みのある場所でもあるわけです。
10日に開催されたスピードスケート競技では、小学校低学年の子供でも、しっかりしたフォームで滑っている子供もいて、実際に滑っているスピードも、大人顔負けのような選手もいました。中高生にもなると、「速いっ!」と圧倒されるような滑りをしている選手も多くいて、ここからオリンピックに出るような選手も生まれてくるのかな、とも思ったものです。
長野市民となった私も、スピードスケートで長野市の知名度がもっともっと上がって行けば、と期待するものです。