山手線で網棚の荷物が一周した話。

長野に越してくるだいぶ前の話ですが、友達と山手線に乗って帰路についていた時のこと、電車を降りた直後にその友達が「あっ!カバンを忘れた」と言い出したのです。

友人が山手線の車両の網棚に荷物を置き忘れた

聞いてみると、網棚の上に置いていたカバンを、下車する際に、そのまま置いて来てしまったそうで、既に走り出してしまった電車を、ただ呆然と見ているしかありませんでした。

駅員に相談

山手線と言えば、都内中心部にあるJRの路線で、環状の線路を周り続けている列車です。

環状路線を一周走行するのを待てば、下車した駅に再び同じ列車が戻ってくるのですが、一周するのには1時間かかります。

待っていてもカバンが紛失してしまう可能性もありますので、何はともあれ、とにかくまず駅員に相談することにしました。

山手線は29駅あって一周するのに60分かかる

相談に応じてくれた駅員はとても親切な方で、親身になって対応してくれました。

まず、乗っていた車両が何分発の電車で、その何両目の車両のどの位置の網棚であったのかを確認してくれましたが、荷物を置き忘れた位置が確認できた頃には、下車してから既に10分くらいは経過していたと記憶しています。

山手線の場合、何台もの電車が周回している上、発着時刻がズレたりするので、列車を特定するだけでも時間が掛かったのです。

捜索する駅員を手配

それから、実際に荷物を探してもらうために、駅員を手配できる途中の駅を調べてもらい、ようやく駅員を手配できたのが品川駅でした。

駅員の口ぶりでは、都内のJR線といえども、荷物を探すような人員を確保できる駅は限られているようでした。

我々が下車した駅が新宿駅で、内回り(反時計回り)の列車に乗っていたので、品川駅といえば一周の3割に当たる距離を既に過ぎた地点に当たります。

その後、品川駅の駅員からの連絡が入って状況を聞けたのが、品川駅を通過してから10分以上経過した頃でしたが、その頃には既にその電車は環状路線の半分位を走った地点にいたようです。

駅員の説明では、結果として「どのカバンであるかを特定できなかった」とのことでした。

考えてみれば、伝え聞いた網棚の位置と、カバンの特徴だけを頼りに、わずかな停車時間中に他の乗客のカバンと間違わずに、確実にそのカバンを確保するのは、容易なことではありません。

ついにカバンが一周

そして、「次に駅員を手配できる先の駅を確認する」とのことで調べてもらいましたが、それが可能な次の駅は池袋駅とのことでした。

池袋駅といえば山手線で新宿駅までの所要時間が9分の位置で、仮に駅員が荷物を確保しても、新宿まで届けてもらえば、時間的にも大差は無いので、むしろ新宿駅までその列車が戻ってくるのを待った方が、確実で早いかもしれないとのことでした。

私と友達は相談した結果、新宿駅に戻ってくるのを待つことにして、元の下車位置で待機したのでした。

待ちに待った列車が戻ってくると、何事もなかったかのように元の網棚の位置にそのままカバンが置かれていて、無事に手にすることができました。

その後、最後まで見届けてくれた駅員にお礼を言って、帰途につきました。

緑の車両が特徴的な山手線

今振り返れば、我々の忘れ物に対して、一時間余も親身に対応してくれたわけで、そのとき対応してくれた方は、本当に親切だったとつくづく思います。

かなり昔のちょっとした失敗談でしたが、経験しようとしてもなかなか出来ない貴重な体験でもありました。

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