城山(じょうやま)動物園は長野市の動物園ですが、動物の数も決して多くなく、敷地面積も比較的狭くなっています。
しかし、入園料が無料であることや、園内には一般の動物園には無いような遊具が設置してあること、他ではあまり見られない動物を飼育していることが特徴となっていて、ちょっと足を運ぶスポットとしてはけっこう魅力があります。
中でも、園内で飼育されているアシカは動物園の顔のひとつでもあり、ちょっとしたショーを開催していて、とても見ごたえがあります。
入場が無料
長野市城山動物園は、長野市のもと長野市開発公社が運営している公的な施設で、長野駅からバス、又は自家用車でのアクセスが便利な場所にある、都市型の動物園です。
敷地面積がわずか14387平方メートルなので、決して広くは無く、飼育されている動物類は種類も少なく数も限られているので、規模としては比較的小さい動物園です。
しかしながら、一般の動物園とは異なり入園料が無料という点が大きな特徴で、無料だからこそ気軽に足を運ぶことができ、それが大きな魅力のひとつになっています。
また、近隣にある城山公園や少年科学館などへも足を運びやすいことから、子供を連れて行く遊び場所としてはとても適しています。
動物園としての規模は小さいものの、それら近隣の施設へ足を延ばすことで、一日中楽しむことができます。
子供向けの遊具
さて、城山動物園のもう一つの特徴と言えば、園内に大小規模の遊具がいくつもあることでしょう。こうした遊具は、一般の動物園にはない設備なので、特に子供を遊ばせる場所として優れています。
具体的な遊具としては、ゴーカート (バッテリーカー)、アラビアンメリー、メリーゴーランド、モノレール(いずれも有料)があり、ちょっとした遊園地のような感覚を味わえます。
これらの遊具以外にも、公園を思わせる滑り台があったり、モルモットなどの小動物に直接触れあうことができる、ふれあいコーナーがあったりして、小さな子供達を楽しませてくれます。
その他にも、売店で購入したエサを猿にあげることができるなど、他の動物園にはあまりないような、子供にとっては魅力ある設備が整っています。
アシカのショー
さて、私がこの動物園で、特におススメしたいのが、アシカのショーです。実際は「アシカのトレーニング」と題して行われるイベントですが、内容がちょっとしたショーのようなものなので、見ていてとても楽しめます。
公開しているのは土日などの週末を中心とした特定の日(公式サイトで日時は公開されている)の決まった時間だけなのですが、無料で楽しめるショーとしてはとても見ごたえがあります。
飼育員の指示に合せてリズムよく動く姿には、アシカの知能の高さを感じると同時に、パフォーマンス力の高さを感じます。
そして、単なるショーとしての見せ場だけではなく、飼育員がアシカの健康チェックをするシーンが公開されるのですが、アシカが飼育員を信頼しきって体を預けている姿には、動物の愛らしさを凄く感じます。
ショー以外の時間に、ただアシカを見ているだけでも見ごたえがあるのですが、こちらがジッと見ていると、アシカが興味深く反応を示してくるところがあり、とても愛嬌深いものを感じ、思わず「また会いに来るね」と語り掛けたくなるほどです。
アシカは大きい動物園でも見ることが出来ないところも多く、アシカを見ることができるだけでも貴重だと感じます。
こんなちょっと独特な城山動物園。身近なところにありながら行ったことがない人は是非一度足を運んでみるといいでしょう。独特の魅力があり、とても楽しめます。