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定説「温室効果ガスが地球温暖化の原因である」に対して持つべき疑問。

温室効果ガスが地球温暖化の原因で、二酸化炭素の排出が増加するにつれて、地球は温暖化に向かっているという説は、既に定説になっていますので、ほとんどの人はそういう認識を持っていることかと思います。

従って、二酸化炭素の排出を規制しなければ、やがては地球の温度上昇が進んでいろいろな問題が発生すると考え、それが常識であるとも思っています。

しかし、世の中には反対論や逆説などもあり、むしろそちらの方が、信憑性があるのではないかと、常識を疑ってみる見識も重要だと感じます。

温暖化は本当か?

世の中には、定説や常識となっている事柄に対して、それを否定する反対論や逆説などが存在するケースが多々あります。「温室効果ガスが地球温暖化の原因である」という定説についても例外ではなく、様々な反対論や逆説がとなえられています。

例えば、「温暖化どころか寒冷化している」という説がありますが、この説が主張するところによれば、温暖化は局地的に起きているだけで、地域によってはむしろ寒冷化の方向に動いているところもあるというものです。

また、「温暖化と言えるほどの変化はしていない」という説もあり、この説によれば、世の中でいわれている温暖化においては、その主張は有利なデータをもとにしていたずらに誇張されている傾向があり、温暖化といえるほどの温度増加傾向はないというものです。

この手の説は、色々な説がありますので、主張する者や機関によってその内容はさまざまですが、これら諸説を見ていて感じることは、それなりに筋の通っている説が多いということです。

因果が反対という逆説

更に、「温暖化が二酸化炭素の増加をもたらした」という逆説もあり、この説によれば、「温暖化傾向と二酸化炭素量の増加傾向は比例関係にあるのは事実であるが、二酸化炭素の増加が温暖化をもたらしたのではなく、温暖化が二酸化炭素の増加をもたらした」というものです。

この説では、二酸化炭素量と温度増加量のグラフを重ねて見た時に、二酸化炭素の増加が先に始まったのではなく、温暖化が先に始まったということが見て取れるというものです。

そういう意味では、この説が主張するところはなるほどの思いを抱くのですが、どちらが先に増加傾向を示したかについて(二酸化炭素増加量と温度増加量)は、データの取得方法にも依存するので、微妙といえば微妙な感じもします。

原発が絡む実態

さて、これらの諸説を見ていると、それらの主張には決して無理がなく、むしろ理屈が通っていると思わざるを得ない説も多くあります。そしてここに思い浮かぶことは、原発利益共同体なるものの存在です。

原発利益共同体とは、原発が稼働することで何らかの利益を得ている組織の全体を呼ぶ名称ですが、電力会社だけでなく、政治家、自治体、メーカ、マスコミなど様々な組織が含まれていると言われ、そこで動くお金はスゴイ額になるとも言われています。

そして、一説によれば、定説「温室効果ガスが地球温暖化の原因である」が広く行き渡っ背景には、その昔、ある米国副大統領の力強い働き掛けがあったといいます。

原発をカ強く推進するためには、当時主流であった火力発電の問題点を大きく取り上げる必要があった訳ですが、そのためには二酸化炭素の排出が温暖化を招き、環境破壊などの大きな問題を起こすというストーリーがとても都合がよかったわけです。

当然そこには、原発に関連した大きな利権が絡んでいた訳ですが、そうした動きは何も当時だけでは無く、今日でも根強く残っています。

特に原発に絡む利権は、欧米だけでなく日本でも大きいと言われていて、そうした姿は近年の日本においても見え隠れします

例えば、福島原発事故を機に、原発反対の世論は今や過半数を超えていますが、それにも関わらず縮小する方向には向かっていません

また、原発反対のデモが霞が関周辺で連日、大々的に行われていた時期も、マスコミの報道は控えめでした。

更に、火力発電には燃焼効率の優れた天然ガスが使われている実態があるにもかかわらず、二酸化炭素の問題に目が向くように、石油によって火力発電がされているかのような発言をする政治家もいます

「温室効果ガスが地球温暖化の原因である」という説に対する、反対論や逆説には、かなり信憑性の高いものも多くあることを知らない人も多いでしょう。これらの反対論や逆説が、真実であるかどうかは正直定かではありません。

しかし定説をただ鵜呑みにするのではなく、背景には大きな利権が絡んだ強い動きがあるんだという認識を持つと同時に、疑問視しようとする姿勢を持つことは大切なのではないでしょうか。

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