舌下免疫療法の体験談その2-服用開始後の副作用や今後への手応えは?!

今秋(2019年)からスギ花粉症の根本対策として、舌下免疫療法を始めることにしました。

実際に専用の薬を服用し始めたところ、若干の副作用が出ましたが、大きな問題は特になく、現在も継続治療しています。

舌下免疫療法の体験談ー実際に薬の服用を始めてみて

今回は、前回(その1)に続いて、実際に服用した時の状況や、服用開始後にどのような症状が現れたのかなどを細かく説明します。

治療開始

さて、舌下免疫療法の体験談については、既に「その1」と題して、最初の診療時に医師に質問した内容とその回答をボリューム満載でまとめました。

治療を開始するに当って聞いておきたいことを色々聞いていますから、同じ治療を考えている人には役立つ情報が多く含まれていると思います。

気になる方は下記の記事を参考にして下さい。

今回は「その1」の続きとして、実際にアレルギー検査を終えて、舌下免疫療法の治療を開始しましたので、服用開始から2週間が経過するまでに得た体験を主に書いて行きます。

具体的には、最初の服用時の状況、薬の服用の仕方、服用開始後の身体の状態について、実際の状況や感想、今後への手ごたえも含めて述べて行きます。

最初の服用時

治療開始までの経緯

私が実際に服用を開始したのは、耳鼻咽喉科への2回目の通院の時でした。

1回目の通院ではこの治療に関する相談をして、アレルギー検査を実施していましたので、2回目の通院では、判明した検査結果を踏まえて実際に治療を行うかどうかを決めることになりました。

今回、検査を受ける何年も前に既に別な医療機関で検査を受けたことがありましたから、スギ花粉とヒノキ花粉のアレルギーがあることは事前に分かってはいました。

しかし、治療開始に当たっては治療する医療機関できちんと検査結果をもとに判断しなければいけない決まりがあることから、改めて検査を行うことになったものでした。

検査結果を踏まえて決断

検査はアレルギー36種の判断ができると言われるものでしたが、結果としてスギ花粉とヒノキ花粉のアレルギーがありました。

同時に、これら以外の34種類のアレルギーは全く無いことがハッキリしたのも私には有益な情報となりました。

36種類のアレルギーが分かる検査をした

そして、アレルギー反応のレベルとしては、スギ花粉については中くらいのレベル(インジケータ表示上)で、ヒノキ花粉については少し低めなレベルでした。

検査結果を見て、「やっぱり!」と言う思いでしたが、既知のことでもあったので、驚きはしませんでした。

むしろ、舌下免疫療法をしてみようとの後押しにもなりました。

1回目の通院時に医師に質問したことに関して、その内容を再確認した上で、治療を行う旨を医師にきちんと告げ、舌下免疫療法を始めることにしました。

いざ初めて服用

さて、舌下免疫療法の治療というのは具体的には薬を服用するのですが、これは舌下免疫療法という名称にもあるように、舌の下に薬を服用する方法です。

患者自身が簡単に服用できる方法ですが、一番最初の服用については医師のもので服用して、服用後30分は身体の反応や変化を観察しなければならない決まりになっています。

これは、アレルギー反応によって万が一ショックやアナフィラキシーが起こった場合を想定しているようです。

実際に私の治療においても、上記のように医師の指導のもとで服用しました。(薬の服用方法の詳細に関しては、別の項に後述しますので、そちらを読んで下さい)

薬は内服薬ですが、舌の下に含み、1分経過してから飲み込みましたが、医師の目の前で服用して、薬を飲み込んだ後は「30分間様子をみますので、待合室でお待ちください。後ほどお呼びします」とのことでした。

副作用が出る

それから5分も経過しない頃、喉にかゆみを感じましたが、それはあたかもスギ花粉の飛散開始時期に感じるような症状でした。

あぁ。花粉症の症状と同じだ」と思いながら、ある程度は予期していたものの「やっぱり症状は出てしまうものだなぁ」と少し仕方がないような感じでした。

それから10分、20分と経過して行くと、今度は全身にだるさを感じるようになりました。

これもちょうど、スギ花粉の飛散開始時期に感じるような独特のだるい感覚です。

この感覚は個人差があるでしょうし、同じような症状が出る人がどれ位いるかどうかは分かりませんが、私が味わうこの種のだるさは、言葉ではとても説明しにくい症状です。

身体ほぼ全域の神経にあたかも微小電流が流れるかのような感覚で、体全体が少し重いようなだるい感じになる症状です。

この症状は、スギ花粉時期になるとその期間はほぼずーっと味わう感覚で、飛散状態や体調などによっても差がでるものの、飛散時期には常に症状が現れ、花粉が飛ばなくなって初めて治まる独特の症状です。

要するに、これは花粉の飛散時期に味わう症状のひとつで、それが最初の薬の服用に伴って表れたのです。

以上を簡単に言えば私の場合は、上記のように咽のかゆみと全身のだるさという2つの症状が表れました。

さて、30分が経過して再び診察に呼ばれた私は、これら2つの副作用について医師に説明しました。

すると、医師は「最初の服用で、このような反応が出る人は何人かに一人はいます」とのことでした。

医師の言葉のニュアンスからは、喉のかゆみなどが出ない人の方が多いと感じました。

そして、喉の様子を診察した後は特に問題ないとの判断がされて、今後の服用方法について説明があって2回目の通院を終えました。

その後は、同じように家で服用するように指示があり、「もし何らかの過剰な反応などが起きた場合は、他の医療機関でも事情を説明すれば問題なく診察できる」とのことでしたので、安心して服用を続けられると感じました。

今後の治療は、薬を継続しながら定期的に診察して様子を見て行くとのことですが、その途上、副作用がひどければ症状を抑制する薬を処方することもあるかも知れないとのことでした。

更に、万一本当にひどい症状の場合は、服用を中止する可能性もゼロではないとのことでした。

ちなみに、最初に服用した日は、少し風邪気味であまり体調も優れなかったこともあり、それが副作用を大きくしていた可能があります。

実際に、担当の医師も「症状の表れ方は体調などのコンディションにもよる」と話していました。

薬の服用の仕方

どんな薬

さて、その後は自分の家で服用を続けるようになりましたが、その後の状況を説明する前に、私が服用している薬の服用方法について細かく説明しておきます。

まず薬そのものですが、シダキュアと呼ばれるスギ花粉舌下錠で、鳥居薬品株式会社で製造している薬です。

シダキュア2,000(未開封状態)

シダキュア2,000(開封状態)

この薬はアレルギー成分の濃度によって2つに分かれていて、シダキュア2000とシダキュア5000の2種類あります。

シダキュア5,000(未開封状態)

シダキュア5,000(開封状態)

濃度の薄いシダキュア2000は最初の一週間(7日)のみ服用し、それ以降はシダキュア5000を服用することになっています。

従って、私が耳鼻咽喉科で最初に服用した薬はシダキュア2000になります。

いずれも医薬品ですから、薬だけをもらうことはできず、必ず医師の処方が必要になります。

実際のパッケージは写真のようにシダキュア2000もシダキュア5000もしっかりとした包装になっています。

シダキュアは包装がしっかりしている

湿気を嫌うのか、空気を嫌うのか理由は分かりませんが、この薬が開発される以前の薬は冷蔵庫保存が必要だったと言いますから、薬の保存はきちんとした方が良いようです。(薬には吸湿性があるそうです)

薬の詳細や関連した情報については、鳥居薬品の公式サイトに掲載されていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。(https://www.torii-alg.jp/cdq/intro.html

シダキュアは吸湿性がある

実際の服用方法

では、実際の服用方法ですが、基本的に公開されている通りで、舌の下に薬を置き、1分間そのままの状態を保持し、一分経過した後に飲み込みます。

舌の下に薬を置くとき、舌の構造上、舌の真下(中央)には置けないのでちょっと脇になりますが、それで構わないそうです。

多少ずれてしまっても気にすることは無いってことですね。

シダキュアは、服用直前に取り出して舌の下に置き、1分経過したのちに飲みこむ

また、一分間そのままにしていると、薬の性質上ほとんど溶けてしまうため、いざ一分後に飲み込もうとしても、実際は飲み込む感覚がないほど薬は残っていない感じがします。

この薬は水分を吸収すると直ぐに溶けてしまう感じです。水が無くても簡単に服用できる点がいいですね。

そして薬の味についてですが、かすかな甘みがある以外は特に味わいなどはなく、服用しやすいように作られていると感じました。

服用の頻度や時間は?

服用の頻度は一日一回と決まっていて、時間も何時でなければいけないということはないそうです。

しかし、朝、朝食時に合せて摂取するのが望ましいようです。

但し、薬を服用する前後5分間については飲食は禁止になっていますので、注意が必要です。

飲み始めて、なるべく飲む時間を決めた方が良いと感じました。時間が同じなら、一定間隔で服用することになるからですね。

実は、毎日朝飲むことにしていたのですが、一度、忘れてしまってその日は夜に服用したことがありました。

その結果、翌朝の服用時との間隔が短くなってしまうので、副作用の表れ方からも、体に慣らすと言う意味でも望ましくないと直感したのです。

それで実際は、翌朝の服用は夕刻まで故意に後方にズラし、薬を服用する間隔があまりばらつかないような工夫をしました。

これについては特に医師からの指示ではありませんが、服用していてそう感じたので、そのようにしたということです。

飲み忘れたら

さて、ここで「薬を飲み忘れてしまったら?」と言う疑問があるかと思います。

実は、これについては私も気がかりでもあったので、2回目の通院時に医師に聞いておきました。

その結果は。

筆者:「もし薬を飲み忘れてしまったらどうなるのですか?

医師:「効果が無くなるとか、問題が起きるといったことは特にありません。但し、毎日欠かさず服用することが望ましいですから、極力忘れないようにして下さい。

とのことでした。薬を飲み忘れたからと言って、心配には及ばないようです。

実際には、「1日3回毎食後」みたいな薬とは違いますから、飲み忘れることは滅多にないと思います。

1日1回の服用でいいわけですから、たとえ朝飲むのを忘れても、昼や夜など、その日のうちに飲むチャンスはまだまだあります。本当に忘れてしまうことはゴクゴク稀なことでしょう。

ただし、宿泊とかがある場合などは、必ず薬を持っていくことが大切です。

忘れてしまったら宿泊の期間、ずーっと飲めなくなってしまいますから特に注意が必要ですね。

実際に医師は

何日も連続して服用しないのは、さすがに良くないので、忘れないようにして下さい。

とも話していました。

服用開始後の身体の状態(副作用)

最初の1週間

では、実際に服用し始めてから2週間の身体の反応、いわゆる副作用についてお話しましょう。

最初に病院で服用した時の状況は上記の通りですが、その後も喉のかゆさと体のだるさは続いたままでした。

しかし、最初に服用した日も、時間が経過するごとに少し和らぐのを感じ、夜頃には服用直後とは違うことがハッキリと分かるくらいでした。

そして、2回目(2日目)、3回目(3日目)と服用して行く中、同様に咽のかゆみやだるさが表れたのですが、それに加えて若干の目のかゆみや耳のかゆみも感じました。

更に悪いことに、鼻水も出て来てだるさもひどくなり、あたかも本格的な花粉の飛散時期に入った感がありました。

正直、この時は、こんな状態が3~5年も続く位なら、こんな治療は止めてしまった方が良いのではという思いも出てきました。

しかし、風気味だった身体が回復した4、5日目になると、鼻水は止まりだるさも和らぎ、ほとんど気にならなくなりました。

そして6,7日目には、喉のかゆみとだるさは残るものの、目や耳のかゆみは意識しないと感じない程度になり、これなら頑張れるという感じになりました。

また、毎日、薬を服用した直後が最も咽のかゆみを感じるのですが、時間が経過すればするほど咽のかゆみはほとんど感じなくなるようにもなりました。

短期間ながら、何となく体が慣れてきたような感覚でした。

2週目

そして薬が少し強くなる8日目以降ですが、正直、薬が強くなったという感じはしませんでした。

最初の1週間と同様に、毎朝、薬を飲んだ直後は咽がかゆくなり、体もだるい感じがあるのですが、時間の経過と共にやわらぎ、夜になるとほとんど感じない程度になりました。

そして、日の経過と共に少しずつ体が慣れてきているような感じがしました。あくまで感覚的なものですが…。

このように2週間の服用を継続してきた結果として思ったことは、これなら長期に渡って継続できそうという手ごたえでした。

また、それと同時に、これなら改善出来るかも知れないという期待が高まりました。

ちなみに、この2週間の間に1回だけ飲酒をしましたが、その時は少し症状が悪化した感じでした。

これは、スギ花粉の飛散時期にアルコールを飲むと症状が悪化するのと同じような感じがしました。

感じたこと

以上、服用から2週間経過するまでの体験を綴ってきましたが、この2週間の体験を通して改めて感じたことが2つありました。

1つ目は、実際に花粉が飛散する場合と、定期的に薬を服用する場合とでは、アレルギー成分を吸収する機会に違いがあることで、

2つ目は、花粉の症状が出る身体部位は、花粉が直接接する部位とは限らないということです。

吸収する機会に相違

まず1つ目の「アレルギー成分を吸収する機会に違いがある」についてですが、実際に花粉が飛散する時期の場合、その時期についてはほぼ24時間に渡ってアレルギーの元であるアレルゲンを体内に取り込む機会があります。

これに対して、この治療によって薬を服用する場合は、一日一回薬を服用する際のみ体内に取り込み、それ以外は一日を通して取り込む機会がないということです。

要はアレルゲンを体内に取り込むのに、継続的か断続的かの違いがあるってことです。

この違いは、薬の服用後に表れる症状が、時間の経過と共に弱まって来る点に具体的に表れています。

そして、この違いがあるからこそ、実際に花粉が飛散する場合に比べて楽に乗り越えらるのではないかと感じます。

薬の服用と服用の間隔を例えて言えば、長い休み時間があるような感じです。

花粉の季節だと、絶対に「花粉の休み時間」なるものを作るのは難しいですから、この差は大きいと思います。

それでいて、時間を掛けて身体をアレルゲンに慣らして行ける訳ですから、理にかなった療法なんだという感じがします。

花粉が直接接触する部位に限定されない

次に2つ目の「花粉が直接接する部位とは限らない」についてですが、アレルギー物質を口から体内に取り込んだ場合でも、目や耳などにその反応・症状が表れる、つまり直接、アレルギー物質に触れない部位でも間接的にその反応が出ると言う意味です。

この治療を始める前までは、実はこのことはあまり深く考えたことがなく、花粉が目に入り込むから目がかゆくなる、鼻に入り込むからくしゃみや鼻水が出る、耳に入り込むから耳がかゆくなる、呼吸などを通して体内に入り込むから頭痛などが起きるなどと考えていました。

もちろん、実際に花粉が付着した部位に直接作用するのでしょうから、これはこれで間違いではなく、事実でもあるでしょう。

しかし、そもそもの話として、アレルギー体質というのはある種のアレルギー物質に対して過剰に反応することで、あくまで身体そのものがその体質を持っていて、身体の特定の部位のみがその体質を持つわけではありません。当たり前ですが。

だからこそ、この治療薬を服用した場合に、目や鼻、耳などに症状が出た訳ですが、このことを通して却って、改めてアレルギーに対する体質改善を図っているのだなぁという実感を持つことができました。

これら2つのことは実際に治療を試したからこそ身を持って感じることができた貴重な体験だとつくづく思います。

次回は、また時間が経過した時点で続編を書く予定でいます。

次回連載近々、投稿の予定です。

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