舌下免疫療法の体験談その5-1年間に掛かる治療費を細かく集計した

スギ花粉症に対する根本療法「舌下免疫療法」の治療を開始してから、ついに1年が経過しました。

1年間に掛かった治療費を細かく集計し、同じ治療を考えている人に役立つように分かりやすくまとめました。

舌下免疫療法体験談その5:治療費について細かくまとめた

私が支払った実費だけではなく、想定される料金幅も考慮してありますので、治療費が気になる人には特に有用です。

治療の背景や経緯

私が舌下免疫療法を始めた理由は、毎年つらいスギ花粉症に悩まされていたからです。

たとえ完治しなくても、つらい症状が少しでも緩和されるのであれば、それだけでも意義があると考えていました。

しかし、最初の花粉飛散時期には、既に思った以上の効果が現れ、思い切って治療を初めて本当によかったと思っています。

治療を開始したのが2019年10月のことですから、既に1年が経過して13か月目に入っています。

これまでの経緯を始め治療の詳細については、治療開始してから色々と記事にしていますので、詳しく知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。

今回は、体験談「その5」として、1年間に掛かった治療費と、今後見込まれる治療費についてまとめました。

なお治療費については、担当医から聞いた必要となり得る費用などについても触れていますので、治療を考えている人にけっこう役立つと思います。

実際の治療費

今までに掛かった費用

この治療は今も継続中ですから、今後も治療費が発生します。

しかし、1年間、治療を継続して来たことで、治療に必要な費用の概算がハッキリと見えてきました。

まずは、今まで実際に負担して来た治療費を一覧にしてみます。

ここでの治療費は、私のように自己負担額が3割の場合です。

自己負担額が異なる方は、換算してお考え下さい。

年月 費用[円]
1 2019年10月 5,680
2 2019年11月 1,650
3 2019年11月 1,880
4 2019年12月 1,730
5 2020年1月 1,730
6 2020年2月 1,880
7 2020年3月 1,730
8 2020年4月 1,730
9 2020年5月 1,890
10 2020年6月 1,730
11 2020年7月 1,730
12 2020年8月 1,890
13 2020年9月 1,890
14 2020年10月 1,730

上記のように、2019年10月に治療を開始してから2020年10月までの13か月間に、合計14回通院しています。

これらの合計金額は、28,870円です。これらは、

1ヶ月当たりに換算すると、2,062円
1回通院当たりに換算すると、2,221円

になります。

治療開始当初、医師から聞いていた費用は、「月当たり約2,000円」でしたから、実際の費用もそれと相違ない金額でした。

費用の内訳

さて、ここで気になるのは医療費の内訳でしょう。

何に費用が掛かっているのか、知りたくなるところですからね。

早速、先ほどの料金の内訳を、一覧にして見てみます。

点  数 [点] 負担額
再・初診料 投 薬 検 査 合 計 [円]
1 288 1,604 1,892 5,680
2 126 423 549 1,650
3 126 501 627 1,880
4 74 501 575 1,730
5 74 501 575 1,730
6 126 501 627 1,880
7 74 501 575 1,730
8 74 503 577 1,730
9 126 503 629 1,890
10 74 503 577 1,730
11 74 503 577 1,730
12 126 503 629 1,890
13 126 503 629 1,890
14 74 503 577 1,730

この表において、点数は1点当たり1割の負担額に相当します。

簡単に言えば”1点=1円”で、自己負担3割の人は点数を3倍すれば実際の治療費(円)になります。

従って、点数の合計欄を3倍すれば治療費になっています。(10円未満は丸められる)

上の表を見て分かるように、治療費の内訳は

「検査」
「再・初診料」
「投薬」

の3項目に大別できることが分かります。

検査の費用

しかし、「検査」については初回通院時のみで、2回目以降は掛かっていません。

これは、治療開始に当たってアレルギー検査をすることなっているからです。

私の場合は、選択可能な検査方法のうち、高価な検査方法を選びました。

その理由は、せっかくの機会なので、多くのアレルギー項目を調べて貰おうと考えたからです。

スギ花粉症のアレルギー反応を調べる検査としては、もっと安価な検査方法も広く普及しているようですので、そちらを選べば治療費を抑えることが可能でしょう。

ひとたびアレルギー検査を実施して、アレルギー検査の結果が分かれば、2回目以降の通院では検査は不要になり、以降は検査費用は発生しません

つまり、長期間継続する舌下免疫療法では、

「再・初診料」+「投薬」

の2項目が、治療費の実質的な内訳になります。

再・初診料

さて、上記の2つの項目のうち「再・初診料」について分類すると、
「288点」、「126点」、「74点」の3種類あることが分かります。

このうち「288点」が初診料、「126点」と「74点」が再診料になります。

再診料が2種あるのは、「診察と薬の処方」(126点)と「薬の処方のみ」(74点)があるからです。

再診料2種の内訳は、

「診察と薬の処方」(126点):再診・明細書発行体制等加算の74点+外来管理加算の52点
「「薬の処方のみ」(74点):再診・明細書発行体制等加算の74点

です。

この治療の場合、1回診察を受けると、次の通院と次の次の通院については薬の処方のみとすることが可能です。(連続2回まで薬の処方のみでよい)

従って、副作用がひどいなどの特段の理由がなければ、薬の処方のみとすることで、少し費用を抑えることができます。

ちなみに、私の場合、12回目と13回目の通院では、連続して診察を受けていますが、これは13回目の通院では同じ耳鼻科に子供を連れて行ったことから、ついでに診て貰ったためです。

投薬の費用

次にもう1つの項目である「投薬」についてですが、「423点」、「501点」、「503点」の3種類あることが分かります。

このうち最も安い「423点」は、2回目の通院で処方されたものですが、これは身体を慣らすためにアレルギー成分がやや弱いタイプの薬(シダキュアスギ花粉舌下錠2,000)も含んでいたからです。少しだけ安いんですね。

そして、「慣らし」が終了すると、それ以降は同じ薬(シダキュアスギ花粉舌下錠5,000)だけが処方されるため、薬代は同じになります。

私の場合、途中で「501点」から「503点」に変わっていますが、これは調剤料が値上がりしたためです。

今後見込まれる費用

さて、今後見込まれる費用についてですが、それは治療の継続期間によって変わります。

舌下免疫療法の治療期間は、一般的には3年~5年と言われていて、きちんと効果を得るためには最低でも3年は継続することが望ましいと言われています。(医師から聞いた話)

実際の治療完了時期は、花粉症の症状や改善状況、患者の要望などを総合的に考えて、患者と医師が相談して決めるのが一般的のようです。

私の場合、既に大きな効果が出ていますが、現時点での考えとしては、やはり少なくても3年は続けようと考えています。

現在は治療開始から13か月に当たりますから、最低でもあと2年は継続する予定です。

今後、1年当たり見込まれる治療費は、治療費が変化しないとして、

「診察と薬の処方」×4回:1,890×4=7,560円
「薬の処方のみ」×8回:1,730×8=13,840円

の合計です。

つまり、1年間では、7,560+13,840=21,400円の治療費が必要となるでしょう。

あと2年間継続した場合は、この倍ですから42,800円(=2×21,400)になります。

2年後に治療を完了したとすれば、既に掛かった費用28,870円と、これからの2年で見込まれる費用42,800円の合計になりますから、71,670円が治療完了(3年1ヶ月)までに発生する費用ということになります。

もちろん、治療期間を長くすれば、1年延長するごとに21,400円分だけ増加した料金になります。

ここでちょっと治療期間と料金の関係を簡単にまとめてみます。

治療期間約3年(37カ月)… 71,670円
治療機関約4年(49か月)… 93,070円
治療期間約5年(61ヶ月)…114,470円

こうして見ると、まとまった金額だけあって、かなりの費用が掛かるようにも見えます。

一般の耳鼻科の治療費も、これ(私の場合)と大差はないと思いますから、あなたが治療する場合も、最低限、これくらいは見込んでおくべきでしょう。

これを、高いと考えるか、安いと考えるかはあなた次第です。

高いと考える人もいるでしょうが、嫌な花粉症に一生悩まされ続けることを考えれば、治療する価値は十分あると思います。

少なくても私は治療して本当に良かったと感じています。(効果が得られているからこそですが…)

想定される追加費用

さて、私の実体験をもとに治療費の概算を出してみましたが、実際に掛かる費用は同じになる訳ではありません。

それは、医療機関によって料金体系も異なりますし、治療にあたって生じる処置は人によって異なるからです。

とは言え、医療機関による差は、相場というものがあるでしょうから、私のように身近にある普通の耳鼻咽喉科を利用すれば大差はないと思います。

また、個人による差についてですが、私の場合は比較的、副作用がひどくなかったので、追加措置などはありませんでしたので、上記に示してきた料金は、最低限掛かる費用という見方をして頂ければよいかと思います。

しかし追加措置が必要であれば、料金はプラスされます。

この治療で追加措置が必要になるのは、治療や花粉の飛散に伴ってひどいアレルギー症状が出る場合です。

この場合の具体的な措置は、アレルギー反応を抑制する薬を服用(舌下治療薬と併用)することで、症状に応じた薬を処方してもらうことになります。

症状抑制用の薬は、花粉の飛散時期に症状を緩和・抑制する目的で服用する薬と同種ですから、花粉症の方であれば、この種の薬(例えばアレロックなど)を服用したことがあるかも知れません。

この種の薬を服用する期間は、症状の出かたによって異なりますので、最悪の場合、治療薬であるシダキュアスギ花粉舌下錠と、アレルギー反応を抑制する薬を併用する期間が長く続くこともあるかも知れません。

いずれにしても、追加措置としての薬の処方と、それに伴う診察回数の増加が治療費の増加分と考えておけばよいでしょう。

具体的に発生する費用は、個人差によってけっこう変わりますので、花粉症の対処療法などのご自身の経験から試算してみて下さい。

追加費用の具体例

具体例があった方がわかりやすいでしょうから、ちょっと想定した例で説明しましょう。

仮に、アレルギー反応が過敏で、薬の処方のみではなく、毎月必ず診察すると過程すると、年間では

1,280円=160円(=1890-1730)×8回

だけ増加することになります。

もし、花粉の飛散時期3ヶ月分だけ、アレルギー反応を抑制する薬を服用してもらうとすると、30日分の薬代を1,000円(あくまで一例)と想定すれば、

3,000円(=1,000×3ヶ月)

だけ、その年の年間治療費が増加することになります。

また、治療開始直後からアレルギー反応がひどく、最初の6ケ月だけ抑制する薬を服用してもらうとすると、30日分の薬代を800円(あくまで一例)と想定すれば、

4,800円(=800×6ヶ月)

だけ、全体の治療費が増加することになります。

これらはあくまで参考のための一例です。

実際の金額は、治療を受ける人の症状次第です。通院頻度や処方される薬の種類と量が変わってくるからです。

以上、今回はの体験談は治療に必要な費用について詳しくまとめました。

実際に掛かった費用をもとにしていますので、大いに参考になるかと思います。

次回の体験談は、次回の花粉飛散時期を予定しています。

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