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国際結婚、経験者の生の声から分かるメリットとデメリット

今やインターナショナルな時代ですから、出会いも国際的になってきています。

その結果、国際結婚も多く、外国人と結婚した人に接する機会も身近にあります。

国際結婚にはメリットもデメリットもある

ここでは、実際に国際結婚をした人の生(なま)の声をもとに、メリット・デメリットをまとめました。

国際結婚に興味を持つ

この記事に興味を持った人は、恐らく国際結婚を具体的に考えている人や願望を持っている人でしょう。

少なくても、全く興味の無い人はいないハズです。

私がこの記事をまとめようと思ったキッカケも、大変興味があったからです。
(私は既婚者ですから、これから再婚しようなどとは思っていませんが…)

私が興味を持っていたのは、日頃から国際交流に積極的であることによります。

国際結婚をされた人と接して来た経験も多く、生(なま)の話を聞いてきたことが役立つと考えたのです。

生の声って実感こもっていて、説得力ありますからね。
理論理屈だけだと、時には役立たない情報ってこともありますし。

日本人同士の結婚ですら夫婦の実状は外から見ただけではあまりよく分かりません。
だから、当事者の生の声って実態をよく理解しやすいんです。

ぜひ、この記事の情報を活かし、国際結婚の姿をイメージして、あなたの結婚に役立てて欲しいと思います。

国際結婚を求める人は多い

さて、「国際結婚」をキーワードにして、ネットでどのように検索されているかを見てみましょう。

すると、
出会い

相談所
といったキーワードと、一緒に検索されることが多いのが分かります。

これは、国際的な出会いを求めている人や、具体的な結婚の相談をしたい人が多くいることの表れです。

また、他にも
苗字

手続き
というキーワードと一緒に検索されることも多くあります。

これらは、具体的に国際結婚の話を進めている人が多くいる表れです。

結婚後の苗字はどうなるの?
具体的な手続きはどうするの?

これらはいずれも、国際結婚するからには絶対に必要な情報ですからね。

実際の国際結婚の出会いは

国際結婚をする人は多くいるわけですが、実際の出会いはどうなのでしょうか。

私が知り合った人を見ると、やはりその出会いは大別して2種類です。

1つは自然と知り合った、もう1つは紹介によって知り合ったです。

しかし、これらはよく考えると日本人同士の結婚と全く同じです。
日本人同士が普通に結婚する場合の出会いを考えてみて下さい。

自然と知り合って恋愛をして結婚に到るケースもあれば、
友達の紹介やお見合い、出会い系や相談所で知り合って結婚するというケースもあります。

単純に言えば、日本人同士の結婚も国際結婚も、その出会いを大別すれば2つだけです。
自然に知り合うか、誰かを通して知り合うか、2つだけです。

では、どちらの出会いがいいのでしょうか。
その答えはありません。それはあなたが決めることだからです。

自然に知り合った場合、恋愛感情が生じて結婚に到るのが普通でしょう。

また、紹介で知り合っても、二人がお互いに魅かれるものがなければ結ばれることはないでしょう。一部、そうでない人もいますが…。

どちらの出会いがいいかと言い切れるものではありません。
個人的には、自然に知り合って恋愛をして…というのがいいかと思いますが。

結婚相手は「国際結婚」ではない

では、具体的な相手はいないけど、国際結婚をしたいと考えている人はどうでしょうか。

私が見る限り、実際にこういう結婚をしている人(配偶者として意図的に外国人を探すような人)も結構います。

中には

結婚は絶対に国際結婚。
〇〇人と結婚したい。

というような願望を持って行動している人もいます。

しかし、結婚相手はその相手自身であって、国際結婚そのものが目的ではないハズ。

もちろんこういう人にも、その人の価値観があるのですから悪いことではありません。

しかし、

日本だといい出会いがないから
日本人だと平凡でつまらないから
外人の方が魅力的な感じがするから

なんて感覚で国際結婚を考えているのでしたら、個人的にはあまりおススメしません。
もう少しよく考えた方がいいと思います。

その理由は、国際結婚は通常の結婚には無いような大きなメリットがある反面、通常の結婚にはない大きなデメリットもあるからです。

極端な例で説明すればハイリスク・ハイリターンって感じでしょうか。(ちょっと大袈裟かも)

要は、安易に考えない方がいいということです。

決めるのはあなた自身

さて、具体的なメリットとデメリットの話に入る前に、予め述べておきましょう。

ここまで読み進めて来たということは、かなり国際結婚を真剣に考えていると思います。

国際結婚。どうしようかなぁ
相手は外国籍。結婚すべきかどうか
好きだし結婚したいが外国人だからなぁ

このように迷うのは当然のことだと思います。
しかし、改めて考えてみて下さい。

日本人同士の普通の結婚でも悩まない人がいるでしょうか
恐らくいないのではないでしょうか。

意中の人からプロポーズされて、具体的に結婚の話が進んで行ったが、いざ結婚する日が近づくと

このまま結婚して本当にいいものか?

と悩んだ。そんな話はよく耳にするところです。

ごくごく普通の結婚ですらとても悩むのですから、国際結婚であればなお更です。
一生のことだから悩むのも当然ですね。

でも、もし外国人だからという理由で躊躇しているのであれば、それは違うと思います。

よく身分不相応の結婚をテーマにした映画やドラマがありますが、それと似ています。

余りにも家柄が異なる二人が結婚を望んだけど、周りに反対されるってお決まりのストーリーですね。

そのおきまりの結末は、反対されるという大きな壁を乗り越えてゴールイン!

国際結婚は、壁や規制、法律とかもあって一筋縄で行かないわけですが、本質はお決まりの映画やドラマと同じです。

本当に結婚したいのであれば、あとは覚悟だけです。
たとえどんな困難があっても、この人と一生連れ添う」という決意が大切ですね。

この決意ができないのであれば、所詮はその程度の思いしか持てないってことでしょう。
実際、この決意に立てずに結婚を断念して、あとあと後悔した人を見たことがあります。

結婚すること自体って一時的ですが、結婚したあとは一生です。
だから覚悟と決意が大切なんですね。

国際結婚のメリット

前置きがとても長くなりましたが、具体的なメリット・デメリットをあげて行きましょう。

まずはメリット(長所)からです。

子供がバイリンガル、自身も…

これは前提として子供を授かればの話ですが、生まれた子供は自然とバイリンガルになれます。

父親の母国語と母親の母国語。両方マスターしてバイリンガルになれるんです。しかも両国語もネイティブなみ。凄いことです。

もし結婚相手が英語圏でない人だと、トリリンガルになれるかも知れません。

日本語は母国語、英語は義務教育、そして結婚相手が韓国人なら韓国語もマスターしてトリリンガルみたいな。

2か国語や3か国語を小さいうちから自然にマスターするって簡単ではありません。
それが自然とできてしまうのですから凄いことです。

私の知り合いの男性は、中国滞在中に中国人女性と結婚して日本に戻って来ましたが、

子供が2か国語を自然と身に付けられるのは大きな財産だ!

と、しみじみ語っていました。

その家の子は、父親と話をする時は日本語、母親と話をする時は中国語ですが、話す言語は全く無理なく、すごく自然なんです。

私は中国語を独学で勉強していますが、その子が発音する中国語はまさにネーティブでした。(当たり前ですが…)

子供が小さい頃から自然と身に付ける言葉・言語は本当に凄いと思いますが、国際結婚だからこそなせる業だと痛感です。

2か国語に堪能と言われる人材って、こういうところから生まれて来るのですね。

で、もう一つついでのメリットとしては、子供だけでなく親(自分自身)にとっても相手の国の言葉を覚えやすくなる点です。

アメリカ人と結婚した人は、英語がうまくなるんです。自然と。

知り合いの日本人女性でイギリス人と結婚した人がいますが、その人は学生時代に知り合って恋愛結婚の末に結婚。

ラブラブな夫婦ですが、時にはケンカをするそうです。そんな時、お互いに相手の国の言葉で悪口を言い合うそうです。

自然と実践的な英語まで覚えてしまうってことです。
英会話スクールなんて行く必要なくなりますね。

一緒に暮らしているだけで英語学習みたいな感じですから、ある意味スゴイです。

国際感覚が強くなる

次に、これです。必然的に国際感覚が強くなります。

世の中には日本を出たことがないような人も未だに多くいます。
海外に行ったことが無い人。パスポートを持ったことすら無い人。

そんな人ってまだまだいるんです。この時代にですよ。個人鎖国みたいな。。。
江戸時代じゃないのに何それって感じもしますが現実です。

そして、海外に行ったことはあっても、ありふれた旅行だけって人も多いですね。
実際に、本当に多いですよ。こういう人。

だから、日本人って国際感覚に疎い人がとても多いです。
日本は、まだまだ外国人の受け入れには消極的な面もありますから、これにも起因していますね。

なので、外からみた日本ってけっこう知らない人も多いです。(私もまだまだですが)

しかし、国際結婚をすると、必然的に相手国のことを知らざるを得なくなるんです。
すると、日本という枠にとらわれていたことに気付くんですね。

これは、そのまま国際的な感覚を強くしてくれます。
日本と言う殻を破らなければ結婚できないのですから、当然と言えば当然です。

実際に国際結婚をした人と接していると、感覚がやっぱり違うんですね。
話しをしていて、言葉から伝わってくるものが国際的な感覚なのです。

日本と言う枠から世界を見るのではなく、世界の中の日本という広い視点で見られるんですね。

そして、国際結婚をした人がよく口にする共通の言葉に「日本人って云々」というのがあります。

国際感覚が鋭くなるからこそ、日本人が如何なる民族であるかが、すごくよく見えて来るんですね。

実際に国際結婚をしているからこそ持てる実感なのでしょう。

相手国のことを深く知れる

これって、あまり価値を感じない、メリットと思えない人もいるかも知れません。
特定の国についてなら、勉強すればある程度は知識を深めることができるからですね。

でも、実は外国って、実際にその中に暮らしている人の生活って外から見ただけでは分かりません。

中から見たその国の実状は、そこで暮している人と接しないと分からないのです。

国際結婚は、海外の人と一緒になりますから、その国に関する生の情報が入ってきます。

ベトナムってこんな国だったのか。
タイの実状ってこうだっだのか。
ロシアの人ってこんな暮らしなのか。
アメリカ人って実はこういう一面があるんだ。
フィリピンってイメージと異なりこんなことがあるんだ。

こういった諸外国の実際の姿は、そこで暮してきた人しか分からないものです。

国際結婚をすれば、普通では知り得ない、相手の国に関する色々なことを深く知ることができるんです。

価値観にもよりますが、特定の国に関して深く知る機会を得られるのは、大きなメリットと言えます。

人間として大きく成長でき、視野も広がるる

国際結婚。どうしても避けられないのが、二人が育ってきた環境の差です。
国が違う訳ですから、育ってきた環境に大きな違いがあるのは当然です。

言葉の違いや人種の違いはもちろんのこと、生まれ育った国の歴史や文化、そして知らずと身に付いた生活習慣やスタイルなどにも大きな差が生まれます。

当然、色々な価値観にも違いを生じます。

日本人同士でも生まれ育った環境が違う分だけ、夫婦間で異なる感覚・価値観を持つことは当たり前です。

こうした価値観の違いは、お互いに理解するためには苦労を要します。
時には、相手の感覚をあまりにも異質に感じ、受け入れ難いこともあるかも知れません。

ここまで話をすると、「それってデメリットでは?」と感じる人も多いハズです。
しかし、価値観の差はデメリットという一面を持つ反面、お互いに大きく成長できるというメリットを併せ持ちます。

価値観の差があれば、相手に対して深く理解することも必要ですし、忍耐が求められることもあります。

だからこそ人間として大きく成長できるんです。そして、その結果、視野を広げることもできるでしょう。

実際に、国際結婚を経験されている人と接していると、器の大きさを感じることがよくあります。

小さなことでは動じないとか、人間の厚みみたいなものが伝わって来るんですね。

何ら苦労もせずに社会人になった人と、苦労の末に社会人になった人とでは人間の厚みに違いを感じますが、これに似ていますね。

これはデメリットと表裏一体ですが、国際結婚は人間として大きく成長できる糧になるのです。

ワクワク刺激のある生活

人間は、未知のものや慣れていないもの、知らないことなどには刺激を強く感じます。

国際結婚をすると、異国に関することに触れられるため、ワクワクした刺激のある生活を送ることができます。

日本人であれば、日本のことはよく知っているものですが、それでも時には意外な発見をすることがあります。

そんな時、「当たり前じゃなかったんだ!」のような刺激を味わい、平凡で退屈な生活をワクワクさせてくれます。

外国に関しては、知らないことはたくさんあり、未知のことは無数あります。

外国人と一緒に暮らしていれば、新たな発見などは日常的で、それはとても刺激になります。
新鮮なできごとに日々触れることができるんですね。

国際結婚をされた人と話していてよく話題に上るのは、国の違いによって生じる様々なエピソードです。

この前、こんなことがあった」などと、異国の事情などを知らないから起こるような日常のできごとは、聞いていてとても面白いものです。

そんな刺激的なエピソードが日常に多く満ちているのです。

「平凡な日はつまらない」と、何かと刺激を求める人も多いと思います。

平凡な日々の中に、ちょっとしたスパイスを持ち合わせているのが国際結婚だと言えるでしょう。

国際結婚のデメリット

さて、何ごとにもメリットもあればデメリットもあります。

国際結婚についても、メリットと同様にデメリットがあります。

では、デメリット(短所)を見て行きましょう。

言葉・会話の壁

まずは言葉の壁、会話の壁です。多くの人が気にする点でもあるでしょう。

英語が大嫌いだけど、アメリカ人との結婚を考えているなどであれば、なおさら気になりますよね。

仮に、結婚する相手が英語圏の人であれば、自分が英語を話すか、相手に日本語を話して貰う必要があります。

一部の特殊な人を除いて、夫婦のどちらか一方が母国語ではない言語を話す必要がありますから、自ずとコミュニケーションは困難になります。(相手がネイティブなみに言語能力を持っていれば別ですが)

外国語にかなり堪能な人でも、母国語を話す人と同じレベルに達するのは容易なことではありません。

特に、大人になってから習得した語学では、ヒアリングや発音に難が残ってしまいます。

その結果、夫婦間の意志の疎通は難しくなり、真意が伝わらないとか、誤解を招くなどが多くなります。

実際に夫婦げんかの原因は、コミュニケーションにおける意思の疎通が十分でなかったことに起因することが多いようです。

もし、相手の国の言語に堪能でなかったらどうでしょう。いわゆるカタコトの場合です。
その場合、結婚後に相手の国の言語を勉強するのが一つの手段です。

でも、絶対に忘れてはならないのは、少なからず言葉の壁は残ることですね。

しかし、考え方として大切なのは「気持ち」でしょう。

日本人同士の一般の結婚だって、夫婦間の行き違いや誤解なんて日常茶飯事です。
コミュニケーション不足から生じる勘違いやすれ違いも頻繁にあります。

夫婦間で全く会話が無いような、完全に冷め切ってしまった夫婦だって存在します。

日本人ですらそのような状況です。だからこそ、気持ちが大切なのです。

お互いの気持ちさえあれば必ず意思は通じます。

国際結婚をされた人で、会話や言葉で苦労した話は非常によく耳にします。

実際、言葉の壁による誤解やケンカは必ずあります。

しかし、そういう壁そのものが大きな問題になるケースはごく稀だそうです。

言葉の壁を気にされている人は「気持ちの持ち方こそ大切」と心得ましょう。

デメリットばかりが気になって前に進めないのでは意味がありませんからね。

また、見方を変えれば、言葉を克服することは、外国語を習得するというメリットとも言えます。

考え方・価値観の差が大きい

次に、デメリットとして大きいのがこれですね。

国が異なれば、文化も異なり、生活習慣も違います。
また、思想や考え方、価値観にも大きな差が生まれます。

その結果、日常においても思考にギャップが生まれ、相手のことを理解しにくい場面が頻繁に現れます。

特に、根底に横たわるような基本的な価値観の違いに関してはとても苦労が大きいそうです。

たとえ日本人同士でも、価値観の差からくる苦労は避けられないと言われるくらいですから、国際結婚におけるその苦労はよく分かる気がします。

しかし、国際結婚をしている人にいざ話を聞いてみると、価値観の違いで夫婦が衝突することはよくあるものの、それが国際結婚そのものに起因するのはごく一部だそうです。

どういうことかと言えば、夫婦間の衝突した内容をよく見ると、本質的には日本人同士で起きる要因と何ら変わらないのです。

そして些細なことが多いのですね。(きっと、どこの国も同じなのでしょう)

以前、日本人男性と結婚した中国人女性が

日本人のこういう考え方が気に入らない。もう絶対離婚してやる!!

と、とても怒っていました。

しかし、ふたを開けてみると、原因は姑との衝突で、特に大きな価値観の違いがあったわけではありませんでした。要は、日本人同士でもよくある話だったのす。

国際結婚の場合、夫婦間の考え方の違いは確かに大きくなります。
だから、そのギャップを埋めるために苦労するのも事実です。

しかし、生活習慣から生じる考え方や価値観に違いがあっても、本質的な理念みたいなものってけっこう共通です。

例えば、

親は大切で孝養心を持つべき

といった類は、国境なんか関係ありません。

要するに、互いの価値感の違いをお互いどこまで理解しあえるかどうか。
その姿勢や努力こそが大切と言えるでしょう。

メリットとデメリットは表裏一体です。

だから、お互いの理解を深められさえすれば、互いに成長できるというメリットにも転じ得ます。

法的な規制や国境の壁

ところで、絶対に見落とせないのがこれです。

たとえ言葉の壁や価値観の相違を克服したとしても、これだけは回避できないからです。

遠距離恋愛をされた方であれば、その難しさは分かると思います。
遠距離だと距離が離れているから容易に会うことができません。

国際結婚をする場合、実際は二人とも同じ国に住んで(滞在して)いることが多いので、お互いにすぐ会うことはできるでしょう。

しかし、単なる物理的な距離だけが距離(壁)を作る訳ではありません。

他の国の国籍を持つ人は、滞在するだけでも国の認可(ビザ)が必要になります。

ビザが認可されなければ滞在できませんから、当然まともな結婚などはできません。

仮に認可されても滞在期間が制限されるものです。

滞在の条件を伴う場合もありますし、定期的な(滞在許可の)更新も必要となります。

また、お互いの国を行き来する場合には、必ず入国審査がありますから、それだけでも容易ではありません。

国が違うというだけで、どうしても国境と言う壁があり、それを無視することはできないのです。

世の中には偽装結婚をして不当な滞在をする人もいます。
また、国際的な結婚詐欺というのもあります。

従って、そういう犯罪を防止するために、滞在許可の審査はそれなりに厳しくなっています。

たとえ正規の国際結婚でも、背景にそういう厳格さがあるため、規制や難しさを伴うこともあるのです。

具体的な規制などは、相手の国がどこの国か、結婚後どこに住むのかによって大きく変わってきます。

しかし、いずれの場合であっても、壁があることに変わりはありません。

そして、もし配偶者の親族などの冠婚葬祭があれば、急きょ渡航なんてこともあるかも知れませんが、

ちょっと行ってくる

という感覚では行けません。

遠距離恋愛では、遠いいという物理的な距離がありますが、国際結婚では、国境の壁や法的な規制と言う距離(壁)があるのです。

しかし、「壁があったからこそ、お互いの愛情を深めることができた」、そんな話もよく耳にします。

場合によってはメリットの働きをすることもあるかも知れませんね。

子供のイジメが心配

これは、子供を持つ親なら誰でも心配なことですが、国際結婚の場合は、普通の結婚に比べるとより深刻です。

もちろんこれは、子供を授かった場合の話です。

子供のイジメはちょっとしたことがキッカケになることも多いのですが、起因する要因の一つに、他と比べて異質である点があげられます。

つまり、「親が日本人でないから」という理由が、イジメを増長し得るのです。

これは特に、黄色人種以外の場合ほど問題になりやすい傾向にあります。

と言うのも、子供の見た目(容姿)がまわりと違って見えるからです。

韓国人や中国人など、同じ黄色人種であれば見た目はほとんど変わらないので、要因としてはまだ小さいのです。

知り合いに日本人男性と結婚したスリランカ人女性がいますが、肌の色が少し黒っぽいため、子供も明らかにハーフだと分かります。

そのスリランカ人は、「子供の容姿が周りと違うと言う理由でイジメに会うのではないかと、とても心配である」と漏らしていました。

また、私の知り合いに教育関係者がいて、色々と話をする機会がありますが、

学校でのイジメ対策には神経をとがらしている。特に、外国籍の子供や親が外国人の場合には、それを理由にイジメに発展するケースもあるので、特に気を付けている

とのことでした。

親にとっては子供は宝。大事な子供を守るためにはこうしたデメリットが存在することをしっかり自覚して、しっかりと我が子を守って行きたいですね。

人種や国籍の違い

さて上記のイジメなどは何も子供に限ったことではありません。この傾向は、親に対しても当てはまります

たとえイジメそのものではなくても、人種や国籍の違いによって、特別な目で見られる場合があるのです。

最近、アメリカの白人警察官が黒人を絞殺したことがキッカケで、人種や国籍の差別に対するデモ活動が全世界に広がって行きましたが、人種や国籍の違いで生じる差別は、大人にもあります。そして日本にもあるのです。

例えば、私の周りに中国人女性と結婚した日本人がたくさんいますが、話しを聞いてみると、けっこうあるパターンが、見下す人がいることです。

中国人女性に向かって「あなたは中国人なのですか?」という普通の会話でも、中にはどこか見下すような言い方をする人も結構いると言います。

また、男性(日本人)に向かっては「奥さん中国人なんですか?」と普通に聞く人の中にも、どこか見下すような感じを持つ人も少なくないと言います。

このように、パートナーが外国籍というだけで、どこか異人種、違う国籍という曲がった見方をされるケースがあります。

日本ですらこのような状況ですから、暮らす国や地域によっては、更に人種や国籍に対する偏見が強い場合もあります。

国際結婚をする場合、そういった偏見などから差別を受ける可能性があることは頭に入れておくべきでしょう。

離婚した場合の傷跡が大きい

結婚を考えているのに離婚なんて考えたくない。
これは国際結婚に限らず、誰もがそう思うとことです。

結婚する時に離婚を考える人などいません。

もしいるとすれば、それは偽装結婚だけですから、そもそもこの記事を読むような人ではないでしょう。

しかし、現実の問題として、どうしても一定数の離婚は存在します。

「どうしてもうまく行かなかった」
「離婚が最善と判断せざるを得なかった」
「関係を修復しようとしたができなかった」

これらは現実によくある話です。

離婚する人は、本来はしたくはない、でも仕方が無かったという感じが多いのですね。

離婚は考えたくはないでしょう。でも、確率としてあり得ると思ってみて下さい。
そして、万一離婚した場合、国際結婚の方がその傷跡が大きくなります。

結婚後に子供を授かっていれば、離婚時には子の親権の問題やその後の養育の問題が発生します。

その場合、普通の結婚よりも厄介です。

もし子供と離別すれば、国境や法律の壁に阻まれて、容易に我が子と接することができなくなる可能性もあります。

そして、子供がいなかったとしても、人生の再スタートはしにくくなります。

特に国籍を移していたり、海外に移住していたりすれば、なおさら困難です。

他国に国籍を移していると、日本の国籍に戻すのは簡単でない場合が多くあります。

海外で暮らしていた場合、その地で暮らし続けるのか、日本に戻るのかのいずれかになると思いますが、いずれにしても再スタートを切るにはハードルが高いのは事実です。

このように国際結婚は、いざ離婚すると、普通の結婚よりも傷跡を大きく残すものなのです。

長短所を含めて、前向きに考えよう

以上、国際結婚のメリットとデメリットを述べてきましたが、最終的に結婚するかどうかの結論を出すのはあなたです。

筆者としては、具体的な対象者が既にいるのであれば国際結婚には賛成です。

結婚は最終的には二人の縁ですが、出会ったことも大事にすべきだと思います。

一生の間に、結婚相手の候補として考えるようになる人って限られるはずです。

そんな人が結婚の候補者として既に上がっている訳ですから、前向きに考えるべきだと思うんですね。

でも、もし具体的に想定する人が、今いないのであれば、国際結婚は、あまりおススメはしません。

これから結婚相手を探すのに、わざわざ外国人を対象とするのは不自然だからです。

それでも〇〇人がいい!

などの特別なこだわりがあれば、それはそれでいいとは思いますが…。

いずれにせよ、国際結婚だからという区別はあまりするべきではないと思います。
人種や国籍を問わず人間は人間だからです。

しかし、国際結婚には難しさがあることは最低限、認識すべきです。
また、国際結婚だからこそ得られるものも多くあります。これも事実です。

これらは、今まであげてきたメリット・デメリットで説明した通りです。

一生のことだから悩む。当然です。
でも、心配ばかりしていたら前に進めません。

失敗して離婚したらどうしよう…」なんて、余計なこと考えても意味ありません。

たとえ日本人同士の結婚でも、失敗する時は失敗するんです。

私の母が以前よく言っていました。

失敗してもいいから結婚しなさい」と。

躊躇している人はこの記事を読んでみて下さい。

結婚は、ゲームではありませんから、安易に考えてはいけません。
でも、時にはカチカチになった頭をほぐすためにも、違う視点に立つことも必要でしょう。

そして、国際結婚する前に、具体的に二人でぜひ考えて欲しいことは、

  • 生活圏をどこにして、何をして生活するのか
  • 子供を授かりたいのか、子供の国籍をどうするのか
  • 30年後にどのような生活を目指すのか

です。

繰り返しになりますが、最後は、覚悟が大切だということです。

覚悟さえあれば、あとはどんな困難があっても乗り越えられます。

覚悟を持って固く決意さえすれば、デメリットさえもメリットに変え得る要素が多くあるからです。

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最後までお読み下さりありがとうございました。
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