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男や女だけで構成する字は姦娚嫐嬲以外にも多数!読みや意味等も詳細説明

漢字の中には、「男」や「女」だけを組み合わせて構成した漢字がいくつもあります。

中でも、

「女」を3つ組み合わせた「
「女」と「男」を組み合わせた「
「男」と「女」と「男」を組み合わせた「
「女」と「男」と「女」を組み合わせた「

などは比較的よく目にする漢字ですが、実際には他にもまだまだあります。

この記事では、「男」や「女」だけを組み合わせて構成した何種類もの漢字を挙げ、読みや意味等についても細かく説明します。

女や男がつく漢字はたくさん

人類の永遠のテーマの1つは「男」と「女」の関係。

その関係を直接文字に表したのが、唯一現存している象形文字、漢字です。

そんな「男」と「女」で構成される文字は、とても興味を引きます。

「男」の1文字と「女」の1文字の組合せは色々ありますが、例えば2文字なら「娚」があります。

もし、3文字なら例えば「嬲」がありますが、三つの組合せなら他にも色々あります。

兄弟のような色んな組み合わせの字が幾つもあるのです。

そして、中には4文字で構成される漢字すらもあります。

えっ?四つの組合せもあるの?

と驚くかも知れませんね。

でも、現時点でまだ文字コードとして規定されていない、理論上の漢字ならここに挙げた以外にも色々あるんですね。

ちょっと読むだけでも、興味を持って楽しめる記事ですよ。

読みや意味はもちろん、成り立ちや書き順等も解説

ここまで読んで、「面白そう」って興味を持ってもらえると思います。

なので、情報満載でまとめます。

まずは、「男」や「女」だけを組み合わせて構成した漢字を一覧表に示します。

読めないような字もたくさんありますが、そこから、各漢字にリンクを貼って詳細説明へ飛べます。

詳細説明では、その字の画数(字画)、部首(偏や旁)、読み方(音読みと訓読み)、世界共通の文字コードとしてユニコード(Unicode)を掲載します。

また、その漢字の書き方・書き順(筆順)、成り立ち(由来・語源)、意味、具体的な熟語や使い方、更には全体を総合的に説明するために解説文も入れました。

ちなみに、「男」の部分の筆順は、日本では、

「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

のようになりますが、中国では、

「㇑」→「㇕」→「㇐」→「㇑」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

のようになります。

「男」や「女」で構成される漢字一覧

漢字 画数 漢字の構成
6 女+女(縦並び)
6 女+女(横並び)
9 女+女+女(品字様)
10 女+男(横並び)
13 女+男+女(横並び)
14 男+男(横並び)
16 女+女+女+男
17 男+女+男(横並び)
17 男+男+女
17 女+男+男
21 男+男+男(品字様)

各漢字の詳細説明

それぞれの字について、以下、詳細を説明します。

女+女(縦並び)

【画数(字画)】6画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)

【読み方】
・音読み…コウ、キョウ、ギョウ
・訓読み…―

【Unicode】36A3

【書き順(筆順)・書き方】
「女(上部)」⇒「女(下部)」
「く」→「ノ」→「一」→「く」→「ノ」→「一」

【成り立ち・由来・語源】
「女」+「女」の会意文字です。

【意味】
美しい。見た目がよい。魅惑的な。かわいい。きれいな。
みだらな。淫乱な。よこしまな。放蕩的な。放縦な。

【熟語・使い方】
日本では、通常、使われません。
中国では、姣(jiāo)の異体字(古い字)とされ、姣と同じ意味として使われます。
また、娇(jiāo)(嬌)と同じ意味もあります。
更に、㚣(xiáo)は苗字としても使われています。

【解説・説明】
㚣は、「女」+「女」の会意文字ですが、二人の女(おんな)が交わる意を含んでいます。
中国では、㚣は姣と同じ意味として使われ、美しい、なまめかしい、色っぽいなどの意があります。
娇(jiāo)(嬌)と同じ意味もあり、女性や子供、花、景色などを対象に、美しくてかわいい、艶やかできれいな、愛くるしいことを指します。
また、なまめかしい美女の意味の他、甘えること、弱々しいなどの意もあります。
ただし、姣の方が一般的なため、㚣は主に苗字として使われます。
異体字とされている姣の「交」は、足を交差させたような姿を描いた象形文字で、からだをくねらせる女性を表しています。

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女+女(横並び)

【画数(字画)】6画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)
女偏(おんなへん)で旁(つくり)も女。

【読み方】
・音読み…ダン、ネン、ナン
・訓読み…いいあらそう

【Unicode】597B

【書き順(筆順)・書き方】
「女(左側)」⇒「女(右側)」
「く」→「ノ」→「一」→「く」→「ノ」→「一」

【成り立ち・由来・語源】
「女」+「女」の会意文字です。

【意味】
争う。言い争う。口げんかする。口論する。いさかいする。言い合いする。

【熟語・使い方】
日本ではほとんど使われません。
中国でも、普通は使われることがなく、古い書物などに記載された記録が残っているのが主です。

【解説・説明】
音読みのダンは漢音から、ネンは呉音から来ています。ダンはナンから転じた音と言えます。
中国語の発音はnuánですから、音読みのネンに近い音です。
この字は、「女」+「女」の会意文字で、二人の女性が言い争うところから来ています。
本来の意味である言い争うことから転じて、騒ぐ意味も含まれます。
また、中国では、言い争う意味のほかに、愚かである、バカであるの意もあります。

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女+女+女(品字様)

【画数(字画)】9画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)

【読み方】
・音読み…カン、ケン
・訓読み…かしましい、みだら、よこしま、かんする

【Unicode】59E6

【書き順(筆順)・書き方】
「女(上部)」⇒「女(左側)」⇒「女(右側)」
「く」→「ノ」→「一」→「く」→「ノ」→「一」→「く」→「ノ」→「一」

【成り立ち・由来・語源】
「女」+「女」+「女」の会意文字です。

【意味】
下記の3つの意味があります。
(1)男女間で不義を犯す。みだら。正しくない男女の関係。女性をおかす。不倫をする。
(2)よこしま。正しくない。道理を犯している。道理を犯す行い。悪事。悪い。心がひねくれている。悪賢い。
(3)かしましい。やかましい。うるさくしゃべる。おしゃべりでうるさい。

【熟語・使い方】
姦は、ここで挙げた漢字の中では最も頻繁に使われる漢字で、熟語も非常に多くあります。
正しくない男女の関係を意味する熟語としては、姦通(かんつう)、強姦(ごうかん)、相姦(そうかん)、姦婦(かんぷ)、姦夫(かんぷ)、姦淫(かんいん)、和姦(わかん)、鶏姦(けいかん、輪姦(りんかん)などがあります。
姦通の意味を単に、姦(かん)すると表現する場合もあります。
よこしまな意味としては、姦悪(かんあく)、姦計(かんけい)、姦策(かんさく)、姦商(かんしょう)、姦臣(かんしん)、姦心(かんしん)、姦賊(かんぞく)、姦智(かんち)、姦佞(かんねい)、姦物(かんぶつ)、姦雄(かんゆう)、佞姦(ねいかん)などがあります。
また、うるさい意味で、姦(かしま)しいと言う表現をします。
更に、四字熟語も多く、例えば、よこしまな心で人にへつらい悪知恵に優れている意味を持つ姦佞邪智(かんねいじゃち)などがあります。
諺にも使われ、大姦は忠に似たり(たいかんはちゅうににたり)などが有名です。

【解説・説明】
「女」+「女」+「女」のように女3つで「みだら」の意が語源ですが、みだらな行いだけでなく、道をおかす意も含みます。
音読みのカンは漢音で、ケンは呉音から来ています。
訓読みの姦しいは読み方だけでなく、うるさい、やかましいなどの意味も日本独自です。
「女三人寄れば姦しい」と言う諺がありますが、これは女性が3人も集まれば、やかましくなる意を表しています。
中国語にはうるさいの意はなく、男女間の不義の意や、非法、悪事の意味で使われます。
姦の異体字には姧があり、奸とも書きます。
ちなみにMS-IMEでは、「かしましい」を変換すれば「姦しい」のような字が出て来ます。

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女+男(横並び)

【画数(字画)】10画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)
女偏(おんなへん)で旁(つくり)は男。

【読み方】
・音読み…ダン、ナン、ネン、ノウ、ドウ
・訓読み…めおと

【Unicode】5A1A

【書き順(筆順)・書き方】
「女」⇒「男」
「く」→「ノ」→「一」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

【成り立ち・由来・語源】
「女+男」の会意兼形声文字です。

【意味】
ぺちゃくちゃしゃべるさま。よくしゃべるさま。しゃべり続けるさま。

【熟語・使い方】
よくしゃべるさまを表す形容詞としては、日常ではほとんど使いません。
名詞としても専ら固有名詞に使われますが、地名としては、石川県金沢市にある娚杉町(めおとすぎまち)、苗字としては娚杉(おいすぎ、又は、めおとすぎ)など、ごく一部で使われているだけです。
中国では、「喃(nán)」と同じ意味である擬似音として使われ、小声で話し続ける声の音である「ひそひそ」「ぶつぶつ」「むにゃむにゃ」などを表します。

【解説・説明】
読み方のうち、ナンは中国語の発音の娚(nán)から来たもので、ダンは漢音から、ネンは呉音から来たものです。ノウやドウはこれらから転じた発音と言えます。
訓読みのめおとは、一般に、めおとこ(女男)の音変化から生まれた読み方だと考えられています。
中国で、同じ意味の字とされている「喃」は、日本でも使われている漢字で、呼びかけや同意を求める際の感嘆詞として使われますが、喃語と言う熟語には、くどくど話すことの意味や乳児の言葉にならない発生を表すほか、男女がむつまじくささやき合うように話すこと(むつごと)の意もあります。
また、中国では「嫐」の異体字とする説があり、娚の語源は嫐の語源と同一と考える場合があるだけでなく、「嫐」が持つ意味と同じ意味も持っているとの考えもあります。
中国では更に、「甥」の異体字とする説もあり、日本語の「甥」とほぼ同じ意味を持っていると考える場合もあります。

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女+男+女(横並び)

【画数(字画)】13画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)

【読み方】
・音読み…ドウ、ノウ
・訓読み…うわなり(うはなり)、なぶる

【Unicode】5AD0

【書き順(筆順)・書き方】
「女」⇒「男」⇒「女」
「く」→「ノ」→「一」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「く」→「ノ」→「一」

【成り立ち・由来・語源】
「女+男+女」の会意文字です。

【意味】
なぶる。からかう。たわむれる。もてあそぶ。
なやむ。なやましい。
歌舞伎十八番のひとつの名称。

【熟語・使い方】
嫐(なぶ)ると表現して、人を面白半分に苦しめたり、もてあそんだり、からかってバカにしたり、愚弄したりする意味で使います。
また、日本固有の意味として、歌舞伎十八番のひとつの名称「うわなり(うはなり)」を指します。
これは、先妻が後妻(うわなり)を打ちたたく風習「後妻打ち(うわなりうち)」を題材とした歌舞伎十八番のひとつのことを意味し、その原形は元禄12年(1699)江戸中村座上演の「一心五界玉(いっしんごかいのたま)」にあると言われています。

【解説・説明】
音読みのドウ(ダウ)は漢音読みで、ノウ(ナウ)は呉音読みです。
呉音読みは、現在中国語の発音である嫐(nǎo)に近い音になっています。
嫐の意味は、元々は上記の通りですが、広義には、悪ふざけする、ばかにする、つきまとう、うるさい等の意味もあります。
中国語では、嫐は戏弄(xìnòng)の意味で、からかう、ばかにする、なぶる、悪ふざけする等、日本と同じような意味を持っています。
ちなみにMS-IMEでは、「嫐」は「なぶる」から単漢字を経て変換することができます。

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男+男(横並び)

【画数(字画)】14画

【部首(へん・つくり)】田部(たんぼ)

【読み方】
・音読み…ジョウ、セン
・訓読み…―

【Unicode】24CB6

【書き順(筆順)・書き方】
「男(左側)」⇒「男」
「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

【成り立ち・由来・語源】
「男+男」の会意文字です。

【意味】
双子(ふたご)。双生児。ふたごの兄弟。
からかう。いじめる。
絡まった。

【熟語・使い方】
日本ではほとんど使われません。
中国でも、普通は使われることがなく、通常は、同じ意味を持つ別な漢字(㝈、嬲)が使われます。

【解説・説明】
音読みはあるものの、日本ではほとんど使われません。
男へんと呼ばれる偏は存在せず、あくまで部首は”田”になります。
中国語では、同じ意味を持つ㝈(luán)や嬲(niǎo)と同じ発音ですが、実際はこの字をそのまま使うことはほとんど無く、孿(㝈の異体字)や嬲が使われます。
この字が持つ意味は、大別すると双子や双生児などと、からかう、いじめる、絡まったなどの2つの意味ですが、前者は㝈が持つ意味で、後者は嬲が持つ意味と同じです。
この字の語源は、「男+男」ですが、二人の男が絡み合う姿を表現したとも言われ、㝈の語源である「子供が二人以上からみあいもつれて生まれること」と共通しています。
ちなみに、嬲を異体字とする説もあります。

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女+女+女+男

【画数(字画)】16画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)

【読み方】
・音読み…ヨウ
・訓読み…―

【Unicode】218B9

【書き順(筆順)・書き方】
「女(上部)」⇒「女(左側)」⇒「女(右側)」⇒「男」
「く」→「ノ」→「一」→「く」→「ノ」→「一」→「く」→「ノ」→「一」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

【成り立ち・由来・語源】
「女+女+女+男」の会意文字です。

【意味】
日本では、特定の意味として使われることはありません。
中国では、魅惑的な、チャーミングななどの意があります。

【熟語・使い方】
日本では、通常は使われません。
中国でも、俗字と言われていて、通常は使われません。

【解説・説明】
日本語の音読みのヨウは、この字の中国語の読み(yāo)から来ていると言えます。
この字は、中国では妖(yāo)と同じ意味を持つと言われていて、色々な意味があります。
上記の魅惑的な等の意味のほかにも、「異常で奇妙な事象や現象のこと」「神話や伝説中の有害な怪物」「不適切な服装や態度」などの意味があります。
また、姣(jiāo)とも同じ意味があると解釈され、美しい、魅力的な、或いは侮辱、乱交的などの意も持つと言われています。

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男+女+男(横並び)

【画数(字画)】17画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)

【読み方】
・音読み…ジョウ、ノウ、ドウ、ニョウ
・訓読み…なぶる

【Unicode】5B32

【書き順(筆順)・書き方】
「男(左側)」⇒「女」⇒「男(右側)」
「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「く」→「ノ」→「一」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

【成り立ち・由来・語源】
「男+女+男」の会意文字です。

【意味】
なぶる。からかう。もてあそぶ。うるさくつきまとう。さわがす。いじめる。

【熟語・使い方】
嬲(なぶ)ると表現して、もてあそんだり、からかったり、する意味で使います。
嬲り殺し(なぶりごろし)と言う表現は、もてあそび苦しめながら殺す虐殺、惨殺の意味としてよく使います。
また、嬲り者(物)は、もてあそんだり、からかったりする対象を表す言葉として使います。

【解説・説明】
音読みのジョウ、ドウ(デウ)は漢音読みで、ノウ、ニョウ(ネウ)は呉音読みです。
現代の中国語では、嬲(niǎo)・ニャオと発音しますので、呉音読みに近い発音です。
語源は「男+女+男」ですが、これは男が女につきまとうことを表し、そこからなぶるなどの意に転じています。
中国語の嬲は、なぶる、からかう、もてあそぶ、たわむれる、からむ、からみ付く、しつこくする、まつわる、かき乱す、絡ませる、むりやり…する、などの意味がありますので、日本語の意味に近いと言えます。
但し、あくまで書き言葉であり、現代ではこれらの意味では使わることはほとんどなく、実際に現代でも使われているのは広東語くらいで、意味としては气愤(qìfèn)と同じく怒る意です。
なお、日本語のMS-IMEでは、「嬲る」は「なぶる」から変換することができます。

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男+男+女

【画数(字画)】17画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)

【読み方】
・音読み…ヨウ
・訓読み…―

【Unicode】218E0

【書き順(筆順)・書き方】
「男(左側)」⇒「男(右側)」⇒「女」
「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「く」→「ノ」→「一」

【成り立ち・由来・語源】
「男+男+女」の会意文字です。

【意味】
日本では、特定の意味として使われることはありません。
中国では、魅惑的な、美貌が整っているなどのほか、色々な意味があります。

【熟語・使い方】
日本では、通常は使われません。
中国でも、俗字と言われていて、通常は使われません。

【解説・説明】
日本語の音読みのヨウは、この字の中国語の読み(yāo)から来ていると言えます。
この字は、窈の異体字との説もあります。
意味は妖(yāo)と同じく、なまめかしく美しい、目の覚めるように美しいなどの意があります。
また、姣(jiāo)と同じとも解釈され、色っぽい、あだっぽいなどの意味を持つとも考えられています。
更に、窈(yǎo )の異体字との考えから、これと同じ奥深いや、女性が美貌でしとやかなさまなどの意味もあるとの説もあります。

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女+男+男

【画数(字画)】17画

【部首(へん・つくり)】女部(おんな)

【読み方】
・音読み…ヨウ
・訓読み…―

【Unicode】218E1

【書き順(筆順)・書き方】
「女」⇒「男(左側)」⇒「男(右側)」
「く」→「ノ」→「一」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

【成り立ち・由来・語源】
「女+男+男」の会意文字です。

【意味】
日本では、特定の意味として使われることはありません。
中国では、魅惑的な、美貌が整っているなどのほか、色々な意味があります。

【熟語・使い方】
日本では、通常は使われません。
中国でも、俗字と言われていて、通常は使われません。

【解説・説明】
日本語の音読みのヨウは、この字の中国語の読み(yāo)から来ていると言えます。
この字は、窈(yǎo )の異体字との説もあります。
意味は、妖(yāo)と同じで、怪しくなまめかしい、あだっぽい、怪しげな美しさなどの意があります。
窕の異体字とする説もありますが、この場合、奥深いやなまめかしいなどの意があるとされています。

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男+男+男(品字様)

【画数(字画)】21画

【部首(へん・つくり)】田部(たんぼ)
※中国では力部(ちから)とされています。

【読み方】
・音読み…―
・訓読み…たばかる

【Unicode】2A7E7

【書き順(筆順)・書き方】
「男(上部)」⇒「男(左側)」⇒「男(右側)」
「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」→「㇑」→「㇕」→「㇑」→「㇐」→「㇐」→「㇆」→「㇓」

【成り立ち・由来・語源】
「男+男+男」の会意文字です。

【意味】
謀る(たばかる)ことを意味します。
中国では、意味が不明とされています。

【熟語・使い方】
この字は、通常は使われませんが、使うとすれば謀るを表現する場合です。
中国では”(nào)”との発音があるとされていますが、意味は不詳であるため、通常、使われることはありません。

【解説・説明】
この字は男3つで構成されていますが、男が三人集まり計略をめぐらしてだますこと(謀る意味)に語源があります。
中国では、漢語大辞典(中国における語彙数が最大規模の辞書)ですら掲載されていない程の字で、意味が不詳な漢字とされています。

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