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舌下免疫療法の体験談その9-5回目の花粉時期を経過して感じること

スギ花粉症の根本治療方法である、舌下免疫療法を始めたのが2019年11月のことです。

まもなく治療完了となる5年を迎えようとしています。

今日に至るまで、花粉の飛散時期を5回経験。

今春の症状改善を経て、治療してきた5年間を振り返ります。

概要

まず最初に、治療の概要を述べます。

私が、舌下免疫療法を始めたのは、スギ花粉症に非常に悩まされていたからです。

花粉シーズンは、身体もだるく、夜も寝不足気味となり、本当につらい日々を送っていたんですね。

シーズン中は、まさに期間限定の地獄。

花粉の無い世界が、パラダイスのように思えました。

で、意を決して治療を開始。

とにかく改善したい一心でした。

症状改善は期待以下だが十分

舌下免疫療法は、花粉アレルギー症の根本療法と言われています。

だから、治療を終えれば完治。

当初そのように期待していたのです。

とは言うものの、治療開始の段階で、

  • 全ての人が治る訳ではない
  • 中には全く効果が無い人もいる

と言う認識はありました。

また、得られる効果も個人差があって、

  • 症状を完全に無くせる
  • 症状を和らげられる
  • 長期間にわたって症状を抑えられる

など人によって様々だと言う説明も受けていました。

中には花粉飛散時期に服用する症状を和らげる薬の量を減らせる程度の人もいると言われていました。

なので、完全に克服できるとは限らないということは初めから理解していました。

ところが、花粉症が酷かった分だけ却って期待も大きく持っていて、

症状を完全に抑えらえる

という甘い期待が心のどこかにあったのです。

結果としては、完全に抑制はできませんでした。

しかし、あの辛い症状を大きく抑制できるようになったことは大きな改善。

ふり返ってみて本当によかったと思います。

  • 痛みとかゆみの混じる喉。
  • 24時間止まらない鼻水。
  • 十回以上連続するくしゃみ。
  • 鼻が詰まって呼吸困難。
  • かゆみが極まり取り外したくなる目ん玉。

付随して生じる不快感、寝不足、ダルさは地球最後の日を感じるくらいでしたね。

花粉症の人って、まるで絶滅危惧種。

そんな思いすら抱いてしまうくらいツライ症状だったのです。

でも今は、大きく軽減しました。

今年の症状は、昨年(2023年)とほぼ同じなので詳細は省略します。

より具体的な症状の改善については、下記の関連記事をどうぞ。

長期治療の継続は負担にならず

さて、舌下免疫療法を検討している人の中には、治療が長期に渡る(3年~5年)ことを気にする人もいるでしょう。

この治療は、何年もかけて根気よく続けて行く必要があるからですね。

でも私の場合、長い治療期間は負担になりませんでした。

確かに、治療開始直後はちょくちょく通院が必要で煩わしかったです。

しかし、ほぼ副作用もなく症状は落ち着いていたので、ほどなく1ヵ月に1度の通院に。

そして症状の安定が確認できた後は、3か月に1回だけの通院となりました。

なので、振り返ってみれば負担というより「けっこう楽だった」とも感じます。

薬を毎日服用するのも習慣化できたので問題ありませんでした。

改善しようという意思さえあれば、長期治療は苦にならないと思います。

ただ、人によっては強いアレルギー反応が出て、頻繁な通院を余儀なくされるケースがあることは頭に入れておいた方がいいでしょう。

今後の症状が気になる

そして今、最も気になることは今後の症状の出かたです。

治療開始から5年となる本年11月に治療を終える予定ですが、その後の効果の持続性はどうか、それが最も気になるのです。

というのは、治療を終えてから年月が経過して行くと、少しずつ症状が元に戻るケースがあるからです。

これにも個人差があり程度も人それぞれ。

もちろん、そうならない人もいます。

未来のことなので、結果を見てみないと分からない。

現時点では誰も分からないのが現実。

私としては当然、効果はずっと持続して欲しいです。

でも、統計的に、どうしても症状が少しずつ戻る場合があるとのこと。

こればかりは、どうしようもないですね。

ただ、治療期間が長い人ほど、元に戻って行く時間も長くなるそうです。

治療期間が3年間の人より、5年間の人の方が症状改善期間を長くできる傾向があるそうです。

症状が戻らないに越したことはありませんが、可能性としてはある。

そういう意味では、治療期間は5年をおススメします。

ちなみに、症状が再び現れてきた場合、飛散時期にアレルギー反応を抑制する薬をのむ方法があるそうです。(担当医談)

また、再び舌下免疫療法を受けるのも1つの手段とか。

いずれにせよ、可能性について心配しても仕方ありません。

舌下免疫療法の1つの懸念事項として参考にして下さい。

副作用の影響はなかった

舌下免疫療法を検討している人は、どうしても副作用が心配でしょう。

治療開始時に担当医から聞いた説明は、

アレルギー反応以外の副作用の症状が現れないのかどうかについては、否定することはできません。薬である以上、何らかの成分が身体に影響しないとは言い難く、例えば0.1%も影響がないのかと問われれば、無いとは言い切れません

というものでした。

なので、可能性としてはどうしても否定できません。

但し、まず絶対あると考えるべき副作用は、「アレルギー反応」です。

薬の主成分はスギ花粉に含まれるアレルギー成分。

だから、スギ花粉症の人が服用すれば、アレルギー反応が全く出ない方が不自然ですよ。

この療法は、アレルギー成分を自ら取り込むことで、身体を慣らそうとするもの。

だから、当然と言えば当然のことで、実際、私も投薬開始直後に症状が出ました。

その後、治療の経過とともに症状は無くなっていきましたが。

私の場合、「アレルギー反応」という副作用は発生。(もちろん想定内)

その反応も、花粉時期の症状に比べれば全然たいしたことありませんでした。

また、アレルギー反応以外の副作用は自覚できる範囲でありませんでした

副作用は人にもよりますが、基本的に考慮すべきは、「アレルギー反応」だと思います。

治療費は想定通り

ところで、治療を考えている人は治療費も心配でしょう。

本人負担三割の私が、治療開始時に医師から受けた説明では、平均して1ヵ月当たり約2000円とのことでした。

結果として、この5年弱の間、まさにその説明の通りでした。

1ヵ月2000円、つまり年間24000円。

5年間なら12万円

恐らく、医療機関による差があっても相場はこの程度でしょう。

大きく変わることはないと思います。

もし、差が生じるとしたら、本人の負担率。

スギ花粉症の舌下免疫療法は保険が適用できます。

だから、本人負担が何割になるかがそのまま大きな費用の差になります。

あと大きな差が生じる要因としては、アレルギー反応が大きく出てしまう場合。

これは治療をしてみないと分からないことなので試算できませんが、可能性として想定しておくべきでしょう。

アレルギー反応が大きく出た場合、その主な対処方法としては、アレルギー反応を抑制する薬をのむことです。

この対処により、通院頻度は上がり、服用する薬も増えますので、その分が治療費として増加します。

そして、この対処の期間が長引くかどうかも治療費に影響します。

いずれも、個人差があることですし、治療を始めてみないと分からないこと。

私の場合、特に追加の通院や別な薬の服用はありませんでしたので、治療費は5年間で約12万円となる見込みです。

なので治療費は、

5年間なら最低12万円。場合によって、追加費用が発生する。

と考えるといいでしょう。

もし、治療費が不安で治療を躊躇するのであれば、まずは診察して相談してみるのも1つの方法だと思います。

また、治療期間は一般に3年~5年と言われていますが、途中で治療を止めたいなら本人が決められることでもあります。

なので、治療を考えているならまず第一歩として、診察して相談するのをおススメします。

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