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高価な家電製品ほど不用な機能だらけ。

家電製品を買う時などに、店頭で妻ともめることがよくあります。それは、どの製品を購入しようか決める時のことで、やたらと高機能・高性能を求める妻に対して、必要なグレードで十分だと主張する私と衝突するわけです。

どのグレードの製品にするか

妻は、あの機能が付いていると便利だとか、同じ買うなら高性能の方がいい、といった感覚的な主張をするのに対して、私は、あれば便利だけど実際には使わない機能だとか、高性能なものほどメーカの利益率が高い分、いたずらに高いだけだ、といった理屈っぽい主張をします。

そもそも、予算に上限がないのであれば、常に最高グレードの製品を購入したいのはやまやまですが、そんなことばかりしていればキリがないですし、家計が持ちません。

なので、私も妻もお互い妥協して、双方の折り合いが付く製品を買うことになるのですが、買った後でいざ使ってみると、買って良かったと思う製品もありますが、もっと低いグレードで良かったと思う製品もたくさんあります。

使わない機能がたくさんある

7年くらい前に購入したミキサーがあって、カートリッジを色々取り換えることで、ジューサーやミルなど、色々な用途に使える高機能な製品なのですが、それら付加的な機能は一切使ったことがなく、今までミキサーの機能しか使っていません。

値段もけっこうしたので、単なるミキサーなら、もっとぜんぜん安く買えたのにと、今でも思ったりします。

5年くらい前に買い替えた電子レンジは、調理メニューがとても豊富な多機能型の製品なのですが、数十もある調理メニューのうち、今まで使用したことのあるメニューは数個だけです。

当時、メニューが少ない廉価製品があったのを覚えていますが、それで十分だったのではと、今でも思います。

健康管理に役立てようと、2年くらい前に購入した血圧計は、パソコンとのデータ通信が可能で、測定データを処理・管理することもできる、家庭用としてはけっこう高機能な製品です。

それなりに値段もしたのですが、血圧と脈拍を計るだけで、測定結果を管理・処理するような使い方は一度もしたことがありません

その他、乾燥機能を使ったことがない全自動洗濯機、豊富なメニューのうち数メニューしか使わないホームベーカリー、体重測定にしか使っていないヘルスメータなどなど、「本当にこの機能必要なの?」と思うような家電製品が家の中にゴロゴロしています。

機能の要不要は常に迷う

実際に使っていない機能がこれほどあると、不用な機能だらけじゃないかと思わずにはいられませんし、「何かが違う」と、考えさせられてしまいます。

特に、使わない機能が、高価なグレードにしかない機能だったりすると、下のグレードで良かったかなとつくづく思います。

買う時は、妻と話し合って、「まぁこの機能は使うか」、「確かにあれば便利だ」と、その都度それなりに納得して買うのですが、いざ使ってみると、想定した使い方をしなかったりするんですね。

これとは反対に、低いグレードの製品を購入して、高グレードにしておけば良かったということもあるにはありますが、稀にしかありません。

どのグレードを選ぶかについては、私にとっては永遠のテーマのようなもので、結局のところ、そのつど決めるしかないのかなぁと思っています。

コスパだけは意識して選びたい

いずれにしろ、製造メーカは、消費者のニーズに合わせて、廉価品、標準品、ハイグレード品など、様々なグレードの製品を揃えるものですが、付加価値を付けて高機能・高性能化を図ることで他の製品と差別化して、収益率の高い製品を作る一面があります。

端的にいえば、高価な製品ほどメーカの利益に対して払う分が多くなる傾向があるわけです。

従って、消費者としては、そんな一面も頭にいれつつ、本当に用途にあったものを、賢く選んで行きたいと思うものです。

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