スーパーなどで売っている落花生、いわゆるピーナッツですが、外皮を剥いて中身の豆だけをパッケージにして販売している商品もあれば、外皮がついたそのままの状態で販売している商品もあります。

落花生の外皮の重さの比率はいくらか?
もちろん、商品の産地やグレードなどによっても販売価格は異なるものですが、通常、これらの商品は重量を単位として販売していますので、外皮を剥いた商品と、外皮付きの商品とを比較する場合には、グラム単価を出しても商品形態が異なるので、同じ条件で価格を比較することができません。
ここでは単純に、落花生のうち、外皮が占める重量比率を調べることで、両方の商品の価格比較をしやすくしてみました。
単純比較
まず、買い置きしてあった落花生を適当に取り出して、その重量をそのまま測ってみました。
そして、量を調整してちょうど50gになるようにしました。
剥く前の、落花生全体の重量は50グラムという意味です。

ちょうど50gになるようにした
ここで試した落花生は、普通のスーパーで購入した普通の商品を用いました。
次に、それらの落花生の外皮を剥いて、外皮と中身とに分け、中身のみの重量を測ってみました。
内側の皮は、重さにはほとんど影響しないと考えて、可能な限り中身からはがれないようにして剥きました。

剥いた皮
その結果、中身のみの重量は36グラムでした。

中身は36gだった
この結果から、落花生全体に対する中身の割合は
36[g]÷50[g]=72[%]
となって、7割余が落花生全体に占める中身の割合であることが分かりました。
つまり、内容量100グラムと表示されていれば、実際の中身はこれに7割を掛けて約70グラムということになります。
実際は、産地や銘柄、保存期間などにもよって、これらの比率は差があるとは思いますが、同じ落花生であることに変わりは無いので、大差はないと思います。
気になる産地
さて、落花生といえば気になるのは産地ですが、国産品だと千葉県が第一位で圧倒的に多く、二位の茨城県と合せると国産の90%以上を占めることになります。
その後、三位の神奈川県、四位の栃木県と続きますが、三位以下はごくわずかで、流通している国産品のほとんどは千葉県と思って良いでしょう。
また、輸入品は国産品に比べて多く、輸入品は全体の約9割を占めているといわれています。市場では、やはり中国産などの方が安価で、どこの販売店でも見かけるくらいです。
まとめ
今回、普段から食べている落花生について、外皮なしと外皮付きとで、実際の内容量が変わってくることから、気になってその比較をしてみました。
思ったより中身が少ないと感じた人も、意外と中身が多いと感じた人もいるかと思います。
いずれにしても、中身の重量の目安になるかと思いますので、実際に購入する時の参考にしてみると役立つと思います。