地方と都市の格差は、平日と休日の格差にどことなく似ている。

首都圏で生まれ育った私にとっては、長野に引っ越して来てからというもの、何かと地方と都市との格差を感じています。

そんなある日、頭に浮かんだのは、地方と都市の格差って、どことなく、平日と休日の格差に似ているなぁということです。

地方と都市部の格差は、平日と休日の格差に似ている

とりあえず浮かんだ類似点は、「人」と「お金」と「格差是正の動向」の3点についてでした。以下、これら3点について考えてみました。

まず人ですが、何と言っても、人の数そのものに格差がありますし、密度についても大差があります。

地方と都市を比べた場合、東京の渋谷や原宿、新宿、池袋など、繁華街へ行けば人の多さには圧倒されますし、時には歩くのも困難なくらい人ごみであふれています。

しかし、長野駅の繁華街へ行っても、人がそれなりに居るって感じはあっても、歩行が困難なんてことはあり得ません。

東京の通勤電車なんかは、電車のドアーのところで、駅員が乗客を押し込んで無理やり乗車させようとする姿がありますが、長野では見たことがありません。それだけ、都市と地方の人の数には格差があるわけです。

では、平日と休日の格差はどうでしょう。ショッピングセンターや行楽地、観光地などを訪れると、人ごみでいっぱいなんてことが良くあります。

ところが、普段は休日にしか行かないそれらの場所へ、平日に足を運ぶと「あれっ?こんなに空いている」なんて経験は誰にもあるかと思います。

いつも行列ができて待たされる飲食店へ、平日行った時、全く待つことがなく入店できて、びっくりした経験がありますが、そんな姿を見ると、平日と休日って差があるものだ、と実感するものです。

行楽地の混雑予想カレンダーなんかを見ても、土日祝は真っ赤なのに、平日は青などで、その差が顕著なんていうのもよくあるケースです。

いつも混むような行楽地には、わざわざ平日に休暇を取って足を運ぶ、なんて人も多いくらいではないでしょうか。

お金

次にお金ですが、これは、賃金と物価の両面の格差に現れています。

賃金について地方と都市を比べた場合、単純で分かりやすいのが、アルバイトの時給です。コンビニやファミレスなどで募集しているアルバイトの時給は、地域における差がはっきりしていて、見ていてすごくよく分かります。

首都圏に住んでいた頃の時給を見慣れていた私にとっては、長野における募集広告を見ると、格差が大きいのに驚かされるくらいです。

では、平日と休日の格差はどうでしょうか。これもアルバイトの時給を見るとよく分かるのですが、一般に、平日よりも土日祝の方が、時給設定が高くなっていたり、休日手当の支給があったりして、平日と休日には格差があります。

これらは何もアルバイトに限らず、一般の仕事についても同様で、都市部の方が、給与が高いのが一般的ですし、休みの日だと、休日出勤手当などがありますので、似ていることには変わりません。

そして、物価についてですが、一部の商品を除いて、都市部の方が地方よりも安くなる傾向があります。この理由は簡単で、流通が多いので輸送コストが安くなり、販売競争が激しく販売数も多くなるので、その分値引きも大きくなるからです。

物価の格差については、平日と休日は関係ないと感じるかも知れませんが、販売店などでは、「平日限定サービス」、「月曜日はポイント5倍」、「平日キャンペーン」「火曜日はセールスディ」などと、平日の場合にはお得となるケースが多くあり、これは事実上の価格差を意味しています。

この理由は、休日に偏りがちな来客を解消しようとして、平日の来客数を増やそうとする取り組みの現れです

格差是正の動向

最後に、格差是正の動向ですが、これは、格差を埋めようとする、対策と効果を意味します。

地方と都市、平日と休日、いずれも格差を是正しようと、様々な努力をしているにも関わらず、抜本的な対策にならず、大きな効果を得られていない点が似ているのです。

例えば、過疎化が進む地方などでは、その進行を食い止めるために、農業の魅力を訴えたり、大企業の地方誘致を推進したり等、様々な対策をしていますが、都市部への人口流入はあったとしても、地方離れには、なかなか歯止めが掛からないのが実態です。

一方、平日と休日の格差を埋めるために、賃金面で休日手当などの支給をしていますが、休日の人材確保が困難なこと自体は変わりません。また、平日キャンペーンなどで客足を伸ばそうとする取り組みがあっても、休日に来客数が偏る点は本質的には変わりありません

そして、格差が縮まる動向にも類似点が見られます。

例えば、JターンやIターンは都市に人が集まるのとは逆の動きで、住宅事情が悪く自然が少ない都市部を避けて、地価が安くて自然の恵みの多い郊外や地方に移って住もうとする動向ですが、これは、休日を嫌って平日に休暇を取って行楽地へ行こうとする動きに、どことなく似ています。

今回、本来全く関係のない、平日と休日の格差と、地方と都市の格差を比べて類似点を見てみました。色々と考えて見てみると、何かと共通点や類似点があって面白いものですね。

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