ディズニーランドやディズニーシーは、いつ行っても混雑していますから、「元旦なら少しは空いていそうだ」なんて考える人もいると思いますが、実際はけっこう混雑します。
混雑するのには「休日だから行きやすい」という理由があるだけではなく、元旦だからこそ楽しめる要素が色々あるからです。
ここでは、
「ディズニーリゾートは、なぜ元旦そうそう混雑するのか」
「元旦にディズニーリゾートへ行く理由や意義はどこにあるのか」
「元旦のディズニーリゾートをどのように楽しむのか」
などについて、本年(2019年)元旦にディズニーランドに足を運んだ経験をもとに、まとめました。
目次
元旦はなぜ混むのか?
元旦の混雑するディズニーパーク
正月、特に元旦などは、
「元旦は帰省して実家でゆっくり過ごそう」
「元日は家でのんびりしたい」
「正月くらいはしっかり休みたい」
などと考えて、外出しないで過ごす人も多いと思います。
また、「元旦そうそう、レジャー施設に足を運ぶ」などとは、考えすらもしない人もいることでしょう。
一方、元旦というのは、一般のレジャー施設に限らず、一般の施設や店舗なども休業しているところは多くあります。
たとえ開園や営業をしていたとしても、施設がフル稼働していなかったり、サービスが一部休止していたりして、限定的な利用となる場合も多くあります。
従って、元旦に後楽地や観光地、ショッピングセンターやレジャー施設などに足を運んでも、どこか不便を感じ、「十分に楽しめない」とか、「思いっきり満喫できない」なんてことも、よくある話です。
そのようなことから、「元旦はあまり混雑しないのでは?」などと考えて、ディズニーランドやディズニーシーへ行こうと考える人も多いと思います。
しかし、元旦だから混まないということは、決してありません。むしろ、繁忙期以外の通常の週末よりも混んでいると言っていいくらいです。
なぜ混雑するのか
混雑する理由としては、
「混雑を避けようと裏をかいて元旦を選ぶ人が多くいる」、
「年末年始の連休を有効に利用して遠方から訪れる人が多い」、
「元旦だからという区別はなく、全てのアトラクションを楽しめる」
などがあげられると思います。
しかし、そこには更に正月だからこそ楽しめる理由や意義があるからです。
では、正月だからこそ、とりわけ元旦だからこそ楽しめる理由、意義にはどんな点があるのか、また、どのような楽しみ方ができるかについて説明しましょう。
長い時間遊べる
元旦の営業時間は特殊で、午前2時から午後10時までと20時間に及びます。
しかも、通常のチケット、通常の料金で入場できますので、長時間営業している分だけ通常よりも長い時間、遊べる、楽しめることになります。(12月31日に入園する、年越しのための特殊チケットは別です)
誰しも
「せっかくディズニーリゾートへ足を運ぶのなら、朝から晩まで一日中じっくりと楽しみたい」
と、時間を惜しむように考えるものです。
また、遠方からはるばる訪れる人であれば
「遠いところから赴くのだから、少しでも長い時間遊ばないと勿体ない」
などと考えることでしょう。
しかし、通常の営業日であれば、一番長い日であっても開園が8時からで閉園は夜10時までの14時間という限られた時間しかありません。
ところが、元旦に限っては、開園の時間が早くなる分だけ、遊べる時間が6時間も長くなるのです。
こんなチャンスは年一回の元旦にしかないわけですから、元旦に訪れる意義はこの点だけでも大きいと言えるでしょう。
もちろん、眠さと寒さとの戦いはあるでしょうが(笑)
夜明けを迎えられる
さて、元旦と言えば新年を迎える日ですが、とりわけ年明けを迎える瞬間、すなわち「初日の出」を見ることに意義を感じる人も多いと思います。
世の中では、「初日の出」を見るために、富士山や海岸沿い、或いは「初日の出」で有名な色々な行楽地や観光地を訪れる人も多くいます。
それは、よき新年を迎えようとする心の現れでもあるでしょうから、そんな「初日の出」を、ディズニーリゾートで迎えられると考えたら、大きな喜びとも言えるのではないでしょうか。
まして、それがディズニーファンであれば、まさに格別ではないでしょうか。
しかも、「初日の出」に限らず、「日の出」そのものを見ることができる時間帯に開園しているのは、一年を通しても元旦だけですから、そういう意味でも価値は大きいといえるでしょう。
私は、「初日の出」の直後に訪れましたが、シンデレラ城を正面に見て、その左側から昇り行く太陽の姿は、まさに新しい年の始まりを告げるようで、とても爽やかな気分でした。
正月気分を味わえる
ところで、ディズニーランドやディズニーシーでは、シーズンや期間に合せたセレモニーやイベントを開催していますが、正月にもその時期に合せて、正月ならではのイベントなどが開催されます。
しかも正月の場合は、イベント期間が短いので、限られた時期しか味わえないという希少価値があります。
これら正月気分を味わえるセレモニーやイベントは、その主なものをあげると以下のようなものがあります。
華やかな門松
ディズニーランドの場合、入園の門を通り抜けると、すぐ先の正面に、お土産ショップなどがある建物(ワールドバザール)がありますが、その建物の手前に相当する部分(メインエントランス)に、左右2つの門松が飾られています。
この門松は背丈が人の背の高さよりも高く、とても目を引くのですが、何と言っても最も正月らしさを表しているといえるでしょう。
しかもディズニーらしさが現れているのは、門松に花が豊富にあって華やかさがあるのはもちろんのこと、正面の下方にミッキーの顔型のマークがデザインされている点です。
正月らしさの中にディズニーらしさがあって、気持ちを愉しくしてくれます。
また本年(2019年)の場合、干支(えと)は亥(イノシシ)ですが、門松には、ライオン・キングに登場するイボイノシシ「プンバァ」が描かれていました。
干支の動物までディズニーキャラクターというところにもまた、ディズニーらしさが表れています。
私が訪れた夜明け直後には、向かって左の門松には、多くの人が取り囲むように自由に写真を撮影していました。
また、向かって右側の門松では、ディズニーランドのスタッフの案内のもと、順番に記念撮影が行われていて、そこには20m余の列が出来ていました。
我が家も家族4人揃って、門松を背景に記念の写真を撮ってもらいましたが、とてもいい思い出になりました。
ちなみにこの門松は、本年(2019年)の場合、1月7まで置かれていました。
新年の挨拶
そして、ミッキーマウスとミニーマウスなどのディズニーキャラクターが、パレード風に園内を行進しながら、正月の挨拶をするイベントがあります。
これは「ニューイヤーズ・グリーティング」と呼ばれるイベントで、通常行われるパレードとは少し異なりますが、実施される場所は通常パレードが行われているパレードルートと呼ばれるルートになります。
ニューイヤーズ・グリーティングは、その名の通り、新年にしか行われないこともあるためか、私が訪れた時は、通常のパレードよりも多くの見物客で混雑していました。
通常のパレードよりも規模そのものは小さく、登場するキャラクターも限られ、しかも開催時間もほんのわずかです。
それにも関わらず、私が訪れた時は、3時間以上も前からシートを敷いて場所取りをする人たちの姿も見られ、ここにも正月という期間限定ならではの姿が表れていました。
ちなみに、本年(2019年)の場合、ニューイヤーズ・グリーティングは、1月6日まで毎日2回開催されていました。
このように、通常のパレードとは少し異なる、ミッキー&ミニーによる新年の挨拶を中心にしたイベントですが、普段見られない和服姿に身を包むミッキーとミニーの姿を見られるので、とても貴重です。
まさに正月ならではのイベントという感じで、ディズニーファンにとっては必見といえるでしょう。
正月らしいお土産
また、ディズニーリゾートといえばお土産が欠かせませんが、謹賀新年という文字が入った正月限定の商品が目を引きます。
正月と言えば、親戚や友達などを訪ねたり、挨拶で様々なところを訪問したりすることがあるかと思いますが、そんな時にはお土産を携えて行くことが多いと思います。
そんな年始の挨拶などにも、まさにぴったりという感じのお土産が、このような正月限定の商品です。
パッケージにはディズニーキャラクターに加えて、干支の動物や年まで描かれていますから、その年の新年を表す限定品としても価値があります。
実際に、親せきや近所の人へのお土産としていくつも購入しましたが、正月ならではのお土産とあって、皆に喜んでもらえました。
元旦にディズニーリゾートへ行こう!!
このように正月らしさを思い切り味わえる、元旦のディズニーリゾート。
元旦とはいえ、基本的にアトラクションは全て通常通り動いていて、元旦という理由でパーク内の施設に制限があるものではありません。
従って、普段と変わることなく終日、思いっきり楽しむことができますから、それも見逃せない点ですね。
実際に、私が訪れた時も、正月という理由で休止しているアトラクションは、私が見る限り1つもありませんでした。
ぜひ一度、機会を見て、元旦にディズニーリゾートに足を運んでみては如何でしょう !