日常生活において、家庭でも職場でも、
「あれ?ハサミはどこに置いたっけ?」
などと、片付けた場所や置いた場所を忘れてしまい、どこにあるのかを探すことは頻繁にあります。
それこそ、直前まで使ってたハサミでも、身の回りのすぐ近くにあるハズなのに、見当たらない。
そんな
「いったいどこへいったんだ」
という経験もけっこう多いものです。
探す場所
そんな探し物をする時のコツですが、うまい方法やコツなどはありません。
「ふざけるな!」
と言う声が聞こえて来ましたので、ひと言つけ加えます。
「きっとここに置いてあるだろう」
と、一番可能性が高いと思うところに置いてあります。
「無い!無い!無いから探しているんだ~。バカにするな!!」
という声が聞こえてきました。
まぁまぁ冷静になって下さい。気持ちは分かります。
では次に、二番目に可能性が高いと思う場所を探してみて下さい。どうですか、恐らく無かったと思います。
「無いんだったら、探させるな~!」
って、今、言いましたね?まぁまぁ怒らず、次に行ってみましょう。
次は、三番目に可能性が高いと思う場所、四番目に可能性が高いと思う場所、五番目に可能性が高いと思う場所・・・のように順番に探してみて下さい。
どうでしたか?やっぱり無かったですよね。
どうして無かったのか、それには理由があります。
ここに、あった!!
私は先ほど
「一番可能性が高いと思うところに置いてあります。」
と言いました。
その通り、一番可能性が高いと思うところに置いてあるのです!
「???。なに言ってんだ!さっき無かっただろーが」
と、お怒りなのは分かります。
とりあえず、もう一回、最初に探した場所を探してみて下さい。必ずそこにあるハズです。
「あれ?・・・本当だ。確かに置いてある。何でだろう?最初に探した時には無かったハズなのに・・・」
と今、言いましたね。
私が言った通り、一番可能性が高いと思った、最初に探した場所で見つかりましたよね。
このように、
探し物は最初に探した場所にあるのですが、最初に探した時には見つからない
のです。
実はマーフィの法則
実際に、誰しもこのような経験をしていますよね。
最初に探した時には確かに見当たらなかったのに、同じ場所を後になってもう一度探すと、なぜか見つかるんです。
私も何回もこのような経験をしています。
不思議なんですけど、
「最初に探した場所にあるのに、最初に探した時には見つからない」
のです。
実はこれ、マーフィーの法則のひとつで、私が当時、
「なるほど!」
と一番実感を持った法則なのです。
今回、この法則を思い出して、それについて書いたのです。
確か私の記憶では、マーフィーの法則では
「探し物は必ず最初に探した場所に存在する。但し、最初に探した時には見つからない」(主旨)
といった(記憶なので、正確にはちょっと違いますが)表現になっていました。
マーフィーの法則を知らない人もいますので、説明しておきますが、マーフィーの法則とは、日常よくある出来事の法則性をたくさん、コミカルなタッチや皮肉った言い方で表現した法則集です。
20年以上も前に、大ベストセラーの本になりました。懐かしい、と思う方もいることでしょう。
と言うわけで、どこにしまったか忘れてしまって見つからない物を探す時、この法則を思い出して探してみて下さい。
このようになる原因は、どうも
「このような状態で置かれているはずだ!」
と言った固定観念のようなものが、無意識のうちに頭のどこかにあるからです。
従って「ここにあるハズだ」という場所とその近辺を最初から注意深く探すことが大切です。
探し物を見つける近道になることでしょう。