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2tロング車をレンタルして自分で引越して分かった注意すべき点。

さいたま市に住んでいたころ、町内を移動する引っ越しの機会がありましたが、引っ越し業者を手配するのは料金も高いと考えて、レンタカーで2トンロング車を借りて、自分で引越したことがありました。

それなりに荷物が多い状況にも関わらず、あえて自分で引っ越したことで、色々なノウハウや注意すべき点を知ることができました。

どのような引越しか

さて、私の引越しはどのような引越しであったかと言えば、当時住んでいた町の一丁目から二丁目へ移るだけの、実際の距離にして1kmにも満たない間の移動でした。

引越し前に住んでいた家屋の間取りは、6畳が2部屋の2DKのアパートでしたが、クローゼットなどの収納設備も充実していましたし、大きな家具なども数点ありましたから、一人暮らしの割には物がとても多い状態でした。

従って、移動距離が近いとはいえ、自家用車(ステーションワゴン)で運ぶにしては何往復もせざるを得ない状況でしたので、とても一日などで作業を終えるのは無理でした。

また、自家用車では、絶対に積むことができない大きな家具がいくつもありましたので、自家用車を利用した引越しは非現実的な話でした。

だからと言って、引っ越し業者に依頼すれば、それなりに高額な引っ越し費用が掛かるでしょうから、「それは勿体ない」と思い、「近くに引っ越すだけなのだから、何とか出費を抑えて且つ、速やかに引越しが出来ないものか」と思案しました。

その結果、2 tロングのトラック車両をレンタルカーで手配し、実際の物品の移動などは友達に手伝ってもらうことにして、一日で全ての作業を完了するようにしました。

実際の引越しは

実際の引越しは、引っ越しの月日を決めて、その日に手伝って貰えるように友達に声を掛けて、数人が手伝ってくれることに目途が付いた段階で、レンタカーを予約しました。

レンタカーは当時住んでいた地元にあった大手レンタカー会社の店舗にて、2tロング車を12時間借りることにしました。

私の記憶では、確かレンタカーの費用は保険や税金など全て込みで、2万数千円位だったと思います。

引越し日は普通の土曜日で、午前中にレンタカーを借りに行って、家に戻ると手伝いを依頼していた友達も少しずつ集まり始めたので作業を開始し、昼過ぎには予定していた友達が全員そろって、本格的な作業となりました。途中、小休憩は2~3回とりましたが、ほぼ休むことなく終日作業に当たりました。

実際の作業手順としては、とにかく家にあるものを全員で片っ端から車両に積み込み、トラックがもう積めない状態になったら、引っ越し先に移動して、みんなで積み下ろす形で進め、それが終わると引越し元に再び戻ってまた同じ作業を何度も繰り返しました。

結局、往復すること数回で、荷物の移動作業が全て終わり、その頃には既に外は暗くなっていて、ほぼ一日仕事となりました。

その後、手伝ってくれた友達に夕食として焼肉をごちそうすることにしていたので、皆で食べに行き、食事後にレンタカーを返しに行くと、12時間のレンタル時間ぎりぎりという感じでした。

得たノウハウ

さて、この引越しを通して、個人で引越しをする場合に気を付けなければならない教訓のようなものを学びましたが、それらを要約すると、以下の4点です。

  • ダンボールを多めに確保すること
  • 車両への積み方を熟考すること
  • トータル費用をよく検討すること
  • 損害補償が無いことを認識すること

以下、これら4点について、具体的に説明します。

ダンボールを多めに確保

まず、「ダンボールを多めに確保すること」ですが、通常の引越しの場合は、引っ越し業者が、引っ越し用のダンボールを必要な分だけ準備してくれますので、個人で用意しておく必要はありません。

しかし、個人で引越す場合、ダンボールはありませんから、自分で準備する必要があります。もし、ダンボールをホームセンターなどで普通に購入すると、それなりの値段がしますので、不要なダンボールを譲って貰えるところを探して、予め入手しておけば、お金を掛けずにダンボールを準備することはできます。

ところが私の場合、自分で引越しをするということで安易に考えてしまったところがあり、十分だと考えていたダンボールでは不十分でした。

引越し当日の直前まで使用する日用品などは、引っ越し当日に梱包するものですから、ダンボールは余分に確保しておく必要がありますが、その見積を誤ってしまったのが、不足の大きな原因のひとつでした。

更に、運ぶ物が大きい場合、「ダンボールに入れないでそのまま運べばよい」などと安易に考えてしまい、いざ運んでみると、やはりダンボールがあった方が良いと感じたケースが多々ありました。

つまり、自分で運ぶのだから、「いざとなれば力づくで運べばすむもの」と、安易に考えてしまっていたのですね。

そして、ダンボールがたくさんあれば、家具などを運ぶ際の傷防止のためにも使えますし、車両に積み込む時の隙間対策にも使えますので、意外と使う用途が広いのです。

ダンボールは多めにあった方がよい

引越し業者に依頼した場合は、ダンボールが足りなければ引っ越し当日だとしても「ダンボールが不足しているので下さい」と言えば直ぐに貰えますが、個人の場合は予め準備しておかなければ、当日になって困ってしまいます。

このように、ダンボールは何だかんだ言っても色々と使うものですから、「多すぎるのでは?」と感じるくらい多めに確保しておくことが大切です。

仮に、多めにあって使いきれないことがあっても、潰してまとめておけば、それほど場所をとるものでもありません。不足する方が困ってしまいますので、多めに確保しておくことが大切です。

ここでの要点をまとめると

ダンボールは用途も広く、不足すると困るので、予め多めに用意しておく

ことが大切です。

車両への積み方を熟考

次に得た教訓は、「車両への積み方を熟考すること」ですが、これは事前の準備をしっかりしておくことと、荷物をどのように積むのかを前もって、よく考えておくことを意味します。

引越し業者はさすが

引越し業者の場合は、荷物を車両に効率的に積み込む方法のノウハウを持っていますし、作業にも慣れています。また、車両も引っ越し専用に作られています。

更に、緩衝用の毛布や、荷物をうまく固定するためのベルトなどもありますし、中には荷物に応じた専用の収納ケースやパレートなど、様々な用具が整っています。

引っ越し業者の車両は積みやすい構図になっているうえ、便利な備品・用具も揃っている

しかし、個人など素人の場合はそういったノウハウもなければ、便利な用具も整っていませんから、うまく荷物を積み込むのはなかなか難しいものです。

実際に私が引越した時には、トラックの収納スペースがガラガラにも関わらず、これ以上は積み込めないと判断して、一旦引越し先に移動してから再び戻るという作業を何度も繰り返さざるを得ませんでした。

私の場合、引っ越し先が近かったですから、まだよかった方だと思いますが、そうとは言え、何往復もするのは非常に作業効率が悪く、もっと何とかならないものかと痛感したところでした。

特に、車両の上方部分に無駄なスペースができてしまう傾向にありましたし、ぴったり埋まらない空間が出来てしまって、車両の揺れに伴って、荷物が崩れ落ちそうな状況で、これらを如何に改善できるかが課題だと感じました。

これらの課題を少しでも改善するために、素人ができる具体的な対策ですが、事前の準備と基本手順の熟考・検討が大切でしょう。

事前の準備

事前の準備とは、しっかりしたダンボールの梱包と、緩衝材やロープなどの手配のことです。

具体的には、引っ越し当時までに、可能な限りダンボール箱に詰めておくと思いますが、その際漠然と詰め込むのではなく、重ねて積み込む場合を想定して、箱内に詰め物をするとかダンボールを二重にするとかして、必要に応じて強度を保てる状態で梱包することが大切です。

また、印刷物などかなりの重量がある物を入れた場合は、上方には積んではいけないことが分かるように、ダンボール箱の外側に目立つ印を付けておくと良いでしょう。

更に、荷物を積み込んだだけでは、移動中に荷物同士がどうしてもぶつかってしまいますので、それを防止するための手段を事前に用意することが大切です。

具体的には、間に挟むための緩衝材などや、それを留めるためのテープ、或いは荷物を固定するためのロープなどを充分用意しておきます。

プチプチなどの緩衝材などは、新品を購入すればけっこう値段のするものですが、使い古しで十分用を足しますから、店などに交渉して譲ってもらうと良いでしょう。

普通の店などは譲ってくれない場合もありますが、物流の多い業界で、大量の緩衝材を廃棄するような業種では、割合と快く譲ってくれるところがあります。

また、大きめのビニール袋と、ガムテープや養生テープは余っても使える消耗品ですし、何かと役立つものですから、多めに手配しておきましょう。ロープも何かと使える機会がありますから是非用意しておきたいものです。

基本手順の熟考・検討

そして、基本手順の熟考・検討についてですが、素人の場合は、とかく「ぶっつけ本番」という感じが強いと思います。しかし、作業の基本的な流れを決めておくだけでも、スムーズさが全然違いますから、必ず事前によく考え、検討して決めておきましょう。

具体的には、大きい物を先に詰め込むという当たり前のことをする訳ですが、大型家具など、先に運び出す物を予め出しやすい状態にしておくことと、引っ越しを手伝ってもらう人に、最初にきちんと手順を説明しておくことが大切です。

その際、「重量のあるダンボールはこのような由が付いているから下方に積むように」などと言った指示も併せてしておくといいですね。要は、手順を事前にしっかり検討して決めておき、当日、作業者にしっかりと説明することが大切です。

ここでの要点をまとめると

荷物固定用の備品や、傷防止や隙間対策用の緩衝材などは事前に準備しておく。また、荷物の積み込みの基本手順を明確にして、作業者に事前に説明する

ことが大切です。

トータル費用をよく検討

さて、トータル費用をよく検討する件についてですが、引っ越し料金というのは荷物の分量や移動距離、季節などによっても変わりますが、当然、業者によっても異なります。

自分で引越ししようと考える人の多くは、引っ越し費用を抑えることが主な目的でしょうから、すべての費用を含めて考え、自分で引っ越すことが本当に費用抑制にっながっているかどうかを実際に確かめることが大切です。

私の場合、引っ越し料金の相場を簡単に調べて、明らかにレンタカーの方が安かったので自分で引っ越すことにしたのですが、実際には、手伝ってくれた友達に対して、お礼の意味を込めてご馳走することにしていたので、その分の料金もプラスでかかって来ました。

それは、友達間でお金を渡すのも変な感じがしたからで、食事をご馳走するなら手伝う側も気を遣わなくていいと考えたからです。

実際にご馳走した食事は焼肉料理でしたから、決して高級料理と呼べるものではありませんが、そこそこのレベルの料理を「好きなだけ食べて!」という感じでしたので、食事代は数人で3万余円にもなりました。

その結果、引っ越しに伴って発生した出費の合計は、引っ越し業者に依頼した場合と大差のない金額になりました。

手伝ってくれる以上、何もお礼をしないのも良くありませんから、このようにしたのですが、料金のことをきちんと考えるのなら、枠を考えて、何をご馳走するのかもきちんと決めておくべきでした。

私の引越しの場合、友達とのやりとりでしたから、単に金銭的なことだけではなく、引っ越しをお願いしたことで、皆で食事を楽しめましたし、お互いに交流を深めることもできましたので、後悔はしていません。

あなたが、もし出費のことをきちんと考えようとするならば、こういったことも計画的にすることが大切です。

なお、引っ越し業者に依頼する場合、事前に見積りを取ることになると思いますが、業者に依っても料金は違いますし、交渉次第では値引きも可能でしょうから、複数の引越し業者から見積もりを貰うことが大切です。

また、たとえ個人で引越しをするつもりでいたとしても、複数の引越し業者から見積もりだけは貰っておいた方が賢明です。場合によっては、業者に依頼した方が安くなる可能性があるからです。

ここでの要点をまとめると

費用を抑えたいなら漠然と計算せず、トータルで必要な費用を具体的に見積もる

ことが大切です。

損害補償が無いことを認識

最後に、個人で引越す場合には、損害補償が無いことをしっかり認識しておくことが重要です。引っ越し業者に依頼した場合は、引越しに伴って物品が壊れたり紛失したりした場合は、その損害分を補償してくれるのが一般的です。

しかし、個人で引っ越す場合は、専用の保険などには加入しないのが普通ですから、物品が壊れたり紛失したりしても、誰も補償してくれません

私が引っ越した時、家具の一部(扉)が壊れて修復不可能な状態になってしまったのですが、手伝ってくれた友人がワザとやった訳でもなく、責めるわけにも行かないので、「大丈夫だよ。気にしないで。」とその友人に言ったものの、少し気持ち悪い感じがどうしても心のどこかに残ってしまいました。

もし、引越し業者に依頼して起きていたとしたら、当然、賠償基準に照らし合わせて相応の賠償をして貰えたとは思いますが、個人で引越したのでこれは仕方のないことでした。

ちなみに、その後、長野への引っ越して来る時には引越し専門業者に依頼したのですが、その時に、ある小さな物が紛失してしまい、引っ越し業者に調査を依頼したところ、結局紛失した物は見つからず、最終的には相応の額の賠償がされたことがありました。

私が個人で引っ越したケースでは、家具の一部が壊れただけでしたし、高価な家具でもなければ、新品でもなかったので、大したことは無かったのですが、もしこれが損害として無視できない程度であったなら、やり場のないどうしようもない気持ちになっていたことでしょう。

以上のように、個人で引っ越す場合は、引っ越しに伴い何らかの損害が発生しやすくなると言うことをきちんと認識すべきであり、また、生じた損害については誰も補償してくれるものではないことを覚悟しておくことが必要です。

ここでの要点をまとめると

荷物の破損や紛失に対しては何の補償もされないことを認識・自覚する

ことが大切です。

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