初心者、素人が最低限わきまえるべき「はんだ付け方法」の基本。

簡単な電気回路を伴うキットなどで、ちょっとした工作をする場合や、身の回りのちょっとした製品を自分で直したりする場合など、個人ではんだ付けをするような人も多いと思います。

はんだ付けの基本は心得ておきたい

しかし、「はんだを溶かして取り付けるだけ」と安易に考えている人が意外と多く、その結果、きちんとはんだ付けができていないで、接触不良を招いたり、パーツが取れてしまったりすることが多々あります。

そんな、はんだ付けについてあまりよく知らない人が、最低限これだけは知っておくべきことをまとめました。

初心者の間違い

初心者や素人が半田付けに関してよく間違えることは、「単に固定されていること」と「しっかりと物理的に付いていること」を取り違えることです。

「単に固定されている」だけの場合、ネジに例えると手でしめつけたようなものなので、直ぐに取れてしまう場合もありますし、たとえ取れなくても、外れやすい状態になります。

また、ハンダ付けの用途は本来、電気回路の接続に用いるものなので、実際に引き起こす問題としては、パーツは固定されているにも関わらず、接触不良が生じて、電流が流れないで誤動作するといった現象を発生します。

何が違うのか

こうした問題を招く原因は、「接合部を加熱しないで、ハンダを加熱する」ことから生じます。これが、初心者、素人が最も間違える点です。

ハンダは融点が低くて比較的容易に溶けますので、はんだ付けをする時に、ハンダに直接ハンダごてを当ててはんだを溶かし、後は冷めて固まるのを待って終わりにしてしまう人が多いのです。

このやり方でも、接合したい材料同士は、ある程度物理的に固定されますので、これで良いと勘違いしてしまうのです。

しかし、これでは金属同士がお互い、物理的形状によってつながっているだけで、接合されたわけではありません。

大事なことは、溶けたハンダが流れるように広がって、その結果、ハンダの成分(錫)が接合対象の金属内部に広がって行くことなのです。

このような状態の時、金属間化合物というものが生成されて、接合した金属同士が初めてきちんと物理的につながった状態になるのです。

基本的な付け方

では、きちんと接合するための具体的な方法です。

まず、最初に接合部を加熱しますが、その際、ハンダごてが接合対象の金属の広い面積に当たるようにすることがポイントです。そして、加熱してから、接合部がハンダの融点に達するまで待ちます

次に、十分加熱できたら、ハンダを供給して溶かします。この時、溶けたハンダが流れるように接合部分に広がって行くことが大切です。

もし、接合部がハンダの融点に達していない場合は、流れたハンダが接合部に浸透して行くような動きをせず、はじかれた水滴のように接合部と密着していない感じになります。

接合部がハンダの融点に達していれば、流れたハンダは接合部に浸透して行くように自然と広がって行きます

接合部に浸透して行くように広がって行くのを確認したら、ハンダを引きます。ハンダを引くタイミングが遅いと、加熱しすぎたり、ハンダの量が多くなりすぎたりするので、好ましくありません。

最後に、ハンダごてを引いて終わりです。

もし、形状的に接合部を効果的に加熱するのが困難な場合は、予め微量のハンダをハンダごての先に付けておき、そのハンダを利用して接触面積を多くする方法もあります。

但し、本来は加熱してからハンダを供給するのが基本ですので、あくまで二次的な手段と心得ておきましょう。

素人でもハンダ付けをする機会は、けっこうあるものですが、基本を知らないために、きちんと接合できないケースがけっこうあります。

そんな人のために、最低限おさえるべき基本をまとめました。これだけおさえておけば、素人としては充分だと思いますので、ぜひ役立たせて下さい。

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