高級「生」食パン「乃が美はなれ」長野店オープン。人気の秘密を探る。

去る4月17日(水)長野市に高級「生」食パンで有名な店「乃が美はなれ」がオープンしました。

乃が美 長野店がオープン

いざ足を運んでみると長蛇の列で、「何で800円もする食パン(2斤)のために、こんなに並んでまで買い求めるのか?」という感じすらもしましたが、実際に食べてみてその意味が分かりました。

店に行ってみると

私がその店のことを耳にしたのは4月の中旬のある日のことでした。妻が「こんど、おいしい食パンの店が新しくできたんだよ!」と興奮気味に私に語ってきました。

一本堂のことじゃないの?」と、割と最近、凝りだしたおいしい食パンの店の話をする私に対して、妻は「違う !違う !」と遮り、「食パンの賞を受賞しているんだよ」と、何か自身が賞でも受賞したような口調で話しかけて来ました。

そうなんだ。そんなパンや、いつの間にできたんだろうね」と、私はあまり興味なさそうに答えていました。

それから2~3日経過した日。午前中の仕事を終えて昼休みに入った途端、私の携帯電話に妻から着信がありました。「どうしたの?」という私に対して妻は「今、例のパン屋さんに並んでいるの。今すぐ来て!」と。

私の職場から決して近いとは言えない場所でしたが、昼食を直ぐ終えて行くことにしました。その店がオープンした二日目の昼のことでした。

店の場所は、確かこの辺りだったよなぁと思いながら歩いていると、普段渋滞しない通りにも拘らず、何か車の通行が円滑でない不自然さを発見しました。

店に近づくと普段渋滞しない道路が詰まっていた

混む道路でも、渋滞する時間帯でもないのに何だろう?」と感じつつ通りを渡ると、なんやら駐車場に入ろうとして入れないでいる車両がいて、後続車がつかえていることが分かりました。

駐車場に左折して入ろうとする車両があって、道路がつかえている

そして、その混んでいる駐車場にその店があったのです!

車両でいっぱいの駐車場がそのパン屋のある場所だった

その店の外を見ると、なんかすごい人。「何で列が出来ているの?」と言う感じでした。

開店二日目とあって、凄い列ができていた

12時に並んだ妻が買い終わったのは12時45分を過ぎていました。(午後の半日休暇を取らずに車で送って貰ってギリギリセーフでした)

混雑するだけあって、店内にはこんな張り紙が

やはり、オープンから2日目だけあって、話題性が大きいことからこのようになっているのかなぁと感じました。数日もすれば話題性も落ちて落ちついて行くのだろう…。

と感じつつ気になった我が家は、オープン4日目の4月20日土曜日にも行ってみることにしました。着いたのは店の開店時刻11時よりも40分早い10時20分でしたが、既に店の前には行列が出来ていました。

開店40分前でもこれだけの列が

店について10分経過して、開店30分前には行列は既に下記のようになりました。(凄っ!)

10時30分にはここまで人が増えた

どこまで増えるのか~。 さらに開店15分前になると、既に道路の歩道にまで列が伸びて来ています。何も知らない人から見ると異様に見えるかも知れません。SMAPの再結成コンサートでもあるのか(ない、ない)と思うかも知れません(思わない、思わない)

10時45分には列が道路にまで及ぶ

で、少し早目の15分前くらいに開店しましたが、買うまでには30分かかりました。

店内にも列が続いていた

同じ列に並んでいた店の近くに住んでいるというおばあさんは「店がオープンしてから連日スゴイ人で、今日やっと買うことができる」と言っていました。

オープン直後とあって、店内にはこんなお祝いの花も

オープン直後から凄い人気であることが分かります。

パンの味は

近所でも話題

さて、気になるのはパンの味ですよね。まず、私が住んでいる近所でも話題になって、食べてみた主婦の間でも食べた感想がLINE上を飛び交っていましたので、それを紹介します。

乃が美はなれの高級「生」食パンは、近所でも話題に

LINE上で、どんな話が出たのかをあげてみましょう。

「やわらかくて、ふわふわ。おいしい」
「パンの耳もやわらかい」
「ほんのりとした甘みがいい」
「もうヤマザキには戻れない」
「ひと口食べて、またひと口。止まらなくなる」
「子供がPASCOのパンを食べなくなりそうで怖っ!」
「軽く水を飲んでいる感覚で、どんどん食べてしまう」
「旦那の分が残らない」
「やわらかくてナイフが入らない」

という訳で、色々な話が出たようですが、これから見ても、決してどこにでもあるパンではないことと、美味しいことに間違いがないことが分かると思います。

レギュラーサイズ(2斤)。見た目は普通の食パンだが、やわらかさ、味わいは格別。

LINE上を飛び交ったフレーズなので、ちょっと大げさな表現もありますが、他のパンを食べたくなくなる気持ちや、ナイフが入りにくいほど柔らかいこと、一度食べだすとなかなか止まらないことは事実です。

自然な味わい

で、実際に我が家ではどうだったかですが、恐怖を感じました。「えっ?なにそれっ」て思いますよね。子供の食欲の凄さに対してです。パンの味のことではありません。とてもおいしいです。

オープンから2日目に買ってきたパンですが、私が仕事から帰ってきた時には、ひと掛けしか残っていませんでした。

その日の夕食はご飯だったはずなのですが、なぜか間食で食べたパンが激減していたのです。「美味しかった」と語る小学生と幼稚園児の息子の顔を見ながら、「何でこんなにたくさん食えるのか」と思いつつ、エンゲル係数の急上昇に恐怖を感じたのでした。

見た目は普通の食パンだが…

でも少しでも残っていたから味がみられるだけでも良かったと気を取り直して、ひと口「パクっ」と食べました。

なんだ、これ?ただの食パンじゃない?何が特別なの?」と感じた私は、「高級食パンという看板を掲げても、所詮、食パンは食パン。単なる食パンじゃないか」との思いが脳裏に過りました。

というのも、食感はパンの耳も中身もやわらかったため、「やわらかい感じのやさしいパン」という感じがありましたが、やわらかいだけのパンはどこにでもあるとの印象を受けたからでした。

しかし、実際に口のなかで噛んで味わって行く中に、そのような思いは直ぐになくなりました。パンの味と言うのは、口に入れた瞬間には、パンの表面の味しか伝わってきません。しかし、繰り返し噛んで行くと、本当の味わいが口の中に伝わってくるからです。

パン本来のおいしい味が、後から口の中に広がる感じ

そして、そこで感じた味わい、風味を表現するならば、人工的な味を感じさせない、無理のない自然な味わいが口の中に広がり、素材の持つしっかりとした味わいと風味がそのまま伝わってくるような感じでした。

素材へのこだわりがある

そして、そこにはほんのり自然な甘さを感じさせ、気付いたら「もうひと口」という思いが湧いてくるのです。原料にはハチミツを使っているそうですが、そんな加味を感じさせない絶妙な甘さ加減が、味にトコトンこだわった創業者の思いを感じさせてくれます。

原材料にはちみつを使用している。1歳未満の子には注意が必要。

生のままで美味しい

食べてみて分かったことは、なぜ看板に「生」食パンを掲げているのかの意味でした。

まずは生のままで食べることを勧めている

例えば、ご飯や麺類、パン類などの穀物を食べる場合、果たして穀類をそのまま食べる人がいるでしょうか。普通に食事をとる上では、何らかの料理と一緒に食べるとか、何かの味付けをするハズです。

ご飯を例にとれば、どんなに美味しいお米でも、おかずと一緒、或いは卵のごはんや納豆ごはん、又はふりかけを掛けるなどして味付けをして食べます。

麺類の場合、うどんやそばなら麺つゆと一緒に食べるでしょうし、スパゲティなら各種ソースをかけたり和えたりして食べます。

「生」のまま食べても美味しい乃が美の食パン

パン類も同じで、何かのおかずと一緒に食べるとか、サンドイッチにするとか、ジャムをぬるとかなどして味を付けて食べるものです。食パンを食べる場合、そのまま食べる人はほとんどいません。

しかし、乃が美の食パンは「生のままそのまま食べても美味しい」と言える唯一の食パンだと思います。だからこそ商品の名前に「生」の字が入っているってことですね。

高級「生」食パンの”生”の字が目立つ

私が今までの人生の中で、食パンをそのままでも食べられると感じたものは他にはありませんでした。

色々な食べ方

生のままでそのまま食べてもこれだけ美味しいってことは、加工すればもっと美味しくなるってことです。

私はパンの素材、生の味が活きるようにと考えて、この食パンを使ったサンドイッチを作ってみましたが、とても美味しかったですね。

ちょっとオリジナリティのあるハンバーグサンドを作ったのですが、パンのうま味が活きていて、いわゆる「お店の味」になりました。

ハンバーグサンド。パンの生の味をそのまま生かせるサンドイッチは最適。

乃が美の食パンのそのままの味が活かせる「サンドイッチ」は、最もこの食パンにあった食べ方だと感じます。本当におススメです。

そして食パンの基本はトーストでしょうから、トーストにして食べてみました。スクランブルエッグとハムを添えて、よくある朝食として味わってみましたが、パンの味わいがしっかりしている分だけ、グレードの高い朝食という感じになりました。

パンが高級な分だけ、単なるトーストという感じではなくなる

質素な朝食ともいえるシンプルなトーストも、高級パンを使うだけで「美味しい料理」に変わるという感じですね。

また、試しにピザトーストを作ってみました。

ピザトーストを作ってみた。具材の味ももちろんだが、パンの味わいが引き立っていた。

ピザトーストの場合、チーズをはじめとした具となる食材が味を決めるのが一般的です。しかし、乃が美の食パンを使った場合、食パンから伝わってくる美味しさが引き立ち、ピザトーストとしての美味しさを本物の味にしてくれます

このように、主役となるパンが非常においしいと、それを使った料理も格別となります。

ちなみにパンというのは日数が経過すれば、それなりに硬くなって行くもので、ノガミの食パンも例外ではありません。しかし、驚いたことに、購入から2日経過したノガミの食パンを電子レンジで温めて食べたところ、考えられないほど柔らかさが戻りました。

時間が経過しても柔らかさがよみがえる

どんなパンでも電子レンジで温めれば柔らかさが出るのでしょうが、やはり選び抜かれた素材や、もともとやわらかいなど、他とは異なる格の違いが表れている気がしました。なお、ノガミの食パンは適温であれば、4日間は保存できるとのことです。

保存料は使用していないが、適切な温度なら4日間保存できる

この記事で、実際の味や風味をそのまま伝えることができないのがとても残念ですが、食べたことがある人は私の意味をよく理解して頂けると思います。食べたことが無い人は、ぜひ一度食べてみて下さい。

また、お近くに店舗がない方でも、発送も対応していますので、興味がある方は公式サイトを見てみて下さい。

専用のギフトボックスなんかもある

専用のギフトボックスもありますから、贈答用にも便利です。

なぜ人気があるのか

さて、このように長蛇の列を並んでまで高価な食パンを買い求めようとするほどの人気は、いったいどこから来るのでしょうか。私がみるところ、その理由には「実績」と「話題性」と「実力」にあると感じます。

人気があるから数も制限される

実績とは言うまでもなく乃が美をここまで発展させてきたという、過去から積み上げてきた実際の販売実績です。

話題性とは、食パン部門で賞を得るなどの評価を得ているパン屋であることから世間でも話題になっていることを意味します。

実力とは、言うまでもなく、食パンとしての製品の完成度のことです。

実績がある

実績といえば、乃が美の今までの歩みを見ればよく分かります。創業者は美味しい食パンにこだわって、その開発に注力してきましたが、製品が完成するまでには2年かかったと言われています。

そして、そこから販売を開始することになりますが、最初の頃は800円(税抜)もする食パンなんて誰が買うのかなどと言われたこともあるそうです。

食パン2斤(レギュラー)が864円(税込み)する。

しかし、美味しいと言って貰える消費者からの声が徐々に広がり、確実に売上を伸ばして行ったそうで、それが今や47都道府県全てに工場を持たすことを目指す段階にまで成長し、ついに全国展開するに到りました。

そんな地道な前進によって作られた実績が背景にあるからこそ、人々は注目し、また、しっかりしたパンであると評価するのでしょう。

ちなみに、私がこの記事を書いている段階では全国に130店舗ありました。

店舗の詳細については公式サイトで確認できます。

また、創業者がこのパンを商品化するまでの話についても公式サイトに記載されています。興味のある方は見てみるとよいでしょう。

話題性に富む

次に話題性ですが、乃が美のパンは「日本の食パン名品10本」に選ばれたり、「パン・オブ・ザ・イヤー食パン部門金賞」を受賞したりするなど評価されています。

そして、メディアでもいろいろと取り上げられるようになっていることから、知名度はかなりあがっています。

このように「賞を受賞した」とか、「メディアで取り上げられた」ということから話題にあがり、当然、どのようなパンなのだろうと店舗がオープンする地域では注目されます。

日本のおいしい食パン名品10本に選ばれた

実際に、出店にあたってはこうした受賞歴などが宣伝に使われていますから、始めてこの店を知る人も、「こんなパンがあったんだ。身近なところに店が出来るんだ」と気になって当然です。

パン・オブ・ザ・イヤー2016で金賞に選ばれた

誰しも、世間で話題となって注目されている商品については気になるものですからね。

受賞歴やメディア掲載の詳細については、公式サイトに掲載されています。

実力がある

最後に実力ですが、どんなに実績があって話題性に富んでいても、実際に優れた商品としての実力がなければ人気がでるはずはありません。

実際にこの商品の実力、即ち風味や美味しさ、柔らかさなどについては、既に上記で述べた通り、申し分がありません。それだけ、優れた味、商品と言えます。

また、高価と言われる値段ですが、その値段相応の実力を有しているとも言えます。一斤400円(税抜)の食パンですから、400円の実力を充分持っているということです。400円出してでも買いたいと思える食パンってことですね。(二斤は800円)

高級感がある。写真はレギュラーサイズ(2斤)3つで1つの価格は800円(税抜)

これだけの商品を生んだのには、創業者が究極の食パンを究めようという「こだわり」に徹してきたからでしょう。

その結果、独自ブレンドの小麦粉を用い、バターなども厳選した素材を使い、製法もとことん突き詰めて確立したと言われています。

これら美味しさの秘密については公式サイトでも紹介されています。

一度は賞味を

以上、今話題になっている乃が美の食パンが長野市に改めてオープンしたことを機に、人気の秘密を探ってみました。

商品としての実力があるから実績となる、実力があるから話題となる。突き詰めれば、究極のパンを目指してたどり着いた結果が商品としての価値・実力を生み、それが人気へとつながって行ったのです。

乃が美の「生」食パン。今後も更に発展して行くのではないでしょうか。そんな気がしてなりません。

それでもちょっと高いから…と思う人もいるでしょうが、一回食べてみるだけなら抵抗感も薄いはず。一度はぜひ賞味してみたいところです。

乃が美にはオリジナルのジャム「ストリベリー」「マーマレード」「ブルーベリー」もある

私が来店した時には限定のジャム(りんご)もあった

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