今年も、毎年恒例となった氷の彫刻展を見に行って来ました。
この彫刻展は、エムウェーブにおいて2月のスケート無料開放日にあわせて行われる、お馴染みの展示会で今回で21回目の開催となります。

21回目の開催となった氷の彫刻展
今年は新型コロナウィルスの影響もあって、例年とは規模の小さいものでした。
目次
氷の彫刻展
この彫刻展は、毎年のように見に行っていますが、今回はどことなく、地味な感じがしました。
例年は、十数個の作品が展示されていましたが、今回はわずか6作品(6チーム)だけで、規模も小さい展示でした。
同時に行われる、スケート無料開放においても、訪れる人が例年よりも少ない感じがしました。
また、例年出店される屋台については、今年は一切なく、少し賑わいに欠けた感じもしました。
ちなみに、ここ3年間に行われた氷の展示会の模様は、このブログで紹介していますので、興味のある方は、ぜひご覧ください
今回の作品
では、今回展示されていた作品を具体的に見て行きましょう
①サムライ(長野彫刻倶楽部チーム)
まずは、作品番号①の「サムライ」です。

①サムライ(長野彫刻倶楽部チーム)
細長い刀を脇に差し中腰に構えている姿勢は、勇ましさを感じ、サムライの姿がうまく表現されていました
②天使の願い(チーム本橋)
次に、作品番号②の「天使の願い」です。

②天使の願い(チーム本橋)
羽の部分の模様が見事でした。躍動感は全くありませんが、それが作品らしさを感じさせてくれていました。
③LOVE♡(万平ホテル山崎チーム)
次は、作品番号③の「LOVE♡」です。

③LOVE♡(万平ホテル山崎チーム)
愛(LOVE)という無形物を表現するという難しいテーマですが、独自のデザインが目立ち、優美さを感じさせてくれました。
中央上のLOVEと言う文字と、中央の大きなハートが中心ですが、全体にも小さなハートマークがたくさん刻まれていて、愛をうまく表せてました。
④波にのる?(万平ホテルカービングチーム)
次は、作品暗号④の「波にのる?」です。

④波にのる?(万平ホテルカービングチーム)
飛び上がろうとする姿と、全身を覆う鱗がうまく表れていました。
⑤炎の舞(チームShibu)
次は、作品番号⑤の「炎の舞」です。

⑤炎の舞(チームShibu)
二匹の生物が対峙する姿にはリアル感が強く表れていました。赤いスポットライトとも相まって、タイトル通り、炎が舞っているかのようでした。
羽なども細かく彫刻されていて、とても綺麗でした。
⑥水の中をのぞいてみたら(チームHAYASHI)
最後は、作品番号⑥の「水の中をのぞいてみたら」です。

⑥水の中をのぞいてみたら(チームHAYASHI)
魚を足で捕らえているイカの姿が表現されていましたが、足が動いているかのように表現され、魚も暴れているような姿が伝わって来て、臨場感の強さを感じました。
所感
例年はもっと規模が大きく、スケートに訪れる人の目を楽しませてくれる印象が強くありましたが、今年はとても淋しい展示でした。
これも新型コロナウィルスの影響で、仕方のないところです。
ところで今回は、たまたま彫刻展の前々日に準備する場面を見る機会を得ることができました。
ちょうどその時は、彫刻前の氷の塊を搬入しているところで、スタッフが一丸となって準備している姿が印象的でした

彫刻展の準備で氷の塊を搬入している
彫刻展が開催される裏で、関係者のこういう苦労があるからこそ、訪れた人々が楽しめるのかと感じ、頭の下がるような思いを抱きました。
エムウェーブに感謝、感謝です。