老後も魅力的でありたいと思い、老害の実例から嫌われる老人を考えてみた

老害という言葉もすっかり定着してきた感があります。

それも、老害が広がって社会問題化している姿と言えるでしょう。

いずれは誰でも年をとる。

でも、自分はそんな老害と言われる存在にはなりたくない。

歳をとっても魅力ある老人でいたい

そのように感じた私は、実際に周囲にいる老害と思える人々の姿から、そのような人間にならないためには何が重要なのかを考えてみることにしました。

老後も魅力的でありたい

今や日本は、高齢化社会の真っただ中ですから、周囲には多くのお年寄りがいます。

いろんなお年寄りを見ていると、

素敵なおじいさん
かわいいおばあちゃん

と呼べるような人がいる一方で、

頑固じじい
ヒステリックばばあ

などと呼びたくなるような人もいます。

中には、周りから嫌われまくっているような老人もいます。

そんな人々を見て感じることは、

歳を取っても魅力的な人間でありたい

そんな思いです。

特に、老後は第一線から退く身ですから、スマートな高齢者として第二の人生を歩みたいですよね。

人生の晩年であり総仕上げでもありますから、周りから惜しまれるような最期を迎えたい。

そう思うわけです。

そもそも老害とは

さて、「老害」という言葉を耳にしてもピンと来ない人もいるかと思います。

そこで明確にすべく辞書を調べてみましたが、掲載されていないんですね。

調べてみたのは岩波国語辞典の第6版(2000年版)。

辞書が、古すぎですね。

裏を返せば、老害は、わりと最近の言葉と言えます。

で、手持ちの辞書を更に調べて見つかったのが、プログレッシブ和英中辞典(2002年版)で、下記の記述がありました。

trouble [problems] caused by old people

つまり、「老人が起こす問題・トラブル」です。

更に、その辞典には、”若者に対する”とのコメントのあとに

old people’s interference in younger people’s affairs

との記載もありました。

これは、「若者の問題に対する老人の干渉・妨害」です。

要は、言葉が使われ始めた初期の頃は、老害はこんな意味として定義づけられていたんですね。

いくらなんでも辞典が古すぎだろ!!

そんな、お叱りが聞こえて来そうなのでネットで検索しました。

色々出ていましたが、スッと収まったものは国語辞典オンラインで、

年老いた者が、組織での重要な地位を後進に譲らないために起こる、活力の低下や運営の妨げなどの弊害。

とありました。

これが、老害の一般的な意味です。

広義には「世間一般で迷惑な行為をする高齢者」全般を指す意味もあります。

老害はどれだけ嫌われるか

では、老害がどれほど嫌われるのか。

試しに、「老害」という言葉と共にネット上でよく検索されるキーワードを調べてみました。

すると凄い凄い。

いかに老害が嫌われまくっているかが、非常によく分かります。

「懲らしめる」
「死なない」
「しばく」
「滅べ」
「図々しい」
「出禁」
「なかなか死なない」

本当にスゴイですね。とてもリアルです。

老害は、懲らしめる対象、滅んで欲しい対象、ってことです。

ネット上で顔が見えず、個人を特定しないからこそこんな言葉がたくさん出てくるのでしょうが、それにしても強烈ですね。

害がいかに嫌われるかがにじみ出ています。

そしてこれらの他に「哀れ」「生きてる価値」などのキーワードも。

哀れな存在、生きている価値を問われる対象、ってことですよ。

更にさらに、「気づかせる」「説得」「戦う」などの言葉もあります。

これらは、老害を相手にする対応方法が表れた言葉ですが、

「気づかせる」とは、「自分で気づけない」ことのあらわれ。
「説得」とは、「人の話に耳を貸そうとしない」ことのあらわれ。
「戦う」とは、「戦わずに要られない存在」であることのあらわれ。

って感じですね。

つまり、厄介者

老害がどれほど嫌われているかが、よ~く分かります!!

老後は、こんな存在に絶対なりたくない。

そんな思いを強く持ちました。

老害は、最も嫌われる老人の典型

だから、老害の要素を排除すれば、自ずと魅力的な高齢者になれる。

そう思ったんですね。

どこにでもいる老害と言われる人

ところで、この記事を書くのにはキッカケがありました。

それは、老害と呼べる人を色々見てきて、”とても見苦しい“と感じたからなんです。

例えば、政治家。

そして、以前の会社役員のひとり、且つての部長、昔の課長、職場の先輩など。

このような人間にはなりたくない。

強く、そう思ったんです。

上記のキーワードに「滅べ」とありましたが、さすがに乱暴な言葉なので気が引けますが、

退けよ

くらいは言いたくなるようなことがありました。

実際、且つての部長に対しては、

あなた、この○○を潰すつもりか!いい加減にしろ!!」(○○は部署名)

と罵倒したこともありました。

己の保身に躍起になって、部長の行動が会社に害を与えるようにしか見えなかったんです。

こんな奴には絶対なりたくない

心底そう思いました。

老害の実例

では早速、私が見てきた老害を説明しましょう。

私の身近にいる人の話をする前に、誰でも分かる例を挙げておきましょう。

分かりやすい実例は政治屋

まず、実害で最も分かりやすい例は、政治家ですね。

いやいや失礼、言い間違いました。政治屋でした。

「政治家」と「政治屋」、似てる言葉ですが、意味は正反対なので使う時は注意しないといけないですね。

この例は、具体的な人物を挙げるまでもありません。

政界には、思い浮かぶ人がたくさんいると思います。

かなり年老いていながら、権力や地位を得ていて、強い影響力を持ち、国政の変革や国家の成長を妨げている奴ら、たくさんいますね。

後輩に道を譲って、潔く身を引いて引退すればいいものを。

図々しく居座って威張りまくる。質(たち)が悪いですよね。

それが国益に適っていればまだしも。国益を損じていること沢山あります。

こいつらは老害よりも国賊と言った方がいいのではとさえ思います。

いずれにしろ、年老いた政治屋こそ老害の典型例と言えるでしょう。

以前の会社役員のひとり

次は、私の周りにいた人、以前の会社役員の話です。

この人は、私の所属部門を含む複数の部門を統括する立場にいましたが、ある時「○○構想」という指針を打ち出し、新たな事業を起こす動きに出たのです。

そして、その「○○構想」を役員会議なる場で発表して、会社の方針として承認を得たのですね。

その結果、その構想に向けた方針に従って業務が遂行されるようになった訳ですが、実はこの構想は大きな疑問が残る内容なのです。

端的に言えば、新たに起こそうとした事業は、衰退分野

実際に、その分野では事業を撤退する企業などもあるくらいです。

会社としては「収益性の高い新たな事業を開拓」のようなスローガンを掲げているから真逆ですね。

では、なぜこんな構想が役員会議で受け入れられたかと言えば、「○○構想」というフレーズにはちょっとトレンディな響きがあって、会社のイメージアップにも繋がるからなんです。

結果として、現在も「○○構想」という方針は取り下げられることなく続いているため、日常の業務がこれに縛られた作業になってしまっています。

だから、効率の悪い無駄なことが沢山あって現場とかが苦しむんです。

当時、

現場を考えていない
現実と乖離している
会社の利益につながらない

などと進言したことを記憶していますが、

理想に向かって前進することは重要なことだ

などと軽くかわされてしまいました。

今では、その役員は完全に引退して影響力は全くありませんが、「○○構想」という亡霊が残り、未だに職場の業務に影響し続けています。

そして、改めて振り返ると、その役員が自身の点数稼ぎのために起案した構想だったのだと痛感します。

たった一人のために、多くの社員が迷惑を被る。そんな姿に思えてなりません。

これは、世の中どこにでもよくあるような老害と言える事例ですね。

且つての部長

さて、お待たせしました。(待ってない!?)

既に上記で触れた、且つての部長の話です。

この人は、上役にオベンチャラを使って昇進を重ねただけの、いわゆるダメ部長と呼べるタイプです。

ここまで能力のない人は珍しい。そう思えて仕方のない人でした。

この人が指示してくることは、「何の意味があるの?」と思える作業ばかりで、私はいつも「???」って感じでした。

特に、

資料を作って欲しい
ドキュメントをまとめてくれ

の類が多く、「いったい、何に使うのか?」と疑問を拭えぬことばかりでした。

何のためにこの作業が必要なのか?

と問うことが頻繁にありましたが、決まり文句のような返答は、

会社の上部にきちんと業務を説明・報告するために必要

みたいなフレーズばかりでした。

私は、

部内の業務の実情・進捗は、部長が自ら把握して、それを上部に報告すべきでしょう。必要な情報は報告しているし、資料も常々まとめている。なぜ、わざわざこんな資料を作らなければならないのか。どれだけの作業時間が掛かると思っているのか。その作業時間があれば、現場で山積している多くの問題や課題の多くを改善する余力を持てる。そちらの方が、よほど会社に貢献することになるではないか。

のように進言したこともありました。

でも、一度たりとも、まともな返答が返ってきたことはありませんでした。こちらの話を全く聞こうともしないんです。

能力がないくせにやたらと負担を増やす指示だけはしてくるから迷惑を被るのは多くの部下

結果的に、日常の業務にも影響は及びますし、遥かに会社のためになるような改善案があっても、全然取り組む時間も無くなってしまうのですね。

部長の保身のために無駄な作業時間を割かれ、結果として会社に実益をもたらす作業が邪魔される。

まさに老害です。

この人も、部長の肩書がなければ、単なる「老いぼれ爺さん」です。

老害が厄介者と見られること、本当に実感する事例です。

ちなみにこの人、能力の無さを取締役に見抜かれて役職を下ろされ、今では転勤(左遷?)先でひっそりと仕事をしているとのことです。

昔の課長

次は、昔の課長です。

この人は、とにかくクセやコダワリが強い人でしたが、最も厄介なことは頑固であったことです。

なので、自分が決めたことは、何をしてでも押し通そうとするんですね。

周りに反対されても聞く耳を持たず、課長という権威を嵩にかけて、業務を強引に進めるんです。

それが、仕事の成果にどのように結びつくのか、会社のためにどれほど有益なのか、考えてはいるようだけど、結果的にはやっていることが滅茶苦茶

だから、課員の多くが反対することも頻繁にありましたが、課長の権威でねじ伏せる。

その当時、その人はまだ50台半ばでしたが、その年齢でも行動はまさに老害。

全く聞く耳を持たずに地位を利用して好き勝手にやる。

厄介者そのものです。

結果として振り回されたのは、その頃いた全ての課員。

少しは周りの意見に耳を傾けろ

と言いたくなるような人でした。

結果的には、本部から見放されて降格して、他の部署に移って行きました。

その時の課員は全員、悪夢から解き放たれたような感覚を味わっていました。

職場の先輩

最期は、今も共に働いている先輩ですね。

この先輩は、一緒に仕事をして既に十数年。

仕事が大変な時も、お互い助け合いながら歩んできた仕事仲間でもあります。

しかし、歳をとったせいか最近ちょっとオカシクなってきているんです。

例えて言えば「老害のハシリ」のように見えるんですね。

老害への進化(退化?)の姿を見る、ひとつのいい例です。

この人の変化を大げさに言えば、豹変と言えるかも知れません。

以前とは明らかに違うからですね。

で、何が変わったかと言えば、やたらと仕切ろうとするんです。

もちろん、組織長は別な人がいて、その人が部署全体をまとめているのは事実なのですが、随所で実権を握ろうとします。

実はこれにはキッカケがありました。

前の組織長は実力が凄くあってその先輩とは年齢はほぼ同じでした。

ところが、後任となった現在の組織長は、その先輩と年齢に大きな差が生まれ、その結果、年齢が最も上という立場になって、発言力が強まったのですね。

それで問題なのは、組織長の立場を無視した行動にまで出ること。

それに加えて、業務の仕組みを無視してまで独自のシステムを勝手に発展させるなど、度を越した行動も顕著になって行きました。

仕事上のことなので、さすがに行き過ぎた行為があると、現職の組織長が制止します。

しかし、日常業務では、傲慢な行動が凄く多く、年齢が最も上という立場だけに、周りがやりにくくなる弊害となっています。

若手社員がせっかく良いアイデアを述べても、その人が、上から目線で押さえつけてしまっているので、職場の空気は悪化する傾向があります。

問題なのは、組織長や私が諭すような発言をしても、本人が、周りに悪い影響を与えていることに気づけないことです。

この先輩を見ていると、「老害ってこんなところから大きくなって行くのだろう」と強く感じます。

老害の特徴を見ると

以上のように、私の周りにいる老害の実例を紹介してきました。

これを読んで、「私の周りにもそんな人いる!」なんて思った人も結構いることでしょう。

それだけ、どこにでもいるってことです。

それで色々と見てみると、そこには共通する特徴があることが分かると思います。

大きく分けると老害の特徴は下記のように4つあります。

  • 相応の力を持っている
  • 立場を維持しようとする
  • 頑固な古い思考の塊がある
  • 自分で気付いていない

では、この4つについて、詳しく見てみましょう。

相応の力を持っている

まず、一番大きな特徴は、相応の力を持っていることですね。

力とは、地位であったり、役職であったり、年齢であったり、権力であったりする。

仕事の能力とかもあるかも知れません。ケースバイケースですね。

そして力を持っているからこそ影響力が大きく、その結果として深刻な害を招くんです。

また、力があるからこそ、その老害を簡単に抑えることができないんです。厄介ですね。

実際、私が挙げた例では、みんな相応の立場にある人でした。

もし、その人に力がないのなら、周りの人がその力を封じ込めればそれで解決です。

力を持っているから、周りへを害を阻止しにくい

老害の深刻さはここにありますね。

立場を維持しようとする

次に挙げる特徴は、今ある立場を維持しようとすることです。

その立場が、もし役職ならその役職を維持しようと努めるわけです。

もしそれが地位なら、その地位を守ろうとする。

それが権力であれば、その権力を手放そうとしない。

ここにも老害の厄介さがありますね。

単に害をもたらすだけでなく、その害を与える状態を維持しようとする訳ですから質(たち)が悪いですよ!

力を持っていても、一時的ならまだ影響は小さいものの、維持しようとするから老害は長期に渡って行くんです。

本当にイヤなものです。

そして、維持しようとする行動ではやたらと、やってます感」がニジミ出るんです。

古い考えを元に動いている訳ですから、現代では有益ではなくむしろ有害。

だから、演出して「やってます感」を出そうとするんですよ。見苦しい限りです。

頑固な古い思考の塊がある

そして、次なる特徴は、頑固な古い思考の塊があることです。

時代は変化します。しかし、その変化に応じた柔軟な行動を起こせないから弊害となるのです。

当然、そこには凝り固まった古い経験や考えがあって、頭にこびり付いているんですね。

まさに、頑固な古い思考の塊です。

思考停止とか、頭が化石化とも言います。

見ていて、空気読めよって思ったりもしますが、空気を読めないんですよ。

思考が停止した状態で、空気なんて読める訳ないですから、当然と言えば当然。

江戸時代に置き忘れてきた脳みそ何とかしろ!!

そうも叫びたくなるほど、頭が固すぎです。

確かに知識や経験が豊富なのは理解できます。

でも、洗濯板を使って洗濯する人なんていませんよ!それと同じです。

自分で気付いていない

そして、最後に挙げる特徴は、本人が自分で老害となっていることに気付いていないことです。

もちろん中には気付いていながら、立場を守ろうとする人はいるでしょう。

でも、少なくとも、本人が思っている以上に悪影響を及ぼしていることには気づいていないですね。

老害の厄介なところはこの点にもあると言えます。

気付いてさえいれば、余ほど厚顔無恥な人でなければ、身を引くことを考えるもの。

でも、そうならないのは気付いていないからです。

上述したキーワードでも、「気づかせる」とか「説得」などが出て来ましたが、気付けないからこそなのですね。

以上の特徴をまとめると、

「力のある者が、その力を維持しつつ、古い思考の塊で行動を起こして、気付かないところで周りに害を与える」

これこそが老害の特徴そのもの。

厄介と言うほかはありません。

自分が老害にならないために

このように老害の特徴はひどいことばかり。

周りは凄い迷惑。

でも、実は老害の元凶たる本人も最期は大きな反動を受けます

老害を与えた者は、どんなに栄えても時間が経てばいずれは失脚します。

いずれは権力・地位・役職などの力を失う時が来るわけです。

で、いざそんな力を失った瞬間、いっきにつまはじきにされ、誰にも相手にされなくなります。

結果、もの凄い孤独に陥るんですよ。

だから、老害にならない第一歩は、「老害は、最後は悲惨な状態に陥ることを強く自覚する」ことからでしょう。

そして、自分は周りよりも力を得ている立場にないかを自問自答すること。

もし、その立場にあるのであれば、知らないうちに、周りに対して力で押し付けるような行為をしていないか。

自分の意見・主張を無理強いするような行動をとっていないか。

これらを見つめることが大切ですね。

老害は本人が気付かないので、自身を客観的にしっかり見つめることも重要。

ある種の地位や権力を得て、それなりに思い通りになる環境に身を置けば、誰しも居心地はよくなるのでしょう。

だから、居心地のよい状態を自然と保とうとする。

これが落とし穴と言えます。

理性を持って、

自分が居心地のよい状態を自然と保とうとすることが、周りに対して害を与えてはいまいか?

冷静に立ち止まって、自問自答する。これも大事でしょう。

老後は、人生の最後を締めくくる時期。

本当にいい人だった」と惜しまれるようになりたい。

老害は最も嫌われる象徴とも思えるから、老害になる要素を排除することで「素敵な年配者」になれると感じます。。

老害と言われるような人にならないため、常に自身を見つめて行きたいです。

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