朤、燚、㵘、㗊、㠭は、字形を見ても分かりますが、それぞれ月、火、水、口、工が4つ合わさって構成されています。
3つ合わさった品、森、晶などなら普段から目にする漢字ですが、4つで構成される字は珍しく感じます。
しかし、あまり使わないだけで、実際には叕、㸚、㗊、䲜、䨻などなど数十個にも及びます。
この記事では、このような漢字を可能な限り挙げて一覧表にまとめ、それぞれの画数、部首、文字コード、読み方、意味などを詳しく説明します。
4つの同一の漢字から成る字
さて、「口」が3つ合わさった「品」のような漢字はとても馴染み深く、淼、焱、㐂、磊、姦など無数ありますから幾つも浮かびます。
しかし、4つ合わさった漢字は、いくら考えてもなかなかイメージが湧きません。
せいぜい思い浮かぶのは、「器」など、「口」を4つ含む漢字くらいでしょう。
3つ合わさった「品」のような字形の漢字は多数あるため、この種の字は古くから「品字様」と呼称されて来ました。
しかし、4つ合わさった漢字は、それほど多くもないため、固有の呼称は特にありません。
また、上下左右に1こずつ並ぶ漢字がほとんどですが、これだけではなく、亖、灬、㙓など、縦方向や横方向、品字用の下方に1字加わる形などもあります。
中国では四叠字と呼称される
このように同じ字が4つ組み合わさって構成される漢字のことを、中国では四叠字と呼びます。
また、「品」など3つ組み合わさった漢字を三叠字、また、「林」のように2つ組み合わさった漢字を二叠字と呼称します。
同様に、五叠字、六叠字、八叠字などと呼ばれる字もあり、漢字の多さがよく分かります。
これらの名称の「叠」(畳の異体字)には、たたむ、積み重ねる、重複するなどの意味があります。
従って、この言葉の通り「複数個が重複した漢字」の意味がこれらの名称です。
以下、四叠字の言葉の通り、同じ字4つで構成される漢字を取り上げます。
4つの同じ漢字・部位から成る漢字一覧
4つの構成要素は字に限らず、部位も含め、字形や配置に関わらず列挙します。
また、八叠字と定義される漢字も広義には四叠字なので、これも入れることにしました。
更に、日本で使われない漢字や中国ですら使われない漢字も、ユニコードが定義されている字は、全て網羅するようにします。
列挙する順番は、画数の少ない漢字から並べ、構成要素である漢字(部位)も示します。
なお、表中をクリックすれば、読み、部首、意味、画数などの詳細説明へ飛ぶことができますので、見たい場合は、下線個所をクリックしてください。
各漢字の詳細説明
以下、上記の一覧表に掲載した各々の漢字について、詳細を説明します。
漢字は、日本や中国以外の地域にも広がり、同一とされる漢字でも筆記や書体が異なる場合があります。
その結果、画数の解釈が違う漢字もありますが、ここでは日本で筆記する場合の画数を示しています。
日本語の読み方は、一般には読まれていないケースがあり、便宜上、読みを割り当てている漢字もあります。
その場合、一応の読みとして掲載することにしましたが、読み方に全く根拠がない場合は除外しました。
なお、文字コードは万国共通であるユニコードのみの記載としていますが、一部の漢字はフォントが普及していないため、画像で字体を表現しています。
亖
【画数】4画
【部首】二部(に)
【読み方】シ、よ、よ(つ)、よっ(つ)、よん
【Unicode】4E96
【意味】よっつ。よつ。よっつ。よん。(=四)、よもに。四方から。四回。四度。
【解説】「一」(いち)を四本並べて亖(よん、=四)のように表した漢字です。四の異体字です。
灬
【画数】4画
【部首】灬部(れんが/れっか)
【読み方】れんが、れっか
【Unicode】706C
【意味】「火」が漢字の脚になるときの形。
【解説】点4つで構成されますが、漢字の脚のひとつで、単独の漢字というより部首のひとつと考えられています。熱や焦などの漢字の一部を構成します。烈火(れっか)や連火(れんが)と呼びます。
●4つの「く」からなる漢字
【画数】4画
【部首】乙部(おつ)
【読み方】リー(lì)
【Unicode】30031
【意味】意味は不詳。
【解説】「く」のような字(ユニコード:21FE8)が4つで構成されます。日本では使われず、中国でも読みは分かってはいますが、意味は不明です。
卌
【画数】5画
【部首】十部(じゅう)
【読み方】シユウ(シフ)
【Unicode】534C
【意味】よんじゅう。四十。40。
【解説】「十」が4つ横に並んでいましたが、筆記が略されて5画になりました。後述の漢字の異体字と言われています。
【画数】5画
【部首】一部(いち)
【読み方】シユウ
【Unicode】2CEC2
【意味】よんじゅう。四十。40。
【解説】「十」を4つ横に並べた形からこのような字になりました。前述「卌」の異体字とされています。もともと「十」から生まれた漢字ですが、部首としては一部です。
【画数】6画
【部首】十部(じゅう)
【読み方】シユウ
【Unicode】2098C
【意味】よんじゅう。四十。40。
【解説】「十」が4つ横に並んで数の四十を表しますが、字画が略されて6画になりました。この字は俗字と言われ、前述「卌」の異体字とされています。
【画数】8画
【部首】十部(じゅう)
【読み方】シユウ、ショ
【Unicode】2099C
【意味】よんじゅう。四十。40。
【解説】もともと「十」が四つでできた漢字で、上述「卌」の異体字とも言われています。この字は、「農具のスキ」の意味も持ち、庶(数々のの意)と同字と解釈することもあります。
【画数】8画
【部首】人部(ひと)
【読み方】グ
【Unicode】2020C
【意味】おもんぱかる。おそれる。おそれ。うれい、心配。にぎやかに楽しむ。
【解説】虞の古字に当たり、異体字と解釈されることもあります。意味は「虞」と同じく、予め先のことを考える、先を見越して考慮する、先のことを考えて心配する、あれこれと気をまわして心配する、など多くの意味があります。
【画数】8画
【部首】厶部(む)
【読み方】ユウ(イウ)
【Unicode】20AEC
【意味】かすか。くらい。
【解説】「幽」と同じと解釈され、読みも意味も同一です。奥深い、ひっそりしている、ひそやかだ、静寂である、ひそかに、隠れて、とじ込めるなどの意味もあります。この字を構成している「厶」は、カナカナの「ム」とは違い、”わたくし”の意味を持つ1つの漢字です。
叕
【画数】8画
【部首】又部(また)
【読み方】テツ、テチ
【Unicode】53D5
【意味】つづる(=綴る)
【解説】何本ものひもをつづりあわせた姿を表現した象形文字と言われています。
㸚
【画数】8画
【部首】爻(こう/まじわる/めめ)
【読み方】リ、イ、レイ、ライ
【Unicode】3E1A
【意味】明白、明朗であきらか。
【解説】構成要素の形状が✕(バツ)やカタカナの「メ」に似ていますが、あくまで2つの「爻」からなる会意文字です。まばらで明るくはっきりしているさまを表します。
【画数】8画
【部首】比部(ひ)
【読み方】ヒ
【Unicode】23B05
【意味】アオイ科の越年草の一種。
【解説】この字は、芘の誤字とされています。草かんむりはもとは艸ですから、確かに字の形が比と似ています。芘芣(芣はつぼみの意味を持つ)が、二年草の”ぜにあおい”のことです。また、一説では、比の古字との解釈もあります。また、この漢字は、字形が特徴的であることから、文字と言うよりも何かの象徴を表したり、インパクトを与えたりする目的で旗や看板などに使われます。文字を構成しているヒは、カタカナの「ヒ」に似ていますが、あくまで一つの漢字です。
㗊
【画数】12画
【部首】口部(くち)
【読み方】シュウ、キュウ、ホウ、コウ、ライ
【Unicode】35CA
【意味】かまびすしい。やかましい。
【解説】人の口4つが字源の会意文字で、人が集まって騒がしい、うるさいの意から、かまびすしい、やかましいの意味を持ちます。このことから、日本では「かまびす(しい)」、「やかま(しい)」のように訓読みさせる場合もあります。また、ある説では、雷の古体字とも考えられています。
茻
【画数】12画
【部首】艸部(くさ)
【読み方】ボウ、モウ、(ボ)、(モ)
【Unicode】833B
【意味】草が多いさま。草が群生するさま。草がむらがり生えるさま。草むら。しげる。
【解説】4つの屮からなる会意文字で、草が群がり生える意を持ちます。また、ワラビなどのシダ類の意味もあると言われています。
㙓
【画数】12画
【部首】土部(つち)
【読み方】キ、ギ
【Unicode】3653
【意味】土。
【解説】この字は、土を意味します。日本語では、音読みキ(漢音)とギ(呉音)の2種類があります。
【画数】12画
【部首】小部(しょう)
【読み方】ショウ
【Unicode】21B90
【意味】ちいさい。ちいさいこと。
【解説】この字は、「小」と同じと考えられていて、意味や発音も同一です。小と同じ意味を持ちますので、若い、しばらく、軽視する、不足する、わずかなどの意味もあります。
㠭
【画数】12画
【部首】工(え/たくみ)
【読み方】テン
【Unicode】382D
【意味】伸ばす。広げる。ゆるめる。拡大する。
【解説】この字は、展の古字と言われています。意味も発音も展と同じです。展の異体字に㞡があります。工4つからなる会意文字です。
●4つの「上」(変則並び)からなる漢字
【画数】12画
【部首】一部(いち)
【読み方】ヤン(yán)
【Unicode】30017
【意味】意味は不詳。
【解説】この字は上が4つで構成されますが、意味は不明です。漢語大辞典(中国における最大級の漢字辞典)にも、読みが書かれているだけで意味に関する記述はありません。
【画数】13画
【部首】口(くにがまえ)
【読み方】レイ
【Unicode】2120D
【意味】ゼロ。零。
【解説】囚が4つで構成されていますが、結合して国がまえの字形になっています。「零」の古字と言われていて、中国では苗字にも使わています。
【画数】16画
【部首】牛部(うし)
【読み方】グン
【Unicode】246ED
【意味】むれ。群。
【解説】推測の域を出ませんが、牛4つから構成されることから、群の会意文字(俗字)と言われています。
【画数】12画
【部首】木部(き)
【読み方】(モウ)
【Unicode】236E7
【意味】(水中に浸った枝)
【解説】中国でもほとんど使われず意味は不詳です。漢字の伝来したベトナムで使われているとされ、魚が生息するための水中に浸った小枝の意味があると言われています。
●4つの「木」からなる漢字
【画数】16画
【部首】木部(き)
【読み方】ペン(péng)
【Unicode】3190F
【意味】意味は不詳。
【解説】木が4つで構成されますが、意味は不明で人名に使われていることが分かっています。一説では、森と同じと考えられています。
燚
【画数】16画
【部首】火部(ひ)
【読み方】イツ
【Unicode】71DA
【意味】火が燃えるさま。
【解説】火を4つ横に並べた会意文字です。人名にも使われます。
【画数】16画
【部首】日部(ひ、にち)
【読み方】―
【Unicode】232AB
【意味】意味は不詳。
【解説】日が4つで構成される字ですが、意味は不詳です。日本でも、中国でも通常は使われず、香港で認識されている字です。後述と字形が似ていますが、あくまで異なる字として定義されています。
【画数】16画
【部首】日部(ひ、にち)
【読み方】―
【Unicode】232AD
【意味】意味は不詳。
【解説】日が4つで構成される字ですが、意味は不詳です。日本でも、中国でも通常は使われず、前述と同様、香港で認識されている字です。前述の字とは形が似ていますが、こちらの字は、上下の「日」の幅が同じです。
【画数】16画
【部首】日部(ひへん、にちへん)
【読み方】―
【Unicode】2AC48
【意味】意味は不詳。
【解説】この字は、「晶+日」で形成されていますが、意味は不明です。日本でも中国でも、日常で使われることはなく、台湾で人名用に使われているだけです。
朤
【画数】16画
【部首】月部(つき)
【読み方】ロウ
【Unicode】6724
【意味】ほがらか。あきらか。明るい。晴れやか。
【解説】古くは朗と同字で、朗の異体字とされています。意味も発音も朗と同じです。
㵘
【画数】16画
【部首】水部(みず)
【読み方】バン、マン、ジョウ、ニョウ
【Unicode】3D58
【意味】水が多いこと。大水。転じて、大きな流れや洪水の意もある。水の満ち溢れるさま。
【解説】水が4つの会意文字です。水が多いことを意味します。
【画数】16画
【部首】大部(だい)
【読み方】ケツ
【Unicode】2168C
【意味】結ぶ。(広大な)
【解説】この字は、天4つの会意文字と思われますが、意味は不明です。「結」と同字と言われていますが、ある説では「浩」と同じと考えられています。
【画数】16画
【部首】止部(とめる)
【読み方】不詳
【Unicode】2DB74
【意味】スムーズに通らない、なめらかでない、はにかむ。
【解説】止が4つで構成される字で、読みは明らかではありませんが、濇と同じくスムーズでない意味を持つと言われています。
●4つの「犬」からなる漢字
【画数】16画
【部首】犬部(いぬ)
【読み方】不詳
【Unicode】2ECFF
【意味】意味は不詳。
【解説】この字は、犬が4つで構成されますが、一般に使われることはなく、読みも意味も不明です。中国の人口統計情報で使われていることから、人名或いは地名で使われていると考えられます。
【画数】20画
【部首】石部(いし)
【読み方】不詳
【Unicode】255D0
【意味】意味は不詳。
【解説】石が4つで構成されますが、意味は不明とされています。一部では、後述の漢字や、石が3つの磊と同字(石が多い意)とする説もあります。
【画数】20画
【部首】石部(いし)
【読み方】ライ
【Unicode】255C9
【意味】石がごろごろしているさま。たくさんの石が重なっているさま。
【解説】「石」が4つで構成される会意文字です。石が三つの「磊」と同じ意味と解釈され、本来の意味は石が多いことを表します。
【画数】20画
【部首】田部(た)
【読み方】ライ、レ、キ
【Unicode】24CF3
【意味】かみなり。いかずち。
【解説】靁(雷の異体字)の古字とされ、意味は雷と同じです。古代は「田」の数の大きさで雷の大きさを表し、この漢字の他に䨻や靐などがあります。また、中国では、人名用の漢字としても使われます。
【画数】20画
【部首】田部(た)
【読み方】サツ
【Unicode】24CF5
【意味】意味は不詳。
【解説】甲4つで構成される漢字です。意味は不詳です。
【画数】20画
【部首】一部(いち)
【読み方】ショ
【Unicode】20060
【意味】意味は不詳。
【解説】且4つで構成される漢字です。意味は不詳です。
【画数】20画
【部首】口部(くにがまえ)
【読み方】ライ
【Unicode】21236
【意味】かみなり。いかずち。
【解説】囚4つで構成されますが、意味も発音も雷と同じです。雷の古字とも言われています。
【画数】20画
【部首】口部(くにがまえ)
【読み方】ユウ
【Unicode】21239
【意味】垣で囲んだ庭園。とらわれる。1つのことにこだわり見識が外に及ばない。
【解説】田の中に4つの木が入った字で、書体によって違う字形となっていますが、囿と同じ字です。4つの困が結合して、国がまえの字体になっています。
【画数】24画
【部首】木部(き)
【読み方】キョク
【Unicode】2384D
【意味】いばら。とげ。武器の一種。とげとげしい。さしせまっているさま。
【解説】4つの朿で構成された文字ですが、棘が2つの文字と解釈するほうが自然です。漢語大辞典に、同”棘”とあるように、意味は棘と同じです。
【画数】24画
【部首】老部(おい、おいかんむり、おいがしら)
【読み方】ボウ、モウ
【Unicode】264CB
【意味】意味は不詳。
【解説】4つの「老」で構成された会意文字と思われますが、意味は明らかではありません。日本語(ボウ、モウ)でも、中国語(wàng)でも発音は「忘」と同一なので、意味まで「忘れる」と解釈することが一部でありますが、あくまで説のひとつです。
【画数】24画
【部首】竹部(たけ)
【読み方】サツ、シキ
【Unicode】25DF9
【意味】意味は不詳。
【解説】「竹」4つで構成される漢字ですが、日本でも中国でも意味は不明です。
【画数】24画
【部首】儿部(じん)
【読み方】キュウ
【Unicode】204D9
【意味】意味は不詳。
【解説】先が4つで構成される会意文字のようですが、日本でも中国でも意味は不明です。
【画数】24画
【部首】耳部(みみ)
【読み方】不詳
【Unicode】2E300
【意味】意味は不詳。
【解説】この字は4つの耳から構成され、一部の古い書に記されているだけで意味も読みも不明です。文面から推察すると、注意深く聞く意のようです。
【画数】28画
【部首】車部(くるま)
【読み方】コウ
【Unicode】283FF
【意味】意味は不詳。
【解説】4つの「車」で構成された漢字ですが、意味は不明です。車3つで構成される轟は日本でもよく使われますが、4つで構成されるこの字は、中国でも意味が不明とされています。台湾では人名に使われています。
【画数】28画
【部首】言部(げん)
【読み方】シ
【Unicode】27BA6
【意味】多くの言葉を立て続けにしゃべるさま。
【解説】この字は、4つの「言」で構成された会意文字で、3つで構成された譶と同字(異体字)とされています。言がたくさんあることで、速くしゃべること、停まることなくしゃべりまくることを表しています。
●4つの「来」からなる漢字
【画数】28画
【部首】木部(き)
【読み方】ジー(jí)
【Unicode】30649
【意味】棘と同じ。(いばら、とげ等の意味)
【解説】4つの来で構成された文字で、朿が4つで構成された漢字(上述)と意味が同じで、漢語大辞典には「同”棘”」と書かれています。
【画数】32画
【部首】金部(かね)
【読み方】ホウ、ギョク
【Unicode】28C3B
【意味】意味は不詳。
【解説】4つの「金」で構成される漢字ですが、意味は不明です。中国語では、宝(bǎo)や玉(yù)と発音が同じ(漢語大辞典)とされるため、意味まで宝や玉と同じと解釈している場合がありますが、ひとつの説です。
【画数】32画
【部首】木部(き)
【読み方】サツ、キ
【Unicode】2387D
【意味】意味は不詳。
【解説】4つの「林」で構成されますが、意味は不明です。「木」で構成される漢字には林、森、以外にもいくつもあり、どれも木が多い義がありますので、この字源にもその意義があると思われます。「木」が8つで構成されているとも解釈できます。
【画数】32画
【部首】門部(もん)
【読み方】トウ、ダツ
【Unicode】28DFE
【意味】意味は不詳。
【解説】「門」が4つで構成される漢字ですが、日本でも中国でも意味は不明です。
【画数】32画
【部首】木部(き)
【読み方】コ
【Unicode】2387E
【意味】意味は不詳。
【解説】4つの「果」で構成される漢字ですが、意味は不明です。
【画数】36画
【部首】風部(かぜ)
【読み方】ヒュウ、ヒュ
【Unicode】29661
【意味】風。
【解説】4つの「風」で構成される漢字で風を意味します。
【画数】36画
【部首】日部(ひ、にち)
【読み方】シュン
【Unicode】23320
【意味】意味は不詳。
【解説】春4つで構成される漢字ですが、意味は不明です。
【画数】36画
【部首】水部(みず)
【読み方】ジョウ、トウ
【Unicode】24181
【意味】意味は不詳。
【解説】4つの「泉」で構成される会意文字と思われますが、意味は不明です。
䲜
【画数】44画
【部首】魚部(さかな/うお)
【読み方】ギョウ、ゴウ
【Unicode】4C9C
【意味】魚が群れを成すさま。魚が盛んなさま。
【解説】4つの魚からなる会意文字で、多くの魚が見える姿を表現しています。ギョウは呉音、ゴウは漢音です。
【画数】48画
【部首】雨部(あめ)
【読み方】ドウ
【Unicode】291D4
【意味】雲が空に広がるさま。
【解説】4つの「雲」で構成される会意文字で、雲が広がっている様子を表しています。
䨻
【画数】52画
【部首】雨部(あめかんむり)
【読み方】ホウ、ビョウ
【Unicode】4A3B
【意味】雷の鳴り響く音。
【解説】䨻は4つの雷で構成され、「田」は雷さまの太鼓を意味します。古代は、「田」の個数で雷の大きさを表現していて、現代では雷に定着しました。「雷」3つで構成される「靐」や雷と田2つで構成される「靁」も同じく雷の大きいことを意味します。䨻は、非常に大きな音の意味で使われることもあります。
【画数】64画
【部首】龍部(りゅう)
【読み方】テツ、テチ
【Unicode】2A6A5
【意味】話が多い。言葉が多い。
【解説】4つの「龍」で構成される会意文字です。説文解字には掲載されていませんが、四聲篇海には「多言也」(多言なり)とあり、言葉が多いことを表します。中国語では、嘮嘮叨叨のようにくどくどしゃべり続けるさまを表します。なぜ、龍が4つなのかは不思議な感じですが、讋(詟)の異体字とも考えられていることから説明がつきます。讋にはぺちゃぺちゃとしゃべる意味がありますが、元の字は上部に「龍」が二つ並んで(龖)いて重なること表していました。つまり讋は、「言」+「龖」で言葉が重なる意を持っていたと言えます。この字は、日本ではテツ(漢音)、テチ(呉音)と読みます。
【画数】64画
【部首】臼部(うす)
【読み方】セイ
【Unicode】2053B
【意味】意味は不詳。
【解説】4つの「興」で構成される漢字ですが、意味は不明です。部首は、臼部ですが、八部と解釈される場合があります。漢語大辞典では、八部に分類されています。
●4つの「鏡」からなる漢字
【画数】76画
【部首】金部(かね)
【読み方】かがみ
【Unicode】30F54
【意味】かがみ。鏡子。
【解説】宮沢賢治によって創作された造字ですが、新たにユニコードが割り当てられました。意味は鏡と同じですが、日本でしか使われない漢字です。