先日、松本のイオンモールへ行った時に、初めて串家物語に入ってみました。
この店は、串揚げの専門店で肉や野菜、海産物など、串に刺さった食材を自分で取りにいって、各自のテーブルに設置されたフライヤーで揚げながら食べる、ブッフェ形式の飲食店です。
この店ではブッフェ、すなわち食べ放題をやっていて、串揚げ以外にライスや焼きそば、スープやサラダ、簡単なデザートなどもあり、色々選びながら、好きな食べ物を好きなだけ食べられるのが魅力です。
そして何と言っても、一般のブッフェに比べて価格がかなり安くて、手軽でありながら、お腹いっぱい食べられるところが他と違うところです。
目次
手軽な値段が魅力
外で食事をする場合、ちょっとしたものを食べただけでも、相応の金額になるものですが、それでいて、ちょっと食べ足りないなんてこともよくある事です。
しかし、串家物語なら食べ放題なので、お腹いっぱいになりますし、へたな店で食事をするよりも、よほど安上がりになります。
我が家でも、家族でしっかり食事を摂ろうと飲食店に入ったところ、結果としては何千円も掛かってしまって、却って食べ放題にしておいた方が安かったなんて経験が何度もありました。
今回のランチブッフェでは、家族四人(一人は幼児で無料)で四千余円だったので、安さにビックリしたくらいでした。
手軽な価格がこの店を選ぶ理由の一つなのでしょう。
私たちが来店した時も、多くの人が店頭で並んで待っていて、とても繁盛している感じがしました。
ただ、料金は店舗によっても異なりますので、注意しましょう。
安さの秘密は
見たところ、価格を安くできる秘密は「厨房の手間削減」「客の回転率向上」「無駄の防止」の3点ありました。
まず、厨房の手間削減ですが、店の看板ともなっているメインの揚げ物を、客自身が揚げて料理するので、その分だけ厨房の手間が掛からないということです。
言い換えれば、揚げ物に関して言えば、厨房では串に食材を刺すだけで済むということです。
次に、客の回転率向上ですが、ブッフェの制限時間は一般には90分くらいが相場で、80分くらいの店もたまに見かけます。
しかし、串家物語ではこの制限時間を70分に設定しているため、結果として客の回転率が良くなるわけです。
実際、だらだら食べることがなければ70分もあれば十分で、しっかりとした食事はできるということでしょう。
ただし、利用時間についても、店舗によって若干異なりますので、注意が必要です。
最後に、無駄の防止ですが、ブッフェの場合、客が取りすぎて食べきれず、どうしても食べ残しの無駄が出てしまうものです。
しかし、串家物語では、串一本当たりの食材のサイズをごくごく小さく抑えていることから、無駄が発生しにくくなっています。
食材のサイズを小さくしているのは、火が通りやすくてあまり待たずに食べられることの配慮でもあるようで、客への自然な配慮が、そのまま無駄の削減につながっている感じがしました。
これら3つの工夫によって価格を抑え、その分だけ客数を得ようとする経営手段はさすがだと思いました。
利用で注意する点は3つ
この店を利用する時に、注意したい点は3点あると思います。
一つは串をまとめて取ること、一つは油分を摂りすぎないこと、さらにもう一つは制限時間に注意することです。
串をまとめて取る
串をまとめて取るというのは、串に刺さっている各種食材は、どれもサイズが小さくカットされているからです。
しかも、ひとかけらしか刺さっていないので、一度に少ししか取らないと、何度も何度も取りに行かなければならず、とても煩わしいです。
取りすぎて食べきれない、などと心配する必要はほとんどありません。
それくらい、ひと串の食材のサイズは小さいのです。
油分を摂りすぎない(素揚げもおすすめ)
そして油分を摂りすぎないことですが、メインは串揚げの店なので、何も考えずにたくさん食べると、知らず知らずのうちに、油分を多量に摂ってしまうことになります。
つまり、カロリーの摂りすぎになってしまうんです。肥満大敵です!!
そこで心がけたいことは、串揚げだけでなく、サラダなど他の食べ物もしっかり摂ることと、食材につけるコロモをたくさんつけすぎないようにすることです。
特に、串揚げには店で用意しているコロモ(ねり粉とパン粉)を付けて揚げるようになっているのですが、このコロモをたくさん付けすぎると、コロモが油分をたくさん吸い込んでしまうので、必要以上に油分を摂取してしまうことになりかねません。
従って、コロモは少なめにする方がよいでしょうし、食材や好みによっては、素揚げにするのも望ましいと思います。
ただ、素揚げばかりだと、コロモがない分だけ満腹感が得られないこともあるかと思います。
そんな場合、メニューに含まれるお茶漬けやヤキソバなどをしっかり摂るといいでしょう。
制限時間に注意する
そして、上記のようにビュッフェの制限時間は基本的に70分。
しっかり食べるのには十分な時間ですが、一般の食べ放題より時間が短めなので、のんびりしていると時間超過となってしまいます。
ゆっくりくつろぎながらと言う訳には行きません。
時間に気を付けながら食べましょう。
食べ方を工夫・アレンジして楽しもう
さて、串家物語のコースでは、色々なメニューが楽しめるので嬉しいことですが、それだけで満足していては面白みに欠けます。
食べ方を色々と工夫して、更に食事を楽しんで行きたいものです。自身にあった裏技をあみ出してみるのも悪くないでしょう。
具体的な楽しみ方のコツは、「串揚げ用の食材以外の活用」と「ソース調合の工夫」の2点です。
串揚げ用の食材以外の活用
まず、串揚げ用の食材以外の活用についですが、お店が串刺して準備している食材の種類は決まっています。
しかし実際は、串刺し以外の料理も提供されていますので、それらの料理を揚げることもできます。
例えば、サラダの食材としてオニオンスライスが提供されていますが、肉などと一緒に串に刺し直して揚げれば独自の一品を作ることができます。
オニオンって肉と相性がいいですから、結構イケるでしょう。
基本的に生野菜は、揚げても食べられるものが多くあります。
だから、サラダにある野菜などを単品或いは他の食材と一緒に串刺しして揚げると、オリジナリティの強い揚げ物を作ることができます。
もしかしたら、意外な組合せが、美味しい味わいを生んでくれるかも知れません。
独自のアレンジを色々挑戦してみると面白いでしょう。
そして、揚げ物をカレーライスにトッピング。そんなアレンジもいいでしょうね。(カレーと揚げ物って、とても合いますよ~)
ソース調合の工夫
次に、ソース調合の工夫についてです。
揚げ物そのものには基本的にほとんど味はありませんので、付けるソースによって味わいが大きく作用されます。
なので、少しでも良い味がだせるようにソースの調合を工夫するのです。
店では基本的に7種類のソースを用意していますから、自分に合った好みのソースを見つけることは容易です。
しかし、更なる味を追求するのならば、より味わえるソースがいいハズ。
なので、複数あるソースを調合するのは当たり前のことですが、ソース以外のものも色々と合わせてみるのもいいのです。
俗に言う隠し味って、何かをほんのちょっと加えるだけで絶妙な味わいを出すことが多いのです。
だから、店にあるものは全て利用する。独自のアレンジに挑戦する。
そんな思いで自分の好みにあった最高のソースを調合しましょう。例えば、
サラダのドレッシングで食べてみる。
サラダのドレッシングを混ぜてみる。
お茶漬けの素やふりかけを利用する。
塩やタルタルソースを入れてみる。
オニオンスライスをちぎって加える。
アレンジの仕方は他にもまだまだたくさんあります。
ソフトクリームを微量まぜてみる、なんて言うのもありかも。
とにかく、せっかくの料理ですから、好みにあったソースを作り上げてみましょう。
今回、はじめて串家物語でランチを食べてみました。手軽な価格でお腹いっぱいに食べられるのがこの店の魅力だと感じました。
この店は全国展開しているチェーン店ですから、きっとあなたの住んでいる地域にも、身近なところに店舗があることでしょう。機会があれば、ぜひ足を運んでみるのも良いと思います。