小さい子供を海水浴に連れて行く場合、気になるのは安全面です。
特に、乳幼児や海に慣れていない子供は、波が高いと大人の目が届きづらく、心配が耐えません。
そんな心配が付きまとうような、小さな子供を海水浴に連れた行くのに最適な場所が、小境海岸海水浴場です。
目次
海水浴は安全を考えて
大人でも安易に考えていると恐いのが海の事故です。
従って、小さな子供を連れていれば、より安全な海水浴場で遊びたいと思うのは当然です。
具体的に心配なことは波の強さで、
波に飲み込まれてしまわないか
波に流されてしまわないか
親としてはとても気になります。
そして波が高いと子供の姿も監視しにくく、心配が耐えません。
そのような配をしなくても済むのが、能登半島の付け根にある小境海岸海水浴場なのです。
小境海岸海水浴場はどんなところ
小境海岸海水浴場は、防波堤で囲まれているためほとんど波が無く、小さい子供でも安心して海水浴を楽しめます。
ここは、左右大きく2つの領域に分かれていますが、特に海に向かって右側の領域では、防波堤内に張られている遊泳範囲を示すロープもかなり近傍にあるため、大人の目が届きやすく、しっかりと子供を監視できます。
波の高さがとても低いため、波で子供の姿が隠されることがないのも利点です。
常に視界に入っていれば、気をもむ必要はありませんからね。
砂浜は決して広くはありませんが、遊泳範囲内の水深は決して深くはありませんので、2~3歳くらいの小さい子供でも、水遊び感覚で遊べるところが魅力です。
浮き輪さえあれば、けっこう小さい子供でも、遊泳範囲内を自由に移動できます。
それくらい小さな子供向けなのです。水も一般の海水と比べるとあまり冷たく感じないですしね。
ただ、海岸と言う性質上、急に水深が大きく変わる地点があり、「深い」と感じる場所があることだけは頭に入れておきましょう。
こんな利点がある
それほど混雑しない
さて、私がこの海水浴場を勧めるのには、他にもいくつか理由があります。
まず、人が決して多くなく、混雑しないことです。いわゆる穴場のようなところなのです。
人が多すぎると、人と接触しやすく、時には遊びにくくもなります。
騒がしかったり、汚れたりすることもあるかも知れません。
人が多くないからこそ、ゆっくり、子供と一緒にのんびり遊べるんですね。
また、新型コロナウィルスなどの感染を考えた場合、人が少ないに越したことはありません。
海水がきれいで透き通って見える
次に、海水がきれいなことも魅力のひとつです。
これは富山湾から少し離れた能登半島の付け根にあることや、波が少ないことによります。
富山湾に多くある海水浴場は、生活圏に近い分だけ海水が汚れやすくなることは否めません。
また、波が大きいと、砂浜などが海水に混じって水中がよく見えなくなります。
その点、小境海岸海水浴場は海底が、わりと透き通って見えるのです。
水がきれいだと、水浴していて、とても気持ちがいいものです。
波打ち際でも魚が見られる
そして、水がきれいだからこそ魚が住み、それを簡単に見ることができます。
砂浜付近の水深10cmにも満たないような場所にも、体調3~4cmくらいの小さい魚が沢山泳いでいて、それを直接見ることができます。
よーく見ていると何十匹も泳いでいたりします。そんな姿を見ることができるのも魅力のひとつと言えます。
小さな子供と魚を探したり、追っかけて遊ぶだけでも楽しいですからね。
砂遊びも出来る
更に、小さい領域ながらも砂浜が広がっていますから、砂遊びができます。
小さなこどもは砂遊びが大好きなもの。
親子一緒に波打ち際に砂で何かを作って遊んでも楽しいひと時を過ごせます。
地味だけど、こんな魅力を持っているのが、この小境海岸海水浴場なのです。
ちなみに小境海外は、国定公園の一部なんですね。
あえて難をあげれば…
さて、いいことばかりを取り上げても仕方ありません。
何でも長所と短所は持ち合わせているものですから、小境海岸海水浴場にも当然、短所はあります。
物足りなさがある
まず、小さい子供向けですから、安全な反面、少し物足りなさがあります。
少し大きな子供であれば、波がもっと大きい方がいいかも知れません。
もう少し沖に泳ぎたい場合もあるかも知れません。
小境海岸海水浴場は、残念ながら、そういった要求に応えてくれる場所ではないのです。
良いとこどりは出来ないってことですね。
監視員が不在の時がある
次に、この小境海岸海水浴場は、大きな海水浴場ではありませんから、平日など来客の少ない日には監視員がいないことがあります。
従って、子供と同伴する親などがしっかりと子供を監視することが大切です。
もとより小さい子供を連れて行くからには、しっかりと面倒を見るのは当たりまえですが…。
シャワー施設がちょっと離れている
次に、ここは本格的な海水浴場ではありませんから、すぐ近くにはシャワーがありません。
海水に入った後は水で身体を洗い流したくなりますが、少し離れたところにしかシャワーがないのです。(シャワーは駐車場方向ではなく、南側のトイレ建物内です)
海水浴後にもしそのままでいれば体がべとべとしたり、肌が不快になったりしてしまいます。
なので、海水浴を終えたら、駐車場方面に設置してある水道で身体を流すようにすると便利です。
小さい子供だけなら、水道水を使って全身を洗い流すのはそれほど難しくないですからね。
大人の場合、全体的に水道で洗い流しておいて、後で宿や温泉などに戻ってからゆっくりと洗うのも手でしょう。
シャワー設備は海水浴場の端の方にあるので、利用したい人は少しあるいて利用しましょう。(近くないと言っても3分もあれば着きます)
ちなみに私は、離れていたので利用しませんでした。(その夜、温泉に行きました)
駐車場が限られる
更に気を付けたいのは、駐車場が広くないことです。
人が多く来ないので駐車スペースが狭くても通常は十分なようですが、もし多くの人が訪れた場合は不足することもあるかも知れません。
離れた場所(小学校の北側)にも別の駐車場がありますが、ちょっと歩きますね。
ただ、短時間の水遊びをして帰る人も多いので、たとえ満車でも少し待っていればそのうち空くと思います。
そんな「ちょっと水遊び」という感覚の海水浴場なのです。
ちなみに、私が訪れた時は、駐車場周辺にスズメバチが2~3匹飛んでいましたので、気を付けて下さいね。
どこにでもいるのがスズメバチですが、気を付けていないと刺されることもあるかも知れませんからね。
参考までに、役立つサイトを下記にリンクしておきます。
参考サイト
(氷見市観光協会):https://www.kitokitohimi.com/site/tourism-guide/300.html
(富山県観光公式サイト):https://www.info-toyama.com/attractions/21038