車イスマークの駐車場を、ちょっとした工夫で有効に利用しようとする、店の姿勢を発見

ショッピングモール等で自動車を駐車する時に、駐車場が満車で停める場所がなく、駐車場内を何周も何周もグルグル回って空を探したり、空くまで何十分も入口で待たされたりした経験は、誰でもあるかと思います。

空いている身障者用駐車場

そんな時に、駐車場内にある身障者用の、車いすマークのある駐車場だけは充分場所が空いていて、全然使われない状態となっているのを見たことがある方も、けっこういるのでは無いでしょうか。

そのような場面に出くわすと、身障者等に配慮するのは大事なことではあるし、必要なことではあると思いながらも、何か不可解な思いを抱いた方はいないでしょうか。

あんなにたくさんスペースが空いているのに、健常者だから停めることができない、現実使われていない空間はもったいなく、スペースの有効利用ができていないのではないか、との思いが湧いてきてしまいます。

ショッピングモールの類は私も好きなので、ちょくちょく行くのですが、このような経験をすることは、とても頻繁にあります。

長い時間待っている一方で、空いている駐車スペースがたくさんあるのを見ては、「何か違うのでは?」との思いが込み上げて来るわけです。

弱者保護は大切

身障者側の立場で考えると、目的地に到着してアクセスしやすい便利な場所に駐車できないと、身体的に非常に負担がかかってしまう方もいるので、専用の駐車場を設けてあることは、とても有り難いことですし、必要なことでしょう。

また、駐車場管理者側の立場からすれば、弱者に配慮することは管理者側の責任でもあり、人道的にも必要なことであるから、身障者がいつ来ても対応できるような体制を取っておくことは必要なことでしょう。

身障者、けが人、お年寄り、妊婦、乳児同伴者用を示す駐車場

では、これを一般の健常者から見ると、弱者を守るのは大事なこととの認識はある反面、実際に使われていない空間が広くあり、これらのスペースをうまく利用できないものかとの思いを抱く訳ですね。

私がかつて大型ショッピングモールで眼にしたケースでは、駐車場の入り口に自動車の長蛇の列が出来ていて、30分は待たされる状況の時に、身障者専用の駐車スペースが30台くらいあって、そのうち実際に利用されているのはわずか2~3台だけという姿でした。

その時は、「この空間が利用できれば、待っている30台弱の自動車がすぐに駐車できるのになぁ」との思いが脳裏に浮かびました。

同時に「身障者用の駐車場が全て満車となった時に、もしも重度の身障者が来たりすれば、それはそれで大変なことだ」との思いも過り、弱者を守るためには仕方のないことでもあるのだとも思ったものでした。

そして、同じような場面に出くわす度に、これは、「なかなかうまい打開策のない課題の1つ」なのだなぁと常々感じていました。

あるスーパーでの工夫

そんなある日、すこし大きなスーパーへ買い物をしに行った時のことですが、こんな工夫をしているのかと感心させられたことがありました。

それは、本当にちょっとした工夫だけなのですが、そんなちょっとした気遣いに対して、ユーザ視点に立って経営している店側の姿勢を感じました。

その工夫とは、店の入り口付近には、背景が青色でペイントされた車いすマークの駐車場が3台分確保されていて、入口から少し離れた位置にある駐車場には、背景色のない車いすマークの駐車場が十数台分用意されていて、共に身障者優先の看板が立てられているのです。

車イスマークの背景が青色でない駐車場

つまり、同じ車いすマークの駐車スペースでも、色で区別することで2段階に区分し、より優先度の高い、入口近くの駐車場が最後まで埋らないような工夫をしているのです。

一般利用者から見れば、車いすマークがあるところには通常停めませんが、満車で他にスペースが無い場合は、やむを得ず停める場合もあるかと思います。

そんな時、車いすマークの白いペイントの駐車場は比較的、抵抗感が低いため、いざという時に停めやすい感じがあります。

しかし、背景が水色にペイントされて、その上に車いすマークの白いペイントがあると、割と抵抗感が高く、一般の人は停めようとしません。その結果、入口に最も近い3台の駐車スペースは通常は空くことになる訳ですね。

また、万一全て満車になってしまっても、食料品を主に販売するスーパーということもあり、自動車が入替る頻度が高いため、待つ時間はそれほどかからず、窮屈な思いをすることはありません。

ともすれば見落としてしまうような店側の小さな配慮を見つけた時、なるほどなぁ、と納得の気持ちでした。こんな、ちょっとした配慮をしている店だからこそ、普段から客で賑わっているのだぁと実感しました。

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