デフレが長く続いている影響か、身近なスーパーや量販店なんかでも、価格の競争は日々見られます。
「他店よりも高ければチラシをお見せ下さい」、なんて売り方をしている店もたくさんあるくらいです。
そして実際に店頭の商品を見てみると、「あれっ?けっこう安い」なんて思うものも数多くあり、「こんな値段で買えるんだぁ」と驚くこともあります。
そんな姿を見ていると、100円ショップなんかよりスーパーなんかの方が安いんじゃないと思うこともしばしばで、実際にどうなんだろうと疑問を持ち続けていました。
そこで、近くの量販店と100円ショップを少しのぞいて、比較してみることにしました。
アルミホイルの比較
まず、アルミホイルですが量販店では73円(8m)、54円(8m)、90円(16m)なんて商品があったのに対して、100円ショップでは100円(14m)でした。
価格だけみると、90円(16m)に対して100円(14m)なので、量販店の方が安いですね。
ここで、気になるのが、量販店の73円(8m)や54円(8m)の商品です。
普段使わない人やめったに使わない人にとっては変色したりもしますから、さらに安い8mタイプの方が良い場合もあるかも知れません。
紙コップの比較
次に紙コップを見てみます。
量販店では90円(30個)で売っていたのに対して、100円ショップでは100円(40個)ですから、価格だけなら量販店の方が安く、単価では100円ショップの方が安い(量販店:3円/個、100円ショップ:2.5円/個)ですね。
使い切り(余ったら捨てる)なら量販店、常備して使うなら100円ショップの方が得というところでしょう。
生ゴミ用水切りネットの比較
更に、生ごみ用の水切り袋(ネット)を見てみましょう。
量販店では三角コーナー用が90円(30個)、排水口用が73円(50個)に対して、100円ショップでは三角コーナー用が100円でも30個、35個、50個と非常に多種類あり、排水口用でも100円(30個)なんて商品があります。
形状・大きさ・個数がまちまちで種類がたくさんあるため、一概に比較できないところなのですが、水切り袋の場合は日常使うものでもあり、どうせ捨ててしまうものですから必要以上に質の良いものを求める必要はないので、単価が安いものがお得と考えるべきでしょう。
排水口浅型なら量販店、それ以外なら100円ショップというところでしょうか。
まとめ
今回、上記を含めていろいろ見て回ったことで、様々なことが分かりました。それらを要約すれば以下の3点です。
(1)100円ショップが必ずしも安いとは限らない
(2)100円ショップは全体的に見れば確かに安い
(3)個数、質や仕様が異なり、単なる価格だけの比較ができない商品が多い
そして、感じたことは、100円ショップは「あると便利そう」といった商品が多く、また、新商品開発に力が注がれていることで、商品サイクルが早く(新しい商品開発が頻繁)、気軽さ・手軽さを重視した品ぞろえが豊富だということです。
従って、消費者としては、色々な店を見て回って様々な商品の情報を常に持つことと、本当に欲しいかを良く考えて冷静に買うことが大事なことです。