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小学校の授業参観で、けん玉の技を披露。そこで、感じたいろいろなこと。

学習成果発表会と題された、いわゆる授業参観が、長男の通う小学校で行われたので、行ってきましたが、そこで感じた様々なことを書きたいと思います。

単なる勉強だけが授業ではない

学習成果発表とのことでしたので、何を学んだ成果なのか、何の科目なのかと思いきや、実際の発表内容は、けん玉や縄跳び、鍵盤ハーモニカによる演奏といったものでした。

今回が、今年度で最後となる授業参観で、今までの参観では、一回目が「国語」、二回目が「道徳」、三回目が「性教育」、そして四回目の今回が「けん玉等」だったのでした。

授業参観といえば、何かの科目についての授業をイメージしていたのですが、それとは違う授業が多くて、私としては却って見ごたえがあってよかったと思っています。

今の学校教育は、何かと詰め込み過ぎる、いわゆる詰め込み教育という感じがするので、このような勉強だけにこだわらない授業を、もっともっと増やして欲しいと感じています。

子供の吸収力は凄い

さて、参観をして一番強く感じたことは、はやり、子供達の吸収力の凄さでした。

けん玉といえば、色々な技があると思いますが、単に大皿、小皿、中皿に乗せるだけではなく、まわしけん・とめけん、野球ホームラン、飛行機、もしかめ、など様々な技をクラス全員で披露してくれたのです。

こんなの達人じゃないと、できない技じゃない」と私が思っていた技、少なくても私じゃちょっと練習したくらいじゃできそうもない技を、かずかず見せてくれたのです。

以前から、学習の一環として、けん玉を使っているのは知っていましたが、授業の合間のわずかな時間で、ここまで上達するとは、その吸収力の凄さに驚かされたのでした。

振り返って見れば、長男はいつの間にか、弟に本を読み聞かせられるほど読み書きが上手になり、買い物に行けば自然とお金の計算もできるようになってきており、水泳では25mを二十数秒で泳ぎ切るまでになり、親が知らない間に、どんどん、どんどん成長して行く姿には、本当に驚かされると同時に、有り難く思うものです。

成長のカギは自発

そして、この成長ぶりの原動力は何かを考えた時、参観を通して、改めて教えられたことがありました。

それは、子供たちがとても自発的に、そして楽しそうに行動している姿と、担任の先生が「やらせるようとする」教え方では無く、「やる気になるよう励ます」姿勢に表れていました。

なにかの本に「人から強制的にやらされたことは身に付かない」と書いてあったのを思い出しましたが、「好きこそものの上手なれ」ともいうように、自発でやることは、本当に身に付きやすいのだなぁと実感しました。

家では、ともすると、もたもたしている長男に対して、「早くしなさい」とか「何やっているの!」とか、力でねじ伏せようとしてしまいがちなのですが、却ってやる気をなくしている長男の姿を見ては、これではいけないと自分に言い聞かせることがよくあったのです。

授業参観の姿を見て、改めて励ます大事、やる気にさせる大事を再認識させられた思いでした。

父親が少ない

そして、もう1つ感じたことは、父親の参観者がとても少ないことです。

以前の記事にも書いたように、私は、子供の教育にはとても感心があり、親としてしっかり見ておきたい、という思いもあるので、努めて参観に行くようにしているのですが、参観の回数を重ねる度に、父親の顔ぶれが減ってきているのです。

近年、イクメンなんて言葉も頻繁に使われるようになり、男女平等なんてことも盛んに言われるようになっていますが、何で参観日はほとんど母親ばかりなのか、と思わずにはいられません。

掛け声ばかりで、実態とは開きがある、男女の社会的姿の現状を垣間見た思いでした。

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