ある雪の降る朝、自動車のエンジンをかけて、フロントガラスの雪を払い、窓に凍りついた氷をはがして、通勤の準備をしている時に、雪を払う目的で全開した助手席側の窓が、閉まらなくなったことに気づきました。
天気予報では、その日はずっと雪とのことでしたし、利用している駐車場には屋根が無く、出勤時刻も迫って来ていたので、どうしようかと困ってしまいました。
しかし、冷静になって確認したところ、車内に入り込んだ雪を払うハズミで、ウィンドウロックのスイッチが押されてしまっていたことが分かり、ロックを解除したことで解決しました。
窓が開いたままパワーウィンドウが故障したら
こんなことがあったので、以前、パワーウィンドウのモータが故障して動作しなくなり、閉まったウィンドウを開けられなくなったことがあったのを思い出しました。そして、「もし、窓を全開した状態で、パワーウィンドウが動作しなくなったら、いったいどうすればいいのだろう?」との疑問が頭から離れませんでした。
以前、故障した時は、ディーラーに持ち込んで見てもらい、部品を発注して取り寄せてもらった数日後、再び来店して修理をしてもらった経緯があったのでした。モータなどが故障した場合は、修復するまでには数日は掛かってしまうもので、そのような期間、窓が開いたままの状態では、かなりつらいなぁと感じ、良い対応策はないものかと思ったわけです。パワーウインドウの無い時代は、手でハンドルを回して窓を開け閉めしていたので、余計な心配は不要だったのですが、便利になると時として困ることもあるものだと、感じました。
素人ではうまい対策はできない
さて、先日、ディーラーへ車両の点検に行く機会があったので、良い対応策がないものか聞いてみました。回答としては、「一旦、店に車両を持ち込んで頂き、ドアの内部を開けて窓ガラスを閉じた上で、針金などで固定しておくような、暫定的な措置しかできない」とのことでした。
そして、もしディーラーなどが閉まっている時間帯の場合は、「ビニール等で覆う措置をしてもらうしかない」とのことで、これといったうまい手段がないことが分かりました。
ネットでも調べたのですが、素人ではどうしようもないのが現実のようです。
実際に起きてしまったら
もし、実際に動作しなくなった場合の対処方法を簡単にまとめれば、まず、誤操作や子供のいたずらなどで、ウィンドウロックが掛かっていないかを確認することです。ロックが掛かっていれば解除するだけで解決です。
次に、ヒューズが切れていないかを確認することで、単なるヒューズ切れで、予備ヒューズがあればすぐに交換して解決するでしょう。仮に、予備ヒューズが無くても、カー用品店、ディスカウントショップなどで入手しやすいので購入できれば解決できるでしょう。
さて、問題はそれで解決しない場合ですが、モータなどが故障している場合は、ごくごく稀に、ドア付近を叩くと一時的に動作する場合もあるそうなので、試す価値があるかも知れません。
それでも無理なら、はやりディーラー等が開いているうちは、迷わず見てもらった方が良いでしょう。店が開いてなくても、知り合いに車両をいじれる人がいれば、その人に頼めば暫定処置をしてもらえるかも知れません。それらが無理であれば、やはり、ビニール等で覆うしかないでしょう。
そして、日頃からの防止策ですが、雨や雪の日は、いたずらにウィンドウを開けないことが何よりです。閉まったまま動作しないのと、開いたまま動作しないのとでは、天と地ほどの差がありますからね。
また、パワーウィンドウの動作時に、異音がするとか、動作がスムーズでないといった、何か不自然な状態が見つかった場合は、問題が起きる前に早目に処置することです。