ディズニーファンの私は、昨年、松本市で開催されたディズニーリゾートパレードにおいて、同時開催されたダッフィーバスの展示を見て以来、ダッフィーバスが気になっていました。
今回、ダッフィーバスについて詳しく調べてみようとしたところ、誕生した2014年当時と比べて、微妙に変化して進化を遂げていることを発見しました。
ここに、その変化の内容を含めて、ダッフィーバスについてまとめてみることにしました。
目次
ダッフィーバスとは?
ダッフィーバスの誕生
ダッフィーバスとは、東京ディズニーシーの人気キャラクターであるダッフィーの容姿を、パスにデザインして現実化した車両です。
このバスは、全国各地を巡って、いろいろな街を訪れ、展示会や記念撮影会を開催して、集う人々をとても癒してくれています。
2014年2月に誕生して、その年の2月20日~3月31日まで、各地を巡る「ダッフィーのふわふわジャーニー」を開催して以来、毎年、各地のまつり等の会場やイベントなどに登場して、体験会等と題した展示などが実施されています。
ダッフィーバスの容姿
ダッフィーバスは、ダッフィーのぬいぐるみと同じ生地で車体をラッピングしているので、車体そのものがふわふわした肌ざわりになっています。
車両の前部にはダッフィーの顔がデザインされ、後部にはおしりと足がデザインされていて、車両全体がダッフィーをイメージした容姿になっています。
デザインのもとダッフィーとは?
さて、そもそも「ダッフィーって何?」と未だ知らない人もいるかと思います。
ダッフィーは、旅のあいだにミッキーがさみしくならないように、ミニーが作ってあげたクマのぬいぐるみで、その誕生は2004年と言われ、今や、ディズニーシーを代表する人気キャラクターになっています。
ミッキーは、ダッフィーが一緒だと、なんだかハッピーになるとのことで、そんなハッピーな気持ちを多くの人に伝えるために、ダッフィーバスは各地を訪れています。
ダッフィーバスの概要は、東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトにおいて、ダッフィーバスの誕生を発表した2014年1月発表の広報記事に記載されています。
ダッフィーバスの魅力
概要
基本構造は通常のバス
ダッフィーバスは車両の1つなので、当然のことですが公道を走るバスの1つで、その大きさは、一般の大型バスの大きさです。
従って、車体の幅も高さも長さも全て普通のバスと変わらず、イメージとしては、よくある観光バスのような形状です。
当然、バスとしての基本構造は何ら普通のバスと変わらず、乗降口(ドア)も運転席の左側と、車体左側の中央付近の2箇所にあります。
違いはダッフィーの容姿
普通のバスとただ1つ違う点は、外はダッフィーの姿をしていて、中はダッフィーのふわふわ生地で埋め尽くされていることです。
そのインパクトは強く、公道を走行中に目撃した人々は、強烈な印象に圧倒されるようです。
そして、気になるナンバープレートですがその番号は「習志野230そ 2 0-2 0」。つまり、ぬいぐるみであるダッフィーのふわふわした肌ざわりの「ふわふわ」を「2020」で表したと言われています。
車両の登録地は、誕生の地・ディズニーシーがある浦安市の陸運局管轄地にあたる習志野ですね。
展示などでは、ナンバプレートに覆いがされていますが、今や知る人ぞ知るナンバーです。車検月は誕生した2月になっていますね。
外観
外観の全体はダッフィーをイメージしています。ここでは四方からの姿を見て行きましょう。
フロント
ダッフィーの顔を表現
前面には、ダッフィーの顔がそのまま大きく描かれ表現されています。
ダッフィーの目、鼻、口が、まるでぬいぐるみと同じように前面いっぱいに広がっています。
そして、ダッフィーの耳が、ぬいぐるみと同じように丸い形を保ったまま、天井の左右にそれぞれ配置されています。
見るだけで、かわいいダッフィーの顔が思い浮かぶので、とても癒されます。
車両として最低限必要な、フロントガラスやワイパー、ヘッドライトやウィンカーライト、ミラーやナンバープレートは当然ありますが、それ以外は全てダッフィーの顔を構成している感じです。
左右にあるライトは、実際のダッフィーのぬいぐるみには無い、ほっぺたやエクボを連想させてくれて、それがかわいさを増幅してくれます。
細かい点にも配慮
また、上部には、路線バスの行き先表示がされる部分に、電光掲示板のような表示部があって、各種イベントに合わせたメッセージの表示に使われています。
更にその上には、ダッフィーとその彼女にあたるシェリーメイの人形が飾られています。
実は、この人形が変化・進化したとして気付いた点の1つなのですが、発表当時の2014年から2016年までは、ダッフィーの人形だけで、2017年からシェリーメイと一緒の人形に変わっています。
前のナンバープレートは、下方右側(向かって左側)に位置して、通常は、ダッフィーのふわふわ肌で覆われて隠されていますが、公道を走行する際は、その覆いは外されてナンバーが分かる状態になります。
そして、私が松本市民祭りで見た時は、写真にあるように、運転席にダッフィーのぬいぐるみが座っていて、外からもその様子を確認でき、見る者を和ませてくれていました。
リア
ダッフィーのおしりとシッポを表現
後面のど真ん中には、おしりのシッポがかわいらしく表現されています。
シッポの左右の少し上側には足がデザインされていますが、足の裏の白い部分に指爪4つが配置されていて、ぬいぐるみと同じようになっています。
さらに注目すべき点は、実際のぬいぐるみには、足の裏にミッキーの顔がデザインされているのですが、ダッフィーバスでも同じようにミッキーの顔がデザインされています。
しかも、そのミッキーの顔が、後部の車両のライトで構成されていて、車両の機能の一部を見事に活かしたデザインになっています。
細かい点にディズニー色が表れている
そしてナンバープレートは中央に位置して、通常はふわふわ素材でカバーされていて、その左右にはナンバープレートと同サイズでディズニーシーのシンボルデザインが左に、ダッフィーのシンボルデザインが右に配置されています。
そして、魅力的なポイントは、写真の最下部にある、排ガス部のマフラーの形が、ミッキーの顔の形にデザインされているところで、いかにもディズニーって感じがうかがえます。
その他、シッポの左に位置するダッフィーのふわふわ肌に、ミッキーの顔のマークがワンポイントで入っているのがおしゃれですね。
右サイド
右サイドは、車両を構成するウィンドウや前後のタイヤ、非常用ドアコック(後部)、ウィンカーライト (前輪脇)を除く、その他全てがダッフィーのふわふわ肌で覆われている感じで、前側と後側には、それぞれ絵が貼られている状態です。
前側の絵には、「Duffy The Disney Bear」との大きな文字とともに、ミッキーがダッフィーを抱きかかえて、うれしそうに航海をしている様子が描かれています。
後側の絵には、ミニーが、ダッフィーのぬいぐるみを、ミッキーにプレゼントしている様子が描かれています。
更にその後ろの方には、ディズニーシーのシンボルデザインが配置されています。
そして、着目すべきは、ウィンドウの枠も、タイヤのホイール部分も、サイドミラーの裏面やフレーム部分も、下部にある網状の通気部分も、全て色調がダッフィーの体の色に合わせて作られていることです。
左サイド
左サイドは、前方と中央に乗降口ドアがあり、ウィンドウや前後のタイヤ、ウィンカーライト (前輪脇)が見えますが、右サイドと同様に、それ以外の全てがダッフィーのふわふわ肌で覆われている感じで、中央の乗降口ドアの前後に、それぞれ絵が貼られています。
前側の絵には、「ShellieMay The Disney Bear」との大きな文字とともに、ミニーがシェリーメイのぬいぐるみを作っている様子が描かれています。
後側の絵には、ミニーが、シェリーメイのぬいぐるみをミッキーにプレゼントしている絵、同時に、シェリーメイがダッフィーにプレゼントを渡している絵が描かれています。
そして、2つの乗降口ドアをはじめ、右側面と同様に、ウィンドウの枠、タイヤのホイール部分、サイドミラーの裏面やフレーム部分、下部にある網状の通気部分など、全ての色調がダッフィーの体の色に合わせて作られています。
さて、上述した前後にある2つの絵ですが、実はこの2つの絵が、ダッフィーバスの誕生から2016年までと、私が見た2017年とで変化・進化して変わったもう1つの点なのです。
発表当時から2016年までは、これらの2つの絵は、右サイドに描かれた2つの絵と同じような絵で、1つはミッキーがダッフィーを抱きかかえて、うれしそうに航海をしている様子、もう1つは、ミニーが、ダッフィーのぬいぐるみを、ミッキーにプレゼントしている様子だったのです。
車内
車内については、私自身ちょくせつ見ることはできていないのですが、ディズニーリゾートの公式情報や各種目撃情報から、いろいろなことが分かります。
内装はダッフィーのふわふわ肌が基本
車内には車両なので椅子があるのですが、ダッフィーのぬいぐるみ生地が使用されていて、車内全体がふわふわっとした感じになっています。
公式ブログには、車内の様子が良く分かる写真が掲載されています。
ソファーのような椅子の最後部の2つの席には、背もたれ部にダッフィーの顔がデザインされています。
その椅子が左右につながっていて、円を描くように座れるような座席構造になっています。
その席のすべてがふわふわの生地になっていて、左右の座席の背もたれには白いダッフィーの顔の輪郭が描かれ、その横の椅子の座席部分には、ダッフィーの足形がデザインされています。
座席部分に限らず、カーテン、床のカーペット、天井部もふわふわ生地で覆われていて、さらに天井両脇の骨格部やいすの本体部などは、全てダッフィーの色調に合わせて作られています。
また、後部ウィンドウの真下にはふわふわのダッフィーの顔がデザインされていて、ウィンドウの脇には、ダッフィーの足形がデザインされています。
天井の両脇の後方にある空調の通気口には、ディズニーらしいミッキーの顔がデザインされています。
ダッフィーのぬいぐるみに囲まれる
そんなダッフィーに包まれるような車内の環境に、実際のダッフィーのさまざまなぬいぐるみがいくつも配置されて、ダッフィーに囲まれるような雰囲気、ダッフィーだらけ!って感じです。ダッフィーファンなら、まさに夢のような空間でしょう。
ぬいぐるみの個数や内容、配置などは、イベントごとに異なるようです。
実際、私が、まつもと祭りで見た時には、内覧はできなかったのですが、外から見られるように、窓際にぬいぐるみがいくつも並べられていました。
ダッフィーバスのストーリー性
ダッフィーバスは、ダッフィーの姿をバスに表した車両なので、そこにはダッフィーのストリーが表現されています。
4つの絵でストーリーを描く
ダッフィーは、旅のあいだにミッキーがさみしくならないように、ミニーが作ってあげたクマのぬいぐるみですが、そのぬいぐるみをプレゼントしている様子が、ダッフィーバスの右サイド後部の絵に描写されています。
そして、ダッフィーをもらったミッキーが、ミニーの思いの通りに、航海のあいだにさみしさを感じずに、楽しそうにダッフィーを抱きかかえている姿が、ダッフィーバスの右サイド前部の絵に描写されています。
また、シェリーメイはミニーが作ったダッフィーのお友達ですが、そのぬいぐるみを作っている姿が、ダッフィーバスの左サイド前部に描写されています。
そして、そのシェリーメイをミッキーにプレゼントするとともに、シェリーメイがダッフィーにプレゼントする姿が、ダッフィーバスの左サイド後部に描写されています。
人気キャラ「ダッフィー&フレンズ」へつながる
このように、ダッフィーバスの側面には、ダッフィーとその彼女シェリーメイとのストーリが描かれているのです。
このようにストリー性を持たせて表現するところ、ダッフィーとシェリーメイとの物語のある姿を描写するところが、さずがにディズニーという感じです。
このストーリーは、ジェラトーニやステラ・ルーとの出会いにつながって、「ダッフィー&フレンド」としての新たなディズニー人気キャラクターとなったわけです。
そして、今や、ダッフィーバスと並んで注目されているのが、ジェラトーニワゴンですね。
ダッフィーバスの活躍
ダッフィーバスの活躍は、誕生した2014年からずっーと続き、今もなお活躍し続けています。
まず、2014年2月に誕生して、その直後の2月20日~3月31日に開催された「ダッフィーのふわふわジャーニー」がお披露目をかねた最初の旅で、その後も、各地に登場してはハッピーな気持ちを人々に伝えていました。
年明けの2015年1月13日~3月20日には期間限定で、東京ディズニーシーのパーキングに登場していたようです。
更に、その年の夏、東京ディズニーシー スペシャルプログラム「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Friend Forever」と連動して、ダッフィーバスは、そのプログラム中にダッフィーが着る衣装に合わせて、車両を特別にリニューアルして登場しています。
ダッフィーが身に着けていた青色のつばの白い帽子が、そのままダッフィーバスに装飾されている様子は、とても鮮やかですね。
そして、そのリニューアルした姿のまま、JALの飛行機にダッフィーの絵が描かれるお披露目イベントにも一緒に登場しています。この時の様子は公式ブログにも記載されています。
その後の2016年にも、そして私が直接見た昨年2017年にも、各地のイベントに登場しています。そして、本年(2018年)も4月15日に宮崎県延岡市に登場とのことです。
ダッフィーバスを見るには
ダッフィーバスを見るには、やはり地方のイベントにやって来る機会に合わせて、見に行くのがよいでしょう。
そんなダッフィーバスの予定は、ディズニーリゾートの公式サイトに公開(現在は閉鎖)されていますので、スケジュールを確認してみるのが一番でしょう。
通常、年毎にスケジュールが組まれますが、まれに年の途中で、急きょ予定が追加される場合もあります。興味のある方は、定期的にチェックするのがよいでしょう。
ダッフィーバスの展示は、地方で行われるディズニースペシャルパレードと同時開催されることが多いです。
また、ディズニーリゾートのイベントの一環として、不定期な催し物が開催される可能性もあります。
気になる方は、常々、公式サイト、公式ブログなどに注意していれば、思わぬイベントの開催が発表されるかも知れません。
いずれにしろ、日頃から気にかけてさえいれば、きっとどこかで出会えるチャンスが巡ってくることでしょう。