ジェラトーニ・ワゴンって、そもそも何だか知らない人もいることでしょう。また、たとえ知っていたとしても、今まで一度も見たことがないという人もいることでしょう。
見てみたいと思っているけど、どうすれば見られるのかが分からない人もいることでしょう。
そんな人達のために、ジェラトーニワゴンがどのようなものか、また、どうすれば見ることができるのか詳しく書きました。
目次
ジェラトーニワゴンとは?
ジェラトーニ・ワゴンが何かを一言でいえば、ディズニーの人気キャラクターのひとつであるジェラトーニのぬいぐるみのボディと同じ、ふわふわな生地でラッピングしたワゴン(車両)です。
そのワゴンにはジェラトーニの顔や手足、さらにシッポまでが表現されていて、ジェラトーニの姿をそのまま車体で表現したワゴンになっています。まさに、ジェラトーニをイメージして作られたワゴン車、それがジェラトーニ・ワゴンです。
そして、ワゴンのモデルとなっているジェラトーニが、お絵かきが得意ということで、このワゴンの車内には、ジェラトーニが描いた絵を、たくさん載せていて、まるでアートギャラリーのようになっています。
ワゴン車、つまり普通の車両なので、公道を走るのですが、イベントや展示会などでは、訪れた場所でワゴンの扉を開き、車内にある数々の絵を展示・披露してくれます。
ジェラトーニ・ワゴンは、2016年7月に初めて披露されてから、全国各地を訪問して、体験会と称する展示会を開催してきました。
ジェラトーニとは?
ジェラトーニ・ワゴンのモデルであるジェラトーニ(Gelatoni)を一言でいうと、ディズニーキャラクターのダッフィー&フレンズのメンバーのひとり、すなわちダッフィーの友達のひとりで、絵を書くことが大好きなネコの男の子です。ふだんは写真のように、緑色の帽子を被っています。
お絵かきが好きなジェラトーニは、筆のようなシッポの先で絵を描きます。また、足の裏は、ミッキーシェイプの肉球がついています。
ジェラトーニとダッフィーとの出会いには、物語があります。
ある時、ミッキーとお散歩していたダッフィーが、ジェラートのアイスを食べていたところ、地面に落としてしまいました。
ちょうどその場面を見ていたジェラトーニが、ダッフィーに対して「大丈夫だよ」と語りかけながら、ジェラートを使って絵を描き始めたのです。
ダッフィーは「僕も描きたいな」といって絵を描いて、お互いに描いた絵を交換したのでした。そして、そのことを機に、知り合ったふたりは、「また一緒に遊ぼうね!」といって仲良くなっていったのでした。
そんな物語を背景として生まれたのが、ジェラトーニですが、その誕生は2014年で、ダッフィーが誕生した2004年からちょうど10年目のことです。
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ダッフィーの彼女であるシェリーメイと、2017年に新たに加わったステラ・ルーを加えて、現在のダッフィー&フレンズのメンバー構成となりました。ジェラトーニは、そんなダッフィー&フレンズのキャラクターの大事なひとりなのですね。
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そして、そんなジェラトーニの容姿をワゴンに表現したのが、まさに「ジェラトーニ・ワゴン」なのです。
ワゴンの詳細
ジェラトーニ・ワゴンは、文字通りジェラトーニをイメージして作られたワゴン車両です。車両のまわりは、ジェラトーニのぬいぐるみと同じ素材・生地で作られていて、とてもふわふわしています。
全体
車両の正面には、ジェラトーニの顔が、後面にはジェラトーニのおしりや足が表現されていて、更に、側面にはダッフィーとジェラトーニが描かれています。
そして、ワゴンの左右の側面の扉を開くと、ジェラトーニが描いた様々な絵がたくさん飾られていて、まるで動く展示場のような感じです。そして、運転席もジェラトーニ・ワゴンならではの内装になっています。
では、以下、ワゴンの詳細を正面、後面、側面、運転席に分けて、ひとつひとつ見て行きましょう。
車両の正面
正面は何といっても、ジェラトーニの顔をイメージしています。
前面に表現されている顔は、本当のジェラトーニにそっくりですね。もう少し拡大してみましょう。
ぬいぐるみのジェラトーニと比べてみても、そっくりなのがよく分かりますね。顔の下にはジェラトーニのネームプレートがありますが、ナンバープレートを覆っているのですね。
気になるナンバーですが、ジェラトーニ・ワゴンは公道を走行できる、きちんとした車両ですから陸運局に登録したナンバーをきちんと持っています。それは
習志野130す91ー02
です。実は、ダッフィーバスのナンバーが「20-20」で、バスのボディーがダッフィーの肌のようにフワフワであることを表していますが、ジェラトーニ・ワゴンのナンバーにも意味があります。
ジェラトーニ → Gelatoni → Gelato2 → Gela102 → gela102 → gela102 → g102 → 9102
そうです。ジェラトーニの名前を意味しているのです。さすがディズニーって感じです。
では、少し上の方を見てみましょう。
正面の上部には、ジェラトーニの耳がしっかりと表現されています。これも、本物にそっくりですね。
横から見ても分かりますが、耳はかなりの大きさです。
頭の上部には、ジェラトーニがいつも被っている緑色の帽子があります。ワゴン部の前面には、Gelatoniのネームプレートがあるのが分かりますね。
注意してみると、サイドミラーのフレームの色も、ジェラトーニのボディカラーに合わせてあるのが分かりますね。
車両の後面
車両の後面には、ジェラトーニのシッポや後ろ足が表現されています。
この中でも目立つのが、ジェラトーニがお絵かきに使う、筆代わりのシッポですね。ぬいぐるみのジェラトーニは、シッポの先が白ですが、青色になっているのはシッポで絵を描くことを強調しているからでしょう。
そして、ダッフィーなんかとも同じ、ミッキーシェイプの肉球がついた足は、ジェラトーニの特徴のひとつで、そのまま表現されています。
いずれもジェラトーニの特徴をよく表しています。
側面
まず、運転席の側面ですが、ジェラトーニの名前のデザインが描かれています。
そして、このデザインは助手席側にもあります。
そして、ワゴンのボックス部の左右の側面を開くと中にはジェラトーニが描いた数々の絵が展示されています。
ワゴンの内側も、全体がジェラトーニと同じ生地で覆われているのが分かります。展示されている絵をもう少し拡大して見てみましょう。
展示されている絵には、ダッフィー&フレンズのキャラクター達がたくさん描かれているのがよく分かります。
絵を描くための筆やペイントが飾ってあるのも凝っていますね。そして、ホイールに目を移してみると、ホイールの色調がまさにジェラトーニと同じです。
それでは、右側面を見てみましょう。
そして地味ですが、ワゴンを開いた扉の部分にはディズニーシーのネームプレートがあります。
運転席
運転席と助手席には共に、ジェラトーニのシートカバーが取り付けられています。とてもかわいいですね。
しかも、運転席と助手席だけではなくシート全体が、ジェラトーニをイメージした色のふわふわな生地で覆われています。
ダッシュボードは、普通のワゴンを思わせる感じですが、ハンドルにはダッフィー&フレンズの絵が貼り付けられていました。
どこで見られるか?
体験会こそ絶好の機会
ジェラトーニ・ワゴンは例年、記念撮影会などの体験会を全国各地で実施していますので、最寄りの開催地に赴けば、無料でジェラトーニ・ワゴンを見ることができます。
体験会では、公園などの敷地にジェラトーニ・ワゴンを展示していて、観覧はもちろんのこと、一緒に写真撮影をすることができます。
展示中のワゴンは、ワゴンの側面をオープン状態にしていて、ジェラトーニが描いた様々な絵を鑑賞することができます。
鑑賞は順番待ちなどはなく、展示してあるジェラトーニ・ワゴンを自由に見ることができます。但し、ワゴンの正面付近は、通常、写真撮影のために立ち入る範囲が制限されます。また、乗車体験などはできませんのでご注意ください。
記念撮影は順番待ち
ワゴンの正面から撮影する記念撮影は、列に並んで順番を待つ必要があります。ディズニーのスタッフがシャッターを押してくれるので、好きな人と一緒にジェラトーニ・ワゴンの正面に並んで写真を撮ってもらえます。もちろん無料です。
順番待ちの時間は、混雑状況によってさまざまですが、朝一番で駆け付けるのが通常は一番すいています。
また、最近の傾向としては、この体験会は、地方で開催されるディズニーパレードと同時開催することが多いので、ディズニーパレードの開催時刻とその前後は比較的、混雑が少ないです。
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但し、その時間帯を狙えば、せっかくのディズニーパレードが見をことができなかったり、パレオード見物の良い場所を確保できなかったりしますので、ご注意ください。
体験会の開催は
ジェラトーニ・ワゴンの体験会は、このワゴンが始めて披露された2016年から始まり、2017年も全国各地で実施され、本年2018年も既に各地で実施されていて、今後も継続して実施されることでしょう。
体験会の実施は、通常、地方のお祭りやイベントに合わせて実施されるディズニーパレードと同時開催のことが多く、そのスケジュール・日程などはディズニーの公式サイトで確認することができます。
例年は年初にその年のスケジュールが発表されるものですが、年の途中で追加変更もけっこうありますので、気になる方は常日頃チェックするといいですね。
あなたの住む地域で急遽開催なんてこともあるかも知れませんから、見逃さないようにしたいものです。。
ジェラトーニワゴンに先駆けて登場した、ダッフィーの姿を表現したダッフィーバスも同様に体験会を毎年のように実施しています。これについても同様に、上記のディズニーの公式サイトにスケジュールが公開されていますので、興味がある方はどうぞ。
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